前年同期比では少年・男性向けコミック合わせてプラスは1誌のみ…少年・男性向けコミック誌部数動向(2016年10月-12月)

2017/02/09 11:00

専用の電子書籍・雑誌リーダーだけでなくパソコンやスマートフォン、タブレット型端末を用いたインターネット経由で漫画や文章を読む機会が多数設けられるようになったことで、人々の読書欲はむしろ上昇の一途にあるとの解釈もある。一方で紙媒体を用いた本は相対的な立ち位置の揺らぎを覚え、多分野でビジネスモデルの再定義・再構築を迫られる事態に陥っている。主に子供向けとして提供されているコミック誌業界においては、さらに子供の娯楽や価値観の変化も加わり、ビジネス的に厳しい立場に追い込まれ、よりリスクが低く新天地のように見えるウェブベースでの展開に移行する雑誌が相次いでいる。社団法人日本雑誌協会では2017年2月7日付で、四半期毎に更新・公開している印刷部数に関して、公開データベース上の値に最新値の2016年10月から12月分の値を反映させた。そこで今回は各雑誌が一般向けに、あるいは営業の中で提示する値よりもはるかに実態に近い、この公開された「印刷証明付き部数」を基に、「少年・男性向けコミック誌」の動向に関して複数の切り口からグラフ化を行い、現状を精査していくことにする。

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一誌ずば抜けた強さに変わりはないが…直近四半期の動向


データの取得場所の解説、「印刷証明付部数」など各種文中の用語の解説、諸般注意事項、同一カテゴリの過去の記事は一連の記事の解説ページ【定期更新記事:雑誌印刷証明付部数動向(日本雑誌協会)】で説明・収録済み。詳細はそちらで確認のこと。

まずは少年向けコミック誌。「週刊少年ジャンプ」が群を抜いている状況は前四半期から変わらず。今記事におけるもう一つの対象ジャンル「男性コミック誌」と合わせても、唯一のダブルミリオンセラー(200万部以上の実績)誌として君臨中。次いでやや年上の少年向け雑誌「週刊少年マガジン」、さらには小学生までの低年齢層向け(主に男子向け)雑誌「コロコロコミック」。

少し前までは「コロコロコミック」も合わせ3誌が100万部超えだったものの、「妖怪ウォッチ」によるけん引効果が切れ、同誌が脱落し、現在では「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」の2誌のみ……がこれまでのテンプレート的な説明ではあったが、数か月前に報道で伝えられた通り、そして前四半期分の記事で言及した通り、「週刊少年マガジン」も前四半期分で100万部の大台を割る値を計上することとなった。今四半期では100万部回復とのめでたいコメントはできず、さらに部数を減らしている。

↑ 2016年7-9月期と最新データ(2016年10-12月期)による少年向けコミック誌の印刷実績
↑ 2016年7-9月期と最新データ(2016年10-12月期)による少年向けコミック誌の印刷実績

今件「印刷証明付き部数」は現時点では2008年第2四半期以降の値が公開されている。それ以前の動向は把握できないが、少なくとも取得可能な値の限りでは、「週刊少年マガジン」が100万部割れを起こしたのは前四半期が初めてで、今回は2回目。このままでは冒頭部分の言い回しも「現在では100万部超えは『週刊少年ジャンプ』の1誌のみ」が定型文化してしまうかもしれない。

他方、トップを行く「週刊少年ジャンプ」だが、直近データで確認すると印刷証明付き部数は現在200万5833部。雑誌では返本や在庫本なども存在するので(返本率などは部数動向では非公開)、それを勘案すると最終消費者の手に渡る冊数は、これよりも少なくなる。雑誌の種類やジャンルによって返本率は大きな変動があるが、暫定値として1割から2割と試算すると(上場している取次会社の決算資料の限りでは、その値が大よそ平均値)、200万部を切ってしまう。ここ数年で電車の乗客を見渡した時に、コミック雑誌を手に持って読んでいる人が随分と減ったこと、また電車の棚や駅ホームのゴミ箱などでも見受けられなくなったことを思い返せば、毎週全国で200万人近い人が購入し目を通している状況は奇跡に近い。

もっとも同誌はピーク時となる1995年では635万部の値を出していた記録を目にするに、その4割足らずにまで落ちてしまった現状は、時代の流れを感じさせる。「このペースでは2020年前後には大台の200万部を切る可能性も否定できない」とは前四半期の言い回しだったが、今四半期では前倒しの形で2017年中になる可能性が現実のものとなって見えてきた。恐らくはその大台割れが、紙媒体としての雑誌にとって、一つの節目となるのだろう。前四半期における「週刊少年マガジン」の大台割れも、雑誌全体の歴史において一つの時代を刻んだ流れと考えれば、冷静に受け止めることもできる。

それこそヒーローものに登場する秘密兵器や必殺技のような、「何らかの起死回生策を見出せれば」との思いも多々ある。しかし消費者サイドの趣味趣向の多様化などを受け、雑誌そのものをけん引する大作が登場しにくくなっている昨今では、メジャー級のタイトル創生よりも、抜本的な施策転換こそが中長期的な戦略として必要なのだろう。

今回は脱落誌として講談社の「マガジンSPECIAL」が挙げられる。同誌は2017年1月20日発売・2月号での休刊となるため、厳密には今四半期まで数字の計上が可能ではあるが、色々と空気を読んだのだろう。前四半期までの値を反映させたグラフを示しておく。

↑ 雑誌印刷実績推移(マガジンSPECIAL)(部)
↑ 雑誌印刷実績推移(マガジンSPECIAL)(部)

コンビニなどでも良く見かけるメジャーな週刊コミック誌で、【週刊少年サンデーがダイナミックなリストラクチャリングをするという話】でも伝えた通り、大規模かつ大胆な組織構造改革宣言を行った「週刊少年サンデー」の部数は、今四半期では32万3250部。容易に取得可能な最古のデータとなる2008年の4月から6月期における86万6667部からは37%程度にまで部数を減らしている。

↑ 雑誌印刷実績推移(週刊少年サンデー)(部)
↑ 雑誌印刷実績推移(週刊少年サンデー)(部)

グラフの形状からも分かる通り、何度か大胆な改革により部数持ち直しの機運も見られたが、全体的な流れに逆らうまでには至っていない。今回の改革に関しても、現時点ではその成果は数字には現れていない。もっとも2015年8月に宣言を始めたのだから、今回の該当期間で成果を見せろとは難しい話であり、むしろ今後の動向に期待をしたいところ。手をかける部分が大規模かつ深刻なものであれば、その状況改善と成果が数字となって表れるのには、半年や一年の短期間では無く、数年もの時が必要とされよう。

ただしそこまで同誌そのものが現状の体制を維持できるのか、早ければ2017年中にも陥る可能性がある30万部割れが一つの節目となるのではないか。その点が不安ではある。

続いて男性向けコミック誌。

↑ 2016年7-9月期と最新データ(2016年10-12月期)による男性向けコミック誌の印刷実績
↑ 2016年7-9月期と最新データ(2016年10-12月期)による男性向けコミック誌の印刷実績

男性向けコミックは少年向けと比べると印刷部数の規模が小さく、また飛びぬけた値を示す雑誌が無いため、上位陣では比較的きれいな部数の差異による傾斜のグラフが生成される。また第4位以降の部数差異はごく少数で、ちょっとしたヒット作の登場があれば、順位が塗り替えられるかもしれない。

男性向けコミック誌では脱落、追加誌は無し。前四半期で抜けた「コミック乱ツインズ 戦国武将列伝」の穴を埋めるような雑誌が現れると良いのだが。

前四半期比較で動向精査…少年向けはプラスが3誌


続いて公開データを基に各誌の前・今四半期間の販売数変移を独自に算出し、状況の精査を行う。雑誌は季節でセールスの影響を受けやすいため、四半期の差異による精査は、雑誌そのものの勢いとはズレが生じる可能性がある。一方でシンプルに直近の変化を見るのには、この単純四半期推移を見るのが一番。

なおデータが雑誌社側の事情や休刊などで非開示になった雑誌、今回はじめてデータが公開された雑誌は、このグラフには登場しない。

まずは少年向けコミック誌。

↑ 雑誌印刷実績変化率(少年向けコミック誌)(2016年10-12月期、前期比)
↑ 雑誌印刷実績変化率(少年向けコミック誌)(2016年10-12月期、前期比)

今四半期で前四半期比によるプラス計上の雑誌は「別冊コロコロコミックスペシャル」「コロコロイチバン!」「コロコロコミック」の3誌。奇しくも「コロコロ三兄弟」とも表現されるコロコロシリーズの雑誌ばかり。いずれもプラス5%を超える、誤差判断を超えた確実な増加。

「コロコロ三兄弟」は先に少し触れたが、そして後述する通り、「妖怪ウォッチ特需」の反動で部数は減退の中にあった。今四半期ではいずれも盛り返しを示した形だが、これはリバウンドというよりは各誌に添付された付録がポイントだと考えられる。例えば「コロコロコミック2016年12月号」では「バディファイト限定カードドラゴンフォース3枚セット」「パズドラクロス コロコロ完全限定シリアルコード「タマゾーX赤龍契士ガディウス」「ベイブレードバースト ロストロンギヌス先行体験プロトタイプ」など、雑誌の対象年齢層で流行っているゲームなどに直接役立つアイテムがずらりと顔を見せている。

他のコロコロ系雑誌でも銀はがしのプレゼントやペーパーフィギュアの同梱など、手を変え品を変え、読者層のハートをつかむアイテムを提供しており、これが功を奏したと考えるのが妥当。大部数を見せる「コロコロコミック」でも明らかに、下落の流れをとどめた雰囲気のグラフが形成されている。

↑ 雑誌印刷実績変移(コロコロコミック)(部)
↑ 雑誌印刷実績変移(コロコロコミック)(部)

「妖怪ウォッチ特需」で得た勢いを飲み込み、その後の失速を半分程度に抑えることができたようにも見えるが、今後の動きに注目したい。

他方、誤差範囲内とも判断できる5%内の下げに留まった雑誌は8誌、それ以上の下げ幅を見せたのは3誌。特に「少年サンデーS(スーパー)」の下げが著しいが、これは前四半期における「赤井&安室祭り」(コナン特需)で発生した特需の反動。

↑ 雑誌印刷実績変移(少年サンデーS(スーパー))(部)
↑ 雑誌印刷実績変移(少年サンデーS(スーパー))(部)

特需発生直前の2四半期前の部数12000部と比較すると、333部の増加でしかない。特需の残り香というところか。

「妖怪ウォッチ」同様にコミック誌業界に大きなパワーを注入した「進撃の巨人」の特需で、かつて部数を伸ばした「月刊シリウス」だが、ようやく反動も収まり、部数も安定する形となった。今回は下げ幅も最小限に留まっている。しかし現状の1万部割れは芳しいとはいえず、少々の部数の変化でも大きな変化率となって表れてしまう。さらなるてこ入れ、あるいはけん引役の抜擢・創生が必要なのには違いない。

↑ 雑誌印刷実績変移(月刊少年シリウス)(部)
↑ 雑誌印刷実績変移(月刊少年シリウス)(部)

続いて男性向けコミック。

↑ 雑誌印刷実績変化率(男性向けコミック)(2016年10-12月期、前期比)
↑ 雑誌印刷実績変化率(男性向けコミック)(2016年10-12月期、前期比)

プラス計上をした雑誌は皆無。これは前四半期と変わらず。誤差範囲を超えた5%超の下げ幅は2誌、「アフタヌーン」と「ヤングアニマル嵐」。「ア二フーン」は数々の名作を生みだした重厚感のある月刊誌だが、今や部数は6万部台。今四半期では一気に前四半期から4000部以上の減退を示す形となった。

↑ 雑誌印刷実績変移(アフタヌーン)(部)
↑ 雑誌印刷実績変移(アフタヌーン)(部)

今回の下げ方はやや急な動きでもあり、気になるものには違いない。ただ講談社では電子版の積極展開を行っており、それが結果的に(一部で)影響している…との解釈もできなくはない。

5%超の下げ幅の雑誌が2誌のみなのは幸いだが、棒グラフの色がすべて赤系統の状況は決して好ましいものではない。関係各方面にとっては気が気でない実情ではある。

前年同期比で検証…年ベースでプラスは少年1誌のみ


続いて季節変動を考慮しなくて済む、前年同期比を算出してグラフ化する。今回は2016年10-12月分に関する検証であることから、その1年前にあたる2015年10-12月分の数字との比較となる。年ベースと少々間が開いた期間の比較となるが、雑誌の印刷実績で季節変動を除外し、より厳密に知ることができる。数十年もの歴史を誇る雑誌もある中で、わずか1年で数十パーセントもの下げ幅を示す雑誌も見受けられるが、それだけ雑誌業界は大きく動いていることを再確認させられる……とはかつて用いていた表現だが、最近では「見受けられる」ではなく「少なくない」と差し換えた方が良い状況となっている。

まずは少年向けコミック誌。

↑ 雑誌印刷実績変化率(少年向けコミック誌)(2016年10-12月期、前年同期比)
↑ 雑誌印刷実績変化率(少年向けコミック誌)(2016年10-12月期、前年同期比)

「赤井&安室祭り」(コナン特需)の発生した「少年サンデーS(スーパー)」だが、その余韻分が幸いし、少年向けコミックでは唯一誤差範囲内の下げ。それ以外はすべて5%超の下げを計上している。

コロコロ系列は「妖怪ウォッチ」特需の反動がまだ響いているために不可抗力の面もあるが、それ以外の雑誌でも1割2割は当たり前な厳しい実態を再認識させる結果ではある。とりわけ「サンデージェネックス」は年間で3割もの減退という、極めて厳しい状態。絶対数もすでに1万部となっており、早急な対策が求められる状況に違いない。

水曜発売の週刊誌として相並び紹介されることが多い、そして昨今では上記の通り100万部割れで注目を集めた「週刊少年マガジン」と、その宿命的ライバルな存在の「週刊少年サンデー」の部数動向は次の通り。

↑ 雑誌印刷実績変化率(週刊少年サンデー/週刊少年マガジン)(部)
↑ 雑誌印刷実績変化率(週刊少年サンデー/週刊少年マガジン)(部)

「週刊少年マガジン」の方が部数は約3倍多いが、部数の下げ方もやや急で、その差は少しずつだが縮まりつつある。このような形での競争ではなく、双方とも上昇機運の中での競り合いを見せてほしいものだが。

続いて男性向けコミック。

↑ 雑誌印刷実績変化率(男性向けコミック誌)(2016年10-12月期、前年同期比)
↑ 雑誌印刷実績変化率(男性向けコミック誌)(2016年10-12月期、前年同期比)

誤差範囲ではあるが、プラスを計上したのは1誌、「コミック乱ツインズ」。先に姉妹誌、いや兄弟誌の「コミック乱ツインズ 戦国武将列伝」が休刊し、「コミック乱三兄弟」ならぬ「コミック乱コンビ」となってしまったが、同誌は「コミック乱」同様にそこそこな部数計上を継続している。

↑ 雑誌印刷実績変化率(コミック乱ツインズ)(部)
↑ 雑誌印刷実績変化率(コミック乱ツインズ)(部)

堅い購読層を有していることもあるが、頼りになる数字動向には違いない。この1、2年はやや下がり気味だが、昨今の出版界隈の状況を見れば、むしろ大健闘と解釈しても良い。

その「コミック乱ツインズ」を除けば、すべてがマイナスを計上。しかも下げ幅はさらに大きく、誤差領域を超えているのは9誌、10%以上の下げ幅は5誌に至る。有名どころ、コンビニなどでも多々目に留まる雑誌が軒並み名を連ねているのを見るに、もの悲しさを覚えるものがある。同時に「そういえば最近になって立ち寄り先のコンビニで見かけなくなったな」と思い返した雑誌も複数あるだけに、複雑な心境にも追いやられる。

とりわけ週刊誌の中では著名な「モーニング」が1割以上の下げ幅を計上したのは驚愕ではある。

↑ 雑誌印刷実績変化率(モーニング)(部)
↑ 雑誌印刷実績変化率(モーニング)(部)

この1、2年では下げ幅を加速しているようにも見える。留意が必要だろう。

なお前年同期比で10%以上の下げ幅を計上した男性コミック誌のうち、現状が10万部以上の雑誌は2誌、「モーニング」と「イブニング」。数万部の部数ならばまだ誤差とも解釈は不可能ではないが、10万部を超えているとなれば明らかな低迷感の表れと見なさざるを得ない。



本文の複数か所で触れている通り、またゲームタイトルそのものや周辺アイテムの現状からも分かる通り、一部の雑誌業界に旋風を巻き起こした「妖怪ウォッチ」の特需効果は今やその残り香を楽しむ、あるいは過去の事象としてその影響がグラフ上に表れている程度のものとなっている。シリーズ最新作も登場したが、かつてのような特需の気配は見られない。一部では特需を飲み込んで地盤固めに成功したと見られる雑誌もあるが、多分は元ある状況に戻しを見せている。

現在は電子書籍、ウェブ漫画が浸透する中で、小規模書店の閉店、コンビニでのコミック誌のシュリンク化・棚からの撤去が続き、紙媒体を手に取る機会が減少している。漫画を提供し、市場を支えていくための仕組みも選択肢が増え、領域が広がり、これまでとは異なる発想が求められつつある。これまでは馬車でしか行き来できなかった場所への輸送ビジネスが、バスや電車、飛行機などが登場し、馬車業界において顧客が奪われているような展開とも表現できる。

なお今件の各値はあくまでも印刷証明部数であり、紙媒体としての展開動向。コミック誌の内容が電子化されて対価が支払われた上でダウンロード販売された場合、その値は反映されない。そして電子雑誌の利用性向も確実に上昇している。そのため、印刷証明部数が減少を続けても、各雑誌、コミックそのものの需要がそれと連動する形で減退しているとは限らないことは認識しておくべきである。本文中で「アフタヌーン」の動向に関して言及した講談社をはじめ、出版社の中には市場の需要に合わせて積極的に電子化を進め、コンテンツの提供ができれば、そしてビジネスとなるのなら、紙媒体であろうが電子書籍(雑誌)であろうが気にならないとの姿勢を示すところもある。結果として当然ながら、紙媒体の印刷数は減ってしまうが、それは雑誌全体の売れ行きが低迷したのではなく、あくまでも紙刷りの雑誌の部数が減ったまでに過ぎない(それ自身は大きな問題には違いないのだが)。

便宜性、利点を思い返せば、紙媒体による雑誌そのものが無くなることはありえない。しかし今後さらに紙媒体としてのビジネスの上では過酷な状況が待ち受けている。これから紙媒体の市場が広がり、売上がアップするような未来は想像しがたい。その厳しい実情の中で理性を失わず、コンテンツを提供する自らの立場を誇りとし、環境の変化に合った施策を取るか否か。その点にこそ、各雑誌社、雑誌編集部局の実力と本質が現れるのではないだろうか。


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