野菜をもっとも食べるのはどの地域の人だろうか(最新)

2019/01/10 04:43

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2018-1219厚生労働省は2018年12月12日、「平成29年国民健康・栄養調査」の報告書を発表した。今回発表分の報告書では地域ブロック別の動向を複数項目で取得することができる。今回はその中から、野菜類の摂取量動向を確認し、地域で違いが生じているのか否かを見ていくことにする。

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「平成29年国民健康・栄養調査」の結果による野菜類の平均値はすでに【増える肉類、減る魚介類、そして野菜はどうだろう?…魚介類・肉類の摂取量をグラフ化してみる(最新)】で記した通り、全体で276.1グラムとなっている。なお今件の野菜類とは緑黄色野菜や葉物、淡色野菜、さらには野菜ジュースや漬物も含まれる。果実類やいも類は含まれない。

↑ 野菜類の摂取量の平均値(男女計、年齢階層別、グラム/日)(2007年、2017年)(再録)
↑ 野菜類の摂取量の平均値(男女計、年齢階層別、グラム/日)(2007年、2017年)(再録)

それでは地域別で野菜類の摂取量に違いは生じているのだろうか。その実情を確認した結果が次のグラフ。なお「関東I」とは埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、「関東II」は茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、「近畿I」は京都府、大阪府、兵庫県、「近畿II」は奈良県、和歌山県、滋賀県、「北九州」は福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、「南九州」は熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県が該当する。また、平均値は単純に各回答者の値を足して回答者数で割ったもの、中央値は回答者を回答値の順に並べて人数の上で半数の場所にいる人の回答値を示したものである。

↑ 野菜類摂取量(1歳以上、一日あたり、地域別、グラム)(2017年)
↑ 野菜類摂取量(1歳以上、一日あたり、地域別、グラム)(2017年)

全国平均摂取量は270.0グラム、中央値は240.2グラム。平均値、中央値ともに最高値を示したのは北陸だが、これは前回年の2015年の結果と同じ傾向であり、単なるイレギュラー的なものでは無いようだ。先行する記事【食塩摂取量がもっとも多いのはどの地域の人だろうか】で解説した食塩の摂取量動向と同じであり、興味深い結果ではある。

他方最少値は平均値では近畿IIだが、中央値は近畿I。近畿の人は野菜をあまり摂らない傾向があるのだろうか。近畿IIでは平均値と中央値の差もさほど大きなものでは無く、偏った傾向が生じているわけでも無いため、近畿II全体としての傾向のようだ。

低めの値が出ているのは近畿以外では北九州や北海道、東北。このうち北海道や東北、近畿Iでは野菜類に限らず、食品群そのものの摂取量が少ない結果が出ている。

↑ 食品摂取量(1歳以上、一日あたり、地域別、グラム)(2017年)
↑ 食品摂取量(1歳以上、一日あたり、地域別、グラム)(2017年)

平均的なエネルギー摂取量に違いは確認できないので、寒地ならではの食事情の結果が表れているのかもしれない。近畿Iが北海道や東北と同じ傾向を示しているのは興味深いところではあるのだが。


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