バレンタインデーに向けてチョコはいつ買われるのか…日々のチョコレート購入性向をグラフ化してみる(最新)

2018/01/29 05:12

2018-0128先行記事【日本のチョコレートなどの消費傾向をグラフ化してみる】において、総務省統計局が定期的に調査を実施し、その結果を公知している【「家計調査」】を基に、バレンタインデーにちなんで日本の地域別におけるチョコレートやチョコレート菓子の消費傾向を金額面から確認した。今回は別の視点から同じく「家計調査」の公開値を用い、バレンタインデーにまつわる人々の消費動向を見ていくことにする。

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家計調査では二人以上世帯(原則夫婦世帯)においてのみ、日次の動向に関わる調査も行われている(【家計調査のデータを探す前に】)。世の中全体の動向を推し量るのには総世帯(単身世帯+二人以上世帯)の値が望ましいのだが、存在しない以上仕方が無いので、この二人以上世帯における日々の支出(=消費)額を元に、「チョコレート」や「チョコレート菓子」がバレンタインデーに向けてどのように買い進まれていくのかを確認する。

現時点で日次データが取得できるのは2017年11月分まで。そこで前年度に該当し、バレンタインデー関連の動向を推し量れるように、2016年12月から2017年3月までの日々の支出に関して、「チョコレート」「チョコレート菓子」の金額を確認する。

加えて今回は「他の洋生菓子」も追跡項目として追加する。これはバレンタインデーはともかく、その翌月のホワイトデーで対象となる種類の菓子が多分に含まれるからである(なお「キャンデー」も単独項目として「家計調査」には用意されているが、バレンタインデー・ホワイトデーともに特異な動きは無かったので、今回は省略する)。「他の洋生菓子」の具体例は【収支項目分類及びその内容例示(平成27年(2015年)1月改定)】によると次の通り。

●他の洋生菓子
・エクレア シュークリーム
・ワッフル クレープ バームクーヘン
・アップルパイ
・ロールケーキ パウンドケーキ マドレーヌ
・ババロア ムース
・スイートポテト

↑ 二人以上世帯における品目別・日次平均支出額(円、2016年12月-2017年3月)
↑ 二人以上世帯における品目別・日次平均支出額(円、2016年12月-2017年3月)

日取りによる影響も少なくないが、2017年のバレンタインデーでは2月13日(月曜)の購入額が最多で、11日(土曜、建国記念の日で祝日)と比べて12日(日曜)はやや額が落ちる。仕事帰りにバレンタインセールをしている店や駅の売店で調達した人が多かったのかもしれない。ただし14日当日(火曜)でも購入額は124.12円とそれなりな額を示しており、当日に購入して手渡しをするパターンもあるのだろう。

また「チョコレート菓子」はバレンタインデーやホワイトデーに関して、イレギュラー的な動きは無い。バレンタインデーなどはあくまでもチョコレートのイベントであり、チョコレート菓子はほとんど無視されると見てよい。

ホワイトデーといえばキャンデーやマシュマロのような洋菓子がイメージされるが、キャンデーについてはほとんど動きが無いものの、「他の洋生菓子」は明らかにホワイトデーに向けた上昇ぶりを見せている。ただし額面はバレンタインデーの「チョコレート」にははるかに及ばず。興味深いのはホワイトデーの直前に当たる3月12日(日曜)にも「チョコレート」の販売額が伸びていること。ホワイトデー用のギフトとしても、チョコレートの類が用いられる事例は少なからずあるようだ。

なお「他の洋生菓子」はクリスマスから正月にかけてもピークが生じており、12月24日と12月31日、そして1月2日に大きな伸びが確認できる。額面はホワイトデーより大きいほど。これは【お正月に洋生菓子が売れてるのって、やっぱり......】でも示唆しているが、コンビニにおける年末年始向けのスイーツ群が多分に影響していると考えられる。

ちなみにバレンタインデーにおいては、チョコレートだけで無くケーキの類もギフトとして用いられるケースがある。しかし2017年においては明確な支出額の上昇振りは見られなかった。

↑ 二人以上世帯における品目別・日次平均支出額(円、2016年12月-2017年3月)(ケーキ)
↑ 二人以上世帯における品目別・日次平均支出額(円、2016年12月-2017年3月)(ケーキ)

12月24日は当然クリスマスイブ、そして3月3日はおそらくひな祭りのためにケーキが買われているものと考えられる。さらに興味深い話だが、バレンタインデーやひな祭りでは見られない現象として、クリスマスイブの翌日、クリスマス当日にも「ケーキ」は高い値を計上している。イブでは無くてクリスマス当日にケーキをたしなもうとの動きに加え、ピークとなるイブを過ぎてセールス価格となったケーキを購入するパターンも少なからずあるのでは無いだろうか。


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