買った商品の感想のソーシャルメディアへの書き込み、どれぐらいしてる? 米国の人に聞いてみました

2017/01/20 05:11

インターネットが意思疎通、他人への情報発信のハードルをこれまでに無いほどまでに下げたことは誰も否定できない。それを成すツールの普及浸透で、大いに飛躍した分野の一つが、商品に関わる感想・評価(レビュー)の世界。多数の人が商品やサービスの実体験を通販サイトのコメント欄やブログ、ソーシャルメディアに書きこみ、それがコンテンツとして多数の人の目に留まり、行動性向にも影響を与えるようになった。今回はアメリカ合衆国におけるソーシャルメディアへの書き込みやレビュー、そしてそれが購入判断に与える影響に関して、同国の民間調査会社PewResearchCenterが2016年12月19日に発表した調査報告書【Online Shopping and E-Commerce】を元に確認していくことにする。

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今調査の調査要綱は先行記事【日頃からネット経由で買い物をしている大人は約8割…米国のオンラインショッピング実情を探る】を参照のこと。

最初に示すのは商品を購入したりサービスを享受した際、その後に商品自身やそれを提供した企業に感じたこと、経験したことをソーシャルメディアに書きこんだ経験があるか否か。大人全体では4割近い人が経験ありとしている。

↑ 自分が商品や企業に対して感じた事や経験した事をFacebookやTwitterのようなソーシャルメディア上に書いたことがある(2015年冬、アメリカ合衆国)
↑ 自分が商品や企業に対して感じた事や経験した事をFacebookやTwitterのようなソーシャルメディア上に書いたことがある(2015年冬、アメリカ合衆国)

ソーシャルメディアを利用していなければ感想などを書き込むことは不可能なため、今値は当然ソーシャルメディアの利用性向にも大きく影響を受ける。その影響もあり、若年層ほど高い値を示している。30歳未満では実に5割強が経験ありとしているが、65歳以上では1割程度しかいない。見方を変えれば、高齢層向けの商品のレビューは絶対量として少ないと見ることもできる。

上記グラフは経験の有無だが、では実際にどの程度の頻度でレビューをしているか。今件は単にレビューとの説明なので、ソーシャルメディア上への記載以外に、評価専用サイトや通販サイトのコメント欄への記載も該当する。単に良し悪しをポイント制で割り振るだけのシンプルなリアクションも含まれる。

↑ 自分の購入した商品や受けたサービスに対し、どれほどの頻度でレーティングやレビューをしているか(2015年冬、アメリカ合衆国)
↑ 自分の購入した商品や受けたサービスに対し、どれほどの頻度でレーティングやレビューをしているか(2015年冬、アメリカ合衆国)

「しない」は元々レーティングやレビューの類を行うサイト、ソーシャルメディアにアクセスしない、さらにはインターネットを利用していない人も含まれる。いずれにせよ、大人の4割前後は商品に関わるレビューを書き込むのとは無縁。時折書き込む人は4割から5割で、頻繁に成す人は1割程度。「レビューを実際に書き込む人は数%に過ぎない」との話は日本ではよく聞くが、アメリカ合衆国ではもう少し比率は上のようだ。ただし今件は簡単な操作で入力できるレーティングも含まれるため、レビューに限定するともう少し値は下になるかもしれない。

ではそれらレーティングやレビューは、それを読む側からはどの程度役立つものとなっているのか。3つの項目から感想を求めた結果が次のグラフだが、ほとんどの人が何らかの形で参考にしている、役立っているとの認識を有している。

↑ レーティングやレビューは次の事柄にどれほど役立つと考えているか(2015年冬、アメリカ合衆国)
↑ レーティングやレビューは次の事柄にどれほど役立つと考えているか(2015年冬、アメリカ合衆国)

商品やサービスの安全性、購入すべきか否かの判断、企業の顧客への姿勢、すべての観点で、4割強の人が大変役に立つと認識し、4割前後がそこそこ役に立つと実感している。合わせると8割強がレビューやレーティングは商品選択、購入決断の際に役立つと考えている。少し役立つをあえてネガティブに判断しても、否定派は1割強でしかない。

今件はあくまでもアメリカ合衆国の実情であり、しかも1年強前の調査の結果。インターネットにアクセスできる環境がさらに整備され、レビューの仕組みも高度化・多様化が進み、ソーシャルメディアが日常にさらに食い込んでいる現状では、もう少し値は積極的なものとなっているものと考えられる。日本ではどのような状況なのか、類似調査の日本での展開も期待したいところだ。


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