インターネットのニュースを見る時に使う機器は何だろうか(2016年)(最新)

2016/11/27 11:10

腰を据えてじっくりと目を通すだけでなく、ちょっとした時間の合間にもニュースを取得したくなる機運は多々生じる。だからこそかつて電車やバスの中では多くの人が新聞を手にして目を通し、職場や待合場でも新聞は大いに人気を博していた。しかし今ではスマートフォンやパソコンを用い、ニュースをもっと気軽に、リアルタイムで取得する人が多分に及んでいる。人々が求めるものはニュースそのもので、新聞紙では無かった次第である。ではインターネットでニュースを読んでいる人は、どのような機器を利用しているのだろうか。今回は財団法人新聞通信調査会が2016年10月24日に発表したメディアに関する全国世論調査の結果をもとに、その実情を確認していくことにする(【発表リリース:2016年メディアに関する世論調査結果】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【じわりと下がるメディアへの信頼度、震災以降加速化か(2016年)(最新)】を参照のこと。

先行する記事で解説しているが、今調査対象母集団においてインターネットを用いてニュース(と回答者が認識できる情報)を取得している人は全体で69.6%、「毎日」の閲覧頻度で限れば42.9%に達している。その人たちに、インターネットでニュースを見る際にどのような機器を用いているのかに関し、複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ インターネットニュースを見る時に使用する機器(複数回答、見る人限定、2016年度)
↑ インターネットニュースを見る時に使用する機器(複数回答、見る人限定、2016年度)

スマートフォンあるいは従来型携帯電話を用いている人が77.2%で最上位。多分にスマートフォンであることは容易に想像ができるが、今調査では分離した形での問い合わせをしていないため、実情は不明。次いでパソコンが45.6%、タブレット型端末が13.5%と続く。「その他」は家庭用ゲーム機やスマートテレビだろう。

今件を性別・年齢階層別に確認したのが次のグラフ。あくまでもインターネットニュースを読んでいる人、つまり少なくともインターネットを利用している人に限定した回答率であることに注意。

↑ インターネットニュースを見る時に使用する機器(属性別、複数回答、見る人限定、2016年度)
↑ インターネットニュースを見る時に使用する機器(属性別、複数回答、見る人限定、2016年度)

スマートフォンなどによる利用率は男性よりも女性が高く、パソコンは男性の方が高い。それぞれ日常生活・就業時の利用性向がそのまま反映されている。年齢階層別では40代まではスマートフォンなどが9割前後と高く、30代まではパソコンの値は3割前後に留まっている。40代を過ぎると、パソコンの利用率が跳ね上がり、同時にスマートフォンなどの値が落ち、両者は60代で逆転する。それぞれの端末の普段における使われ具合が見えてくる。

他方、タブレット型端末は性別や年齢階層別の利用性向にさほど変わりはない。20代がやや低い程度。端末そのものの利用性向と同じく、絶対値は低めなものの、属性による差異が出にくい、稀有な普及状況にあることがあらためて確認できる。多分に個人ベースでは無く、世帯ベースでの所有・利用がなされていることの裏付けとも言えよう。

やや余興になるが、これをインターネットニュースの利用者では無く、全体比を算出した結果が次のグラフ。それぞれの機器の普及率も反映されたもので、利用実態を把握するのにはこちらの方が分かりやすいかもしれない。

↑ インターネットニュースを見る時に使用する機器(属性別、複数回答、全体比、2016年度)
↑ インターネットニュースを見る時に使用する機器(属性別、複数回答、全体比、2016年度)

全体比でも18歳から30代までは9割超、40代まで合わせても8割超えで、スマートフォンなどを用いてインターネットニュースを閲読している。頻度までは分からないものの、端末の利用性向からは、決して低い頻度ではないことは容易に推測できる。大いに注目すべき結果には違いない。


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