全体では3/4、中高生なら9割近くが毎日…ソーシャルメディアの利用頻度をグラフ化してみる(2015年)

2015/07/31 08:00

インターネット回線の浸透とパソコンやスマートフォンなどをはじめとしたアクセス環境の普及により、もっとも恩恵を受けたサービスの一つがソーシャルメディア。掲示板や電子メール、アップローダーなどこれまでの各ウェブサービスを包括して利用者相互の意思疎通を容易にした、集大成的ツールだが、特に機動力が高いスマートフォンとの相性の良さが受け、今では多くの人の日常生活には欠かせない存在となっている。そのソーシャルメディアを利用している人は、どの程度の頻度で使っているのだろうか。総務省が2015年7月17日に発表した「通信利用動向調査」の公開値を用い、実情を確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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全体では3/4強が毎日アクセス


今調査の調査要項は先行記事【自宅パソコンのネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

次に示すのはソーシャルメディアを使っている人(インターネット利用者の47.3%、調査対象母集団全体比では32.8%)において、どの程度の頻度でアクセスしているかを尋ねたもの。赤系統ほど高頻度、青系統ほど低頻度の利用状況となる。

↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)
↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)

全体では76.5%が毎日、17.0%が週一以上。ほとんどの人が習慣的に使っている実情が確認できる。

男女別では中堅層までは女性、高齢層になると男性の方が利用頻度が高い(一部例外もあるが)。そして概して歳が若いほど高い利用頻度を示している。さすがに6-12歳(小学生)では毎日使っている人は半数程度しかいないが、13-19歳(中高生)になると約9割が毎日使うようになる。もっとも20代に入っても8割強が毎日利用派。

この「若年層ほど高頻度」は年齢との連動なのか、それとも世代連動なのかは現時点では分からない。極論として10年後に同じ調査をして10年区切り部分の回答値が1区分ずつ右にずれるようならば年齢連動では無く世代連動といえる。もっとも、ソーシャルメディア自身の便宜性・操作性の向上や必要性・重要性の積み増し、操作する端末の高性能化などを考えれば、年単位における年齢区分での上昇、例えばシニア層でも毎日利用者が増えるような状況は十分に考えられる。

回答者の世帯年収別、及びソーシャルメディア利用時の機器種類別アクセス頻度は次の通り。ただし機種別の場合は「その機種”でも”アクセスしている人の頻度」であり、「その機種”のアクセス時における”頻度」ではないことに注意。もっとも、機種別回答値の累計とソーシャルメディア利用者数から概算した、平均重複機種数は1.26でしかなく、多くの人はスマートフォンならスマートフォンのみでソーシャルメディアを使っていることが考えられる。

↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)(属性別)
↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)(属性別)

実のところ年収別の差異はほとんどない。ソーシャルメディアは基本的に利用は無料であり、課金制の部分は無きに等しく、ふところ事情によるハードルはほとんど無い。ただし微妙に高年収ほど高頻度の結果が出ているのは、仕事などで使う人がいるからだろうか。

他方利用機種別では、スマートフォン利用者によるアクセス頻度が最も高く、タブレット型端末が続く。その他(ゲーム機など)や従来型携帯電話では利用頻度は低い。アクセスそのものが難儀するからかもしれない。

都道府県別利用頻度を確認してみる


半ば酔狂的な話ではあるが、都道府県別のソーシャルメディア利用頻度を確認したのが次のグラフ。最高利用頻度に該当する「毎日利用者」の値を抽出したものだが、最大値と最小値との間で20%ポイント近い差が出ている。

↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)(毎日利用者)(都道府県別)
↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)(毎日利用者)(都道府県別)

↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)(毎日利用者)(都道府県別)(上位15地域)
↑ ソーシャルメディアの利用頻度(2014年、利用者限定)(毎日利用者)(都道府県別)(上位15地域)

もっとも高頻度でソーシャルメディアを使っているのは沖縄県。次いで岩手県、岐阜県、神奈川県。グラフ化は略するが、もっとも頻度が低いのは鳥取県の67.6%、次いで栃木県の67.8%、長野県の69.7%。

利用頻度に関しては地域別の傾向や特性は特に確認できない。人口密集地ほど高頻度、南にいくほど利用頻度が高いなどのような、何らかの値との連動性は見出せなかった。何か関連性を持つ値があれば面白かったのだが。見方を変えれば、インターネットによる提供サービスで地域との関係要素が無い以上、傾向的な違いは生じ得ないのかもしれない。


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