都道府県別のオンラインゲーム利用状況を探る(2015年)

2015/07/29 08:00

先行記事となる【オンラインゲームの利用状況を探る】において、総務省が2015年7月17日に発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、オンラインゲームのプレイ状況を確認した。今回は都道府県別にその動向をチェックしていくことにする。オンラインゲーム全体、そして有料課金制のオンラインゲームがもっとも遊ばれているのはどの地域だろうか(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行する解説記事【自宅パソコンのネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

次に示すのは2014年末時点で調査対象母集団全体における、オンラインゲームをプレイしたことがあるか否かを尋ねた結果。ここにおけるオンラインゲームとは、用語説明書では「インターネットを利用し、多人数で同時に同じゲーム進行を共有することができるゲーム」と説明されている。多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲームの類に限らず、ソーシャルゲームなども該当すると見て良い。また全部無料でプレイできるものに加え、有料制のもの、そして基本は無料だが特殊な環境や設定を利用する場合には課金を行う(例えばアイテム課金)もすべて含まれる。さらに機種は特定していないので、パソコンでもスマートフォンでもかまわない。

また当然都道府県別では、その地域に居住する回答者に占める比率となる。値が高いほどプレイヤーの数そのものが多い訳では無い。例えば北海道は17.7%とあるので、6歳以上の北海道居住者のうち17.7%が2014年の1年間でオンラインゲームで遊んだ経験があることになる。

↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)
↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)

↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)
↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)

全体平均では15.9%。ただし上位15位地域に平均値以上がすべて収まっているのを見ると、プレイヤーが多い地域と少ない地域で格差が激しいことが分かる。

最大値は神奈川県の20.2%で、唯一の2割超え。次いで大分県、大阪府、福岡県、東京都でここまでが18%。ちなみに最下位は岩手県の10.5%、次いで沖縄県の10.6%。大よそ2倍の差が出ている。

これが有料のオンラインゲーム、具体的には月極めの料金制以外に基本無料だがアイテムやアバターなどへの課金なども含む、となると利用率はグンと下がり、利用性向にも変化が生じてくる。全国平均は3.8%、最上位は北海道と東京都が同率の5.7%。

↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)
↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)

↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)
↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)

北海道はともかく東京や神奈川、大阪などは人口も多いのだが、利用者率も多いため、実質的に利用者数ではさらに上位に位置することになる。また単なるオンラインゲーム利用率同様、平均値より上位陣が15位以内にすべて収まっているため、上位地域と下位地域の差が大きく出ていることが分かる。

北海道や東京、茨城、神奈川では6歳以上全員のうち5%超、つまり20人に1人は有料のオンラインゲームをプレイしている計算になる。老若男女を問わずであることを思い返せば、結構高い比率に違いない。



これらの値を算出した元値、つまり該当者数そのものも原データには存在するが、各都道府県毎に回答者数ベースでウェイトバックはかけてあるものの、誤差を考慮するとそのままの値を用いて云々するのはあまり好まれないので、今件では省略しておく。

それでもなお、「各地域の人口比では無く、絶対人数での動きも知りたい」との意見もあることから、オンラインゲーム・有料オンラインゲームそれぞれにつき、該当者の最上位地域を1.00とした時の相対値につき、上位地域のランキングを計算してグラフにしておく。

↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者数(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)
↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者数(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)

↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者数(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)
↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者数(2014年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)

やはり人口密集地となる東京、神奈川、大阪の値が高めに出ている。オンラインゲームはインターネットを経由して行うため、距離感・地域性はさほど影響がないはずだが、広報宣伝活動などでは、これらの値を見ながら効率的な展開を考えてしまうのだろう。


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