中高生はスマホが一番、20代から30代はパソコンとスマホが均衡…最もよく使うインターネット接続機器とは(2015年)

2015/07/22 08:00

先行記事【インターネット機器としての個人の携帯電話やパソコン利用率をグラフ化してみる】で総務省が2015年7月17日に発表した「通信利用動向調査」の公開値から、インターネットを利用する機器は多様化しており、特にスマートフォンやタブレット型端末の躍進が著しい現状について解説した。それでは数あるアクセス機器のうち、どれが一番よく使われている、つまりどの機種が「メインのインターネットへの窓口」として認識されているのだろうか。その実態について確認をしていくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行する記事【自宅パソコンのネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。そして【個人ベースでは82.8%…インターネット普及率の推移をグラフ化してみる】で説明の通り、インターネット普及率は直近の2014年末では82.8%との値を示している。

↑ 過去一年間のインターネット利用経験(2014年末、無回答者除く全員対象)
↑ 過去一年間のインターネット利用経験(2014年末、無回答者除く全員対象)

インターネットにアクセスする際には一つ、あるいは二つ以上の機器を窓口にする。例えばパソコン、従来型携帯電話、スマートフォン、家庭用ゲーム機、インターネットへのアクセス機能を持つテレビ(テレビ受信機)。それらの中で「もっともよく使っている」機器を尋ねたのが今回の精査対象項目である(自宅内外の利用を合わせた上での話)。

結果としては自宅のパソコン(PC)が最多回答となった。全体では5割近く。次いでスマートフォンが29.1%との形。

↑ 家庭内インターネット利用の際の主な機器(インターネット利用者限定)(2014年末、単一回答)
↑ 家庭内インターネット利用の際の主な機器(インターネット利用者限定)(2014年末、単一回答)

パソコンとスマートフォンのように、複数のアクセス可能な機器を所有していても、使える状況下なら、より便利な機器を使うのが普通。ノート、あるいはデスクトップいずれにしても、パソコンを使う人がもっとも多いのは道理が通る。

見方を変えるとインターネットを使っている人で、すでに3割近くの人は「ネット端末としてはスマートフォンを一番よく使う」と認識していることになる。そして1割近くがまだ従来型携帯電話。タブレット型端末も3.5%とそれなりの値を示している。

これを回答者の世代別に見たのが次のグラフ。

↑ 家庭内インターネット利用の際の主な機器(インターネット利用者限定)(2014年末、単一回答)(世代別)
↑ 家庭内インターネット利用の際の主な機器(インターネット利用者限定)(2014年末、単一回答)(世代別)

小学生はパソコンが一番だが、次にゲーム機などが付く。その割合、実に2割超。昨今では家庭用ゲーム機でもインターネットアクセスが前提となるゲームが増えており、もっともよく使う端末としてゲーム機を挙げるのも当然かもしれない。次いでタブレット型端末が15.9%と上位に付き、スマートフォンなどを超えた状態。学習用や遊戯用として保護者がタブレット型端末を与えて、それを利用している実態が確認できる。

13歳から19歳、実質的には中学高校生では、もっともよく使われているのはスマートフォン。ついでパソコンが続き、事実上その2種類が主なインターネット接続機器となる。学校でもパソコンを用いていることは容易に想像ができるが「一番よく使っている」のはごく少数でしかない。

そして歳を重ねるに連れて「パソコン増加」「従来型携帯電話増加」「スマートフォン減少」との一貫した動きが見える。これはシニア層になるほど、業務の上で、または画像の大小や操作のしやすさやこれまでの慣れで、所有しているのならパソコンの利用を優先、そしてモバイル系端末としてはスマートフォンを嫌い、従来型携帯電話を好む傾向があるからに他ならない。スマートフォンと従来型携帯の回答値における転換点は50代から60代。それ以前はスマホが、それ以降は従来型携帯電話が有利になる。多く使われていることになる。

先行する記事における「単に利用する端末の比率」でも50代から60代のラインは、スマートフォンと従来型携帯電話の境目であることが確認されている。前年2013年分ではこのラインは40代から50代だった。1年で回答者自身の世代シフトが進むことは有り得ないので、世代シフト以上の速さでスマートフォンの浸透が進んでいるのだろう。


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