観ているのは7割強、そのうちスマホメインが3割強…子供たちのネット動画視聴動向を探る(最新)

2020/10/30 05:01

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2020-1020インターネット回線の高速化と動画再生技術の飛躍的な進歩、スマートフォンの普及に伴い、かつて双方向性のテレビ電話的なものとして未来技術の一つに挙げられた、機動力が高く利用者が自在に操作できる、利用ハードルの低い動画視聴エンターテインメントが、スマートフォンと動画配信・共有サイトによって現実のものとなりつつある。それに伴い、保護者が環境を提供することにより、幼少時の子供たちも動画を楽しむ機会が増えている。今回は総務省情報通信政策研究所が2020年9月30日に発表した「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」などの調査結果を基に、その実情を確認していくことにする(【情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査】)。

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調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間】を参考のこと。

次以降に示すのは、調査対象母集団の回答者のうち、自分の子供がいて、しかもその子供が12歳以下(2016年調査分までは2-12歳)である人に限った調査結果。該当する子供が複数いる場合は、一番年下の子供(2017年調査分までは一番年上)について答えてもらっている。あくまでも保護者の目から見た動向で、子供の利用実態とは多少のずれが生じている可能性はある。また、調査対象の条件が頻繁に変わっているため、厳密には連続性は無い。

最初に示すのは、該当する子供がインターネット動画を観ているか否か。頻度や機種などは一切問われておらず、「観ているか否か」との問いから判断できる状態を示している。

↑ インターネット動画を観ているか(2016年までは2-12歳対象・2017年以降は12歳以下対象、保護者回答、複数該当者存在時には2017年までは一番年上に対して・2018年以降は一番年下に対して、択一回答)
↑ インターネット動画を観ているか(2016年までは2-12歳対象・2017年以降は12歳以下対象、保護者回答、複数該当者存在時には2017年までは一番年上に対して・2018年以降は一番年下に対して、択一回答)

観ている人は71.6%。12歳以下の子供の7割強がインターネットの動画を観ている実情に驚きを覚える人もいるだろう。

ではインターネット動画を観ている子供は、普段はどの機種を使って観ているのか。なおグラフ中の「従来型携帯」とは従来型携帯電話を意味する。

↑ 普段はどの機器で一番よくインターネット動画を視聴しているか(2016年までは2-12歳対象・2017年以降は12歳以下対象、保護者回答、複数該当者存在時には2017年までは一番年上に対して・2018年以降は一番年下に対して、択一回答、該当者がインターネット動画を観ている人限定)
↑ 普段はどの機器で一番よくインターネット動画を視聴しているか(2016年までは2-12歳対象・2017年以降は12歳以下対象、保護者回答、複数該当者存在時には2017年までは一番年上に対して・2018年以降は一番年下に対して、択一回答、該当者がインターネット動画を観ている人限定)

意外にもタブレット型端末を多用している人が一番多く、34.7%。スマートフォンよりは画面が大きくて動画が観やすいからだろうか。次いでスマートフォンの31.7%。そしてパソコンは6.3%と少なめ。

「その他の機器」が漸増しているのが目に留まるが、これは具体的にはインターネット接続可能なゲーム機とインターネット接続可能なテレビが該当する。身近な電気機器にインターネットがつながることで、動画視聴の道具として多用されるようになりつつあるということか。ちなみに直近分ではゲーム機が9.3%、テレビが15.7%となっている。



今調査項目部分は2015年分調査から新たに導入された項目で、経年変化などの動向は計5年分しか確認ができない。しかも子供と動画を取り巻く環境が目まぐるしく変わるせいか、設問の設定がたびたび変わり、連続性が期待できない状態でしかデータを得られない。しかし見方を変えれば急速に変化するインターネットの世界の中で、子供による動画視聴に関して、世間が大いに注目していることの表れでもある(2015年分調査当時は、ゼロ歳児に保護者がインターネット動画を観せる状況は想像もできなかったのだろう)。

昨今では幼少時向けの動画の配信も増えている。同時に、保護者にとって視聴してほしくない類の動画を子供が観てしまい、色々と不安や心配に駆られるとの話も多々見聞きする。過去には無かった環境における子育ての一様式であるだけに、今後の動向が大いに気になるところだ。


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