YouTube、ニコ動、Instagram、Snapchat、そしてTikTok…主要ソーシャルメディアなどの利用状況の変化(動画・画像編)(最新)
2021/10/21 03:20


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調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間(最新)】を参考のこと。
次以降に示すのは、日本で現在主流の動画や画像の共有サイト(ソーシャルメディア)として今調査にて調査対象として採用されているサービスの、取得可能な調査結果をもとにした利用率。この利用率だが、調査の上で「携帯電話およびパソコンのいずれからも利用していない」の回答値を100%から引いて逆算している。厳密には家庭用ゲーム機などからのみ利用している人も存在しえるが、各年の報告書でもその計算方法で利用率を計算していることから、今記事でもそれに従う。
なお「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では現時点で今回年も合わせ9年分の調査が行われているが、動画共有サイトに関する利用率の調査はもっとも早いサービスでも2014年分から実施されているため、2014年以降の推移を見ることになる。
まずはYouTube。

↑ ソーシャルメディア利用状況(YouTube、属性別)
一部属性で不安定な動きがあるが、おおよそ漸増の動きを示している。直近年では10-50代は5人に4人以上が、60代も10人に6人近くがYouTubeを利用しているとの認識にあると表現すると、あらためてその普及度合いが理解できよう。
続いてニコニコ動画。

↑ ソーシャルメディア利用状況(ニコニコ動画、属性別)
いくつかの属性で不規則な動きがあるが、おおよそ減少傾向にあると見てよい。ニコニコ動画の低迷に関しては、競合サービスのYouTubeと比較して、スマートフォン向けアプリの操作性の問題や画質、さらには再生の快適さの観点で差が開き、利用者が距離を置いたのではないかとの指摘もある。実際利用した限りでは、それを否定できないのが残念なところ。昨今の方針転換、仕様の追加などの成果がどこまで数字となって表れるのか、次年分以降の動向で見極めたい。
次にInstagram。こちらは調査対象となったのは2015年分からなので、現時点では6年分しかデータが無い。

↑ ソーシャルメディア利用状況(Instagram、属性別)
おおよその属性で増加傾向にあり、特に10-20代や学生・生徒のような若年層で著しい。元々若年層に好かれる機能を持つソーシャルメディアとして認識されているが、今後は中年層にも広がりを見せそうではある。直近年では30-40代でも前年比で大きな伸びが見える。
次はSnapchat。2017年分から調査対象となったため、現時点では4年分のデータのみ。

↑ ソーシャルメディア利用状況(Snapchat、属性別)
4年分の動向の限りでは傾向だったものは見出しにくい。全体値を見ると減少しつつあるようにも解釈できるのだが。
最後はTikTok。2018年分から調査対象となったため、現時点では3年分のみ。

↑ ソーシャルメディア利用状況(TikTok、属性別)
3年分では変化も何もあったものでは無いが、若年層を中心に受け入れられている実情が確認できる。また直近年では前年比で属性を問わずに大きく伸びたようだ。今後どこまでさらに値が伸びていくのか、来年以降の動向が気になるところではある。
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