Facebook、ツイッター、LINE、そしてmixi…4大ソーシャルメディアの利用状況を確認してみる(2015年)

2015/05/31 10:00

インターネットを用いた意思伝達手段としては、今や電子メールよりも使っている人も多いであろうソーシャルメディアやその類似サービス。しかしその利用実態はサービスによって大いに違いを見せているとの話もある。自ら内部データを公開しているところもあるが、大よそは企業秘密として非公開なのが現状。そこで今回は総務省情報通信政策研究所が2015年5月19日に発表した「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の調査結果をもとに、利用状況にメスを入れてみることにする(【発表リリース:「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表】)。

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ほとんど携帯経由のLINE


調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間をグラフ化してみる】を参考のこと。

次以降に示すのは、各サービスの利用をどの種類の端末から行っているかに関する回答値。回答時点で該当サービスを閲覧のみで利用しているか、書込みや投稿まで含めて利用しているか。そして利用する際の端末はパソコン(PC。ノート、デスクトップを問わず)か、携帯電話(従来型携帯電話、スマートフォンを問わず。多分にスマートフォンであることは容易に想像できるが、公開値では判断が不可能)かについて尋ねている。また単純な利用状況は「いずれからも利用していない」を元に逆算したもので、厳密にはタブレット型端末やゲーム機などから「のみ」の利用者もいることから、もう少し値は上乗せされるはずではあるが、報告書でもこの計算式で利用者が算出されていることから、今回はこの値を採用する。

↑ LINEの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)
↑ LINEの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)

↑ LINEの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)
↑ LINEの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)

全体でも半数強の人が使っているLINEだが、男女差はほとんど無し。20代では実に9割以上が利用している。10代がやや低めなのは13歳以上を対象としているからで、端末そのものを保有していない場合もあるため。そして40代までが過半数の利用者という、少々恐ろしい状況。60代でも1割が利用者。

そしてLINEのチャットシステムという特性上、見るだけの人と書込みもする人の差異はほとんどない。恐らくは誤差の範囲だろう。そして圧倒的に携帯電話経由の人が多い。見方を変えると20代では大よそ7割の人が、携帯電話を使ってLINEでやり取りをしていることになる。

Facebookも携帯経由が多い


続いてFacebook。日本に展開された直後はmixiが類似サービスとして一世を風靡しており、実名制は日本に馴染まないのではとの指摘もあったが、いつの間にか主流のソーシャルメディアの一つとして君臨することとなった。

↑ Facebookの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)
↑ Facebookの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)

↑ Facebookの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)
↑ Facebookの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)

男性の利用率がやや高めなのはビジネス利用の事例が多分にあることと、実名利用におけるリスクの問題からだろうか。また世代別ではやはり20代がもっとも多く、以後歳を経るにつれて減退していく。もっとも10代でも4人に1人はFacebookを利用している状況は、大いに注目すべき。

端末別だがLINEほどではないもののFacebookも携帯がメインの利用端末となっているのが現状。そして双方向での利用を強要されないこともあり、見るだけの人と書込みもする人との差がそれなりに大きくなっている。特に20代はパソコン経由も携帯電話経由も、書込みをする人は大よそ読む人の半数でしかなく、企業や芸能人、サービスなどの専用ページにアクセスして情報収集をしている人が多分にいるものと考えられる。これは男女別に見た場合、女性の方が携帯電話経由の書込み率が高いことからも想像できる。

10代の利用が案外多いツイッター


続いてツイッター(Twitter)。

↑ Twitterの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)
↑ Twitterの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)

↑ Twitterの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)
↑ Twitterの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)

Facebookは20代と30代の利用がメインだが、Twitterは10代と20代がメインで、10歳分ほどシフトしている。そしてパソコンからの利用率が多いのと共に、携帯電話からの書込みでは20代よりも10代の方が、男性よりも女性の方が携帯電話経由では高い値を示すなど、特異な動きを示している。Twitterは導入当初は中堅層以降に利用されることが多いとの話もあったが、現状では20代までの若年層が中心で、携帯電話がメインだがパソコンからも多く利用されており、女性も積極利用しているのが実情といえる。

逆に30代以上は利用率、特に書込み率が急速に減退する。いずれの世代も個々の端末経由では1割にも満たない。他人の発言を読み通すだけで満足してしまっているのだろう。

mixiの現状は……!?


最後はmixi。かつては日本国内最大手のソーシャルメディアとして他のサービスを凌駕し、日本の独自性を見せていたが、オープン化や他のサービスへの模倣的機能の導入など迷走が続き、いつしか自社からのアクセス関連のデータは非開示となり、運営会社も今ではアプリ提供を売り上げのメインと成し、現状はほとんど把握できない状態。

↑ mixiの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)
↑ mixiの利用状況(2014年、利用スタイル・端末種類問わず)

↑ mixiの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)
↑ mixiの利用状況(複数回答)(2014年、詳細、属性別)

全体利用率は8.1%。男女差はほとんど無く、10代は3.6%に過ぎない。20代から30代がピークで、40代以降は数%に留まっている。震災時に連絡を取り合うためにと若年層が多数登録・利用したとの話もあったが(今ではFacebookやGoogle、ツイッターなどが使われることが多い)、その人たちが多分に利用を継続しているようだ。むしろ最盛期を支えていたと思われる40代前後の利用率がさほど高くないのには驚かざるを得ない。



今件項目は前年2013年分も値を取得可能で1年間の経年変化を精査することは出来なくはないが、前年分の設問様式が今年とは異なるため、単純比較が出来ず、今回は断念する。ちなみに全体としての利用率は2013年ではLINEが44.0%、Facebookが26.1%、Twitterが17.5%、mixiが12.3%となっている。

次年分がどのような動きを見せるのか、大いに楽しみだ。


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【パソコンと携帯電話、どちらでソーシャルメディアを使ってる?(2015年)(最新)】
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