ツイッターの利用状況を詳しくグラフ化してみる(2016年)(最新)

2016/09/13 11:34

ミニブログ形式の書込みをアカウント単位で逐次発信し、RSS方式に似たスタイルで利用者各自が読み込んでいく、チャットスタイル感覚のコミュニケーションツール、ツイッター(Twitter)。日本国内にはほぼ同時期に浸透をはじめたソーシャルメディア、Facebookと比較されることも多いが、財務状態ではそのFacebookと比べるとお世辞にも良い状態では無く、決算発表のたびにその成り行きが不安視される。他方、短文によるやりとりが日本人の性質とマッチしたこともあり、諸外国よりも日本国内での評判の高さは日本国内外で知られるところで、Twitterの本社でも日本へのリソース配分を増加させつつある。今回はそのTwitterの利用状況に関して日本国内の動向のみではあるが、総務省が2016年8月31日に情報通信政策研究所の調査結果として発表した「平成27年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の公開値を基に、いくつかの切り口から確認していくことにする(【発表リリース掲載ページ:研究成果-調査研究報告書】)。

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Twitterの最新利用状況


今調査結果に係わる調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間をグラフ化してみる】を参考のこと。

まずは直近年となる2015年における、Twitterの利用状況の確認。利用スタイルをパソコン(PC)からか、携帯電話(従来型携帯電話、スマートフォンの双方合わせて)からなのか、そして閲覧をしているか、書き込み(投稿)をしているか、それぞれの組合せで計4つの選択肢を用意し、該当するものを答えてもらった結果が次のグラフ。例えばパソコンのみを利用しているが、閲覧も書き込みも行う場合もあれば、パソコンでは閲覧のみで、携帯電話では閲覧と書き込みの双方を行う場合もある。それぞれの利用スタイルに応じて複数回答で答えてもらっているので、最大で4選択肢(パソコン経由で閲覧・投稿、携帯経由で閲覧・投稿)に回答するケースがありうる。

↑ Twitter利用率(2015年)(年齢階層別、利用スタイル別、複数回答)
↑ Twitter利用率(2015年)(年齢階層別、利用スタイル別、複数回答)

PCは青系統、携帯は赤系統で統一しているが、パソコン経由の利用者は少数で、多分に携帯電話による利用者であることが分かる。特に若年層は携帯電話経由での投稿に積極的で、10代では4割近く、20代でも3割近くに達している。パソコン経由は読むのみが1割程度、書き込みは1割にも満たない。

30代以降になると携帯電話利用者、特に投稿をする人の値が急激に減り、読むだけの人が多数となる。50代に入るとすべての値が1割を切り、書き込みをする人はごく少数。実質的に今の日本におけるTwitterは、若年層が多数派の、携帯電話中心によるサービスであることが分かる。

男女別に仕切り分けしたのが次のグラフ。

↑ Twitter利用率(2015年)(男女別、利用スタイル別、複数回答)
↑ Twitter利用率(2015年)(男女別、利用スタイル別、複数回答)

就業時間、あるいはその合間に利用するケースが多いのか、それも合わせ元々パソコン経由でインターネットを利用する機会が多いからか、男性はパソコン経由での利用が多い。他方女性は男性と比べ、携帯電話経由での利用が多い結果が出ている。女性に限ればその1割強がTwitterで書き込みをしていることになる。パソコンの利用率と合わせ考えても、女性の方が積極的にTwitterを利用している計算になる。

続いて回答者の就業形態別。

↑ Twitter利用率(2015年)(就業形態別、利用スタイル別、複数回答)
↑ Twitter利用率(2015年)(就業形態別、利用スタイル別、複数回答)

年齢階層別の若年層と多分に被るのが原因だが、学生・生徒の利用率が極めて高い。読むだけならほぼ5割、投稿も4割近くが行っている。パソコン経由の利用も積極的なのは意外といえば意外。フルタイム就業者の利用は学生などに続くが、パソコン経由の利用がそれなりに高めなのは、上記の通り就業でパソコンを使っているからだろう。パート・アルバイトでは携帯電話経由の利用は同じ程度だが、パソコン経由はかなり減る。

専業主婦・主夫や無職の利用率は案外低め。パソコンではほとんど書き込みをせず、携帯電話でも読むだけの人が多分を占めている。

経年変化で利用状況を確認


「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では今回年も合わせ都合4年分の、Twitterの利用率を確認することができる。その値を年齢階層別に仕切り分けしたのが次のグラフ。この利用は経由端末種類を問わず、読むだけの人も投稿をする人もすべて該当する。

↑ Twitter利用率(年齢階層別)
↑ Twitter利用率(年齢階層別)

10代は毎年勢いよく成長、20代はこの1、2年で成長が鈍化したがそれまでは急成長し、この若年層の成長ぶりがTwitterの現状における活力の源となっていることが分かる。他方、30代から40代はこの1、2年で大きな伸びを示しており、今後さらなる伸びを示すのではないかとの期待を持たせてくれる。50代以降も上昇しているが、正直誤差レベル。今後も大きな増加は期待できまい。



良い機会でもあるので、多様な属性におけるTwitterの「利用率」を計上しておく。この値の人たちが何らかの形でTwitterを利用していることになる。

↑ Twitter利用率(2015年)
↑ Twitter利用率(2015年)

学生・生徒の利用率が高いのは上記の通りで、それと連動する形で10代・20代が高め。男女ではわずかに女性の利用率が高く、フルタイムとパート・アルバイトでは実のところ利用率はさほど変わりない。そして全体では26.5%の利用率を示している。

日本におけるTwitterの利用率の現状を把握する上で、この値を覚えておくのが一番無難かもしれない。


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