買っている お米の値段は いくらぐらい? 5キロ当たりの 相場を探る(2015年)

2015/08/17 11:00

食生活の多様化でパン食やめん食の普及が拡大し、米食が漸減している昨今だが、それでもお米が日本においては主食の筆頭に挙げられていることに違いはない。お米の専門店以外にスーパーやコンビニ、ディスカウントショップなどでも手軽に手に入るようになり、昨今ではインターネット経由での通販も盛んに行われている。それらのお米の価格も通常価格帯を維持する標準米から、その何倍もの値をつけるブランド米まで、実に多種多様。普段お米を購入する人たちは、いったいどの価格帯の商品を購入しているのか、多様な値付けをされたお米を見ると気になるものだ。今回はその実態を、JC総研が2015年7月16日に発表した、お米の消費行動に関する調査結果から、確認していくことにする(【発表リリース:米の消費行動調査】)。

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今調査に関する調査要件は先行記事【お米を食べる機会は減っているのだろうか】を参考のこと。その調査対象母集団のうちお米を購入する人に対し、普段購入するお米の価格帯(5キロ当たり)を尋ね、その回答値を基に概算の平均値を算出した結果が次のグラフ(公開回答項目のうち「購入価格が分からない」は除外した上で再計算をしている)。

↑ 主に購入する米の価格帯(5キロあたり、2015年)(概算平均、円)
↑ 主に購入する米の価格帯(5キロあたり、2015年)(概算平均、円)

既婚男女・未婚男女をすべて合わせた全体の平均は1932円。そして世代別ではきれいな形で若年層ほど安い、高齢層ほど高いお米を購入している計算になる。世代間の価格格差は最大で約330円/5キロ。他の食品同様、お米に関しても歳を取るほど味にこだわりを持ち、少々高値でも妥協せずに購入するようになるのだろう。

なお今データでは20代以下の値がひときわ低い状況が確認できる。今年2015年では先行記事で解説の通り、20代の炊飯利用者において、お米の主な調達先として、親族からほぼ無償で調達していた人が大きく減り、スーパーや量販店で購入した人が増える動きが確認できている(【気になるナ・お米はどこで買ってます?(2015年)(最新)】)。これまでコストがかからなかった20代の炊飯者が自前で調達せざるを得なくなり、廉価のお米を選択した結果、他世代と比べて差異が大きく開いた可能性はある。

これを属性別に振り分けたのが次のグラフ。

↑ 主に購入する米の価格帯(属性別)(5キロあたり、2015年)(概算平均、円)
↑ 主に購入する米の価格帯(属性別)(5キロあたり、2015年)(概算平均、円)

単身男性のみ属性と比べて100円弱の安値がついているが、それ以外は大きな差異は生じていない。上記にある通り2015年では20代の平均価格が大きく落ちており、これが単身男性の価格が安値を付けているのと大きな関連性がありそうだ。

リリースでは経年データも掲載されているが、2010年と2011年以降では調査対象母集団そのものの属性に断絶があるため、厳密には連続性があるとは言い難い。それでも同じように算出したのが次のグラフ(過去の値に関しても「購入価格が分からない」の分は除外して再計算している)。

↑ 主に購入する米の価格帯(属性別)(5キロあたり)(概算平均、円)(経年)
↑ 主に購入する米の価格帯(属性別)(5キロあたり)(概算平均、円)(経年)

リリースでは2015年は2014年と比べて標準小売価格が下落したため、価格帯も落ち込んだと解説している。もっとも2011年は2015年よりもさらに下値がついている。

多様な価格を持つお米を見る機会は多々あるが、実際購入される場面を見る機会はさほど多くないため、また他人が購入したお米の価格を聞くことも無いことから、他人の動向は推し量りにくいもの。今回の各種値が、今後自前でお米を購入する際の何らかの指標となれば幸いだ。


■関連記事:
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