諸外国の老人人口比率の推移をグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)

2011/07/19 06:00

先に7月11日に掲載した【30代後半男性の1/3強は未婚・世代別未婚率の推移をグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)】でも解説している通り、2010年の国勢調査の速報が6月29日発表され、【一部のデータが開示されていた】。それを機会に、主に人口に関連する記事で、国勢調査の結果を基に作成されていたものを調べ直し、データの更新を先日まで逐次行ってい「た」。今回からは既存記事の更新では無く、新規記事として関連しそうな事項で参考になるデータを推し量ることにする。まずは先日【世界各国の子供・成人・老人比率をグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)】で示した諸外国の人口構成分布の一部を別の視点から見た資料、「諸外国の老人人口比率の推移」のグラフ化を試みよう。

スポンサードリンク


年齢階層を「0歳から14歳(子供)」「15歳から64歳(成人)」「65歳以上(お年寄り)」に区分。そのうち最後の区分にあたる「65歳以上(お年寄り)」が各国・年の人口に占める比率を計算し、その推移をグラフにしたのが次の図。日本と諸外国の違いを見るのが第一義的の目的なので、日本のみ実線で表記した。

↑ 65歳以上人口の割合推移
↑ 65歳以上人口の割合推移

日本は1950年以前は5%前後で推移していたが、その後は二次曲線的に上昇を見せる。1985年には10%を突破、そして2005年には20%を超え、さらにカーブが急勾配を示すようにすら見える。また諸外国の動向と比べると、2005年の時点でイタリアやドイツを超える形となり、先進諸国の中でトップの高齢化を突き進んでいる状況があらためて把握できる。

注意しなければならないのは、「65歳以上(お年寄り)」の比率増加が単純にこの層の人口増加「だけ」を起因としているわけではないこと。人口全体に占める比率なのだから、それより下の年齢人口が同じように増えれば比率は変わらないし、逆に下の人口が減れば(つまり死亡率の増加、お年寄りになる人数より出生数が少ないなど)比率は増加する。高齢化には複数の要因が関与することも知っておかねばならない。

今件はあくまでも「65歳以上(お年寄り)」の比率だが、以前何度かに分けて紹介した合計特殊出生率の推移(【各国の合計特殊出生率推移をグラフ化してみる】)や【いわゆる「未婚の母」による出生率をグラフ化してみる】あたりと合わせ読むと、各国の人口事情をかいま見ることができて興味深い。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー