自分の歳で結婚している人は何%? 未婚・既婚率などをグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)

2011/07/12 12:00

先に【30代後半男性の1/3強は未婚・世代別未婚率の推移をグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)】で示したように、2010年の国勢調査の速報が発表され、【一部のデータが開示されていた】。そこで主に人口絡みの記事で、国勢調査の結果を基に作成されていたものについて、データの更新を逐次行っている。今回は以前未婚・既婚率などをグラフ化して精査した記事で示した、年齢階層別の未婚・既婚率などのグラフを再構築することにしよう。

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該当データは上記経由のe-Statにおける「2-1 配偶関係(4区分),年齢(各歳),男女別15歳以上人口(総数及び日本人) - 全国,市部,郡部」。このデータは1歳区切りのものだが、これを5年区切りで再計算。さらに配偶関係で「不詳」としてあるものについてこれを除外し、割合を算出する。

まずは素直に直近2010年における、男女別・年齢階層別の配偶関係。ちなみに「未婚」は結婚していない、「有配偶者」は結婚して相手がいる、「死別」は結婚して相手がいたがその相手が亡くなって独り身、「離別」は結婚していたが相手と離婚して独り身を意味する。

↑ 配偶関係、年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(男性・2010年)
↑ 配偶関係、年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(男性・2010年)

↑ 配偶関係、年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(女性・2010年)
↑ 配偶関係、年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(女性・2010年)

20代後半から「有配偶者」の割合が増えていくのは男女とも変わらないが、男性の方がやや伸びが鈍い。この年齢層では男性の方が「まだ結婚していない人の割合が大きい」ことになる。「有配偶者」比率は60歳前半から逆転するが、これはあくまでも「比率」の問題であり、人数とは別物であること、女性は「死別」がグンと伸びていることに注目。つまり高齢女性の場合、高齢男性と比べて「配偶者に先立たれて独り身となった人の割合が多い」ことを意味する(女性の方が平均寿命が長いのだから、当然といえば当然)。

未婚率の推移は……?
折角なのでいくつか別の角度からデータを眺めることにする。まずは未婚率にスポットライトを当て、1995年以降の国勢調査のデータを順次並べたのが次のグラフ。

↑ 未婚率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(男性)
↑ 未婚率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(男性)

↑ 未婚率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(女性)
↑ 未婚率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(女性)

男女とも10代ではほとんど変移はないものの、男性は30代後半、女性は20代前半から、時代の経過と共に未婚率が増加する傾向が確認できる。女性は60代前半になると増加傾向が落ち着くが、男性では60代後半まで目立って増えているのが気になるところ。また、2010年分に限れば、男性20代後半から30代前半にかけて、わずかながら未婚率が減少しているのが目に留まる。

さらに、10代は別にして20代以降は、いずれの年代・年齢層でも男性の方が未婚率が高い。「同じ年齢層の同性を見渡すと、女性より男性の方が未婚者の割合が大きい」状態は少なくとも1990年からの現象だったことが分かる。

伸びる離別率
もう一つグラフ化するのは離別率。これもやや特異な動きを見せている。

↑ 離別率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(男性)
↑ 離別率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(男性)

↑ 離別率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(女性)
↑ 離別率・年齢階層別・15歳以上人口に対する比率(女性)

婚姻上昇傾向にあるのは男女とも変わらない。ただ、全般的に女性の方が多いのが目に留まる(横軸は同区分で構成している)。「離別率」とは「離婚率」とは別で、「離婚した後に再婚せず、配偶者がいないままの状態」を意味する。女性の場合は子供が居ればいわゆる「母子家庭」となり、その割合が「父子家庭」より多いことが容易に想像される。

2010年データに限れば、男女共に40代後半以降の値が大きく膨らんでおり、中堅以降の夫婦間の絆、バランスに何らかの変移が生じている可能性を示唆している。この5年間に起きた大きな出来事といえば「金融不況」が筆頭に上がるため、経済状況の悪化(あるいは稼ぎ頭の失職)をトリガーとしている可能性は否定できない。



現時点で2010年分の国勢調査のデータは速報値のため、項目の一部しか公開されていない。またデータの一部が未整理のものもある。一度には無理だが、順繰りに関連するデータを精査し、必要なものについては記事・各種グラフなどを更新していくことにしよう。

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