中高生の携帯電話料金事情をグラフ化してみる(2013年)

2013/10/10 08:00

金融広報中央委員会「知るぽると」では2005年から5年間隔で、小学生から高校生を対象にした金銭関連の調査「子どものくらしとお金に関する調査」を実施、その結果を公表している。その最新データ(2010年から2011年に調査を実施)によると、中学生における携帯電話の月額平均利用料は通信料金以外も合わせた込み込みで概算では約5000円、高校生では約7000円であることが分かった。そのうち自分で支払う額の平均はそれぞれ約800円、約1800円となっている(【知るぽると:子どものくらしとお金に関する調査】)。

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今調査は2010年12月から2011年3月を調査期間として、各小中高生に対して学校経由で、調査票に無記名自記式の記述方式にて行われたもの。有効回答数は小中高それぞれ2万件以上。

今項目は携帯電話を持つ子供を有する保護者には特に気になる内容だが、調査自身が2010年12月から2011年3月にかけて行われたことに注意してほしい。つまりここでの「携帯電話」はほぼすべて一般携帯電話(フィーチャーフォン)を意味し、現在では【スマートフォンの伸び率が…小中高校生のパソコン使用率や携帯保有率の変化をグラフ化してみる】【スマホは高一3/4、高三6割…高校生の携帯電話所有状況】にもある通り多分に保有されている、そして発生料金も一般携帯電話より高額になるスマートフォンはほとんど考慮されていない。

さてその一般携帯電話における月額利用料金(通信料に加え、ゲーム使用料も含めた、「携帯電話を利用する上で発生する金額」全体)、そしてそのうちどれ程の額を子供自身が(こづかいやアルバイト料から)自腹で払うかについて、答えてもらった結果が次のグラフ。携帯電話未利用者は回答に加わっていない。

↑ 携帯電話の月次利用料金(利用者限定、2010年)
↑ 携帯電話の月次利用料金(利用者限定、2010年)

利用料金の最多回答範囲は中学生が5000円-1万円未満、高校生も同じ範囲だが、回答率が2倍以上異なる。中学生はそれより下位層での回答率も多く、高校生と比べると料金が少なめであることが想像できる。また中学生は「分からない」の回答率も多めで、自分が使っている携帯電話でどれほどの支払いが生じるのか十分に把握していないようすがうかがえる。

他方、自分で支払う額は中高生とも2000円未満とする回答が最多。ただし高校生ではそれ以上の支払いをする事例もほんのわずかだが多い。高校生になればアルバイトである程度自分の身銭を切れる領域が広まるため、中には全額をがっつりと支払う事例もあるのだろう。

さて、これらの回答について、金額範囲が分かっている部分について中央値を基に概算の平均を算出した結果が次のグラフ。冒頭でも一部触れているが、概して納得のいく結果が出ている。

↑ 子供の携帯電話月額利用料(概算平均、円、2010年)
↑ 子供の携帯電話月額利用料(概算平均、円、2010年)

中学生は5055円、高校生は7150円が月額の使用料金。通信料だけでなくゲームをはじめとした各種サービスの利用料金も含まれていると考えれば「こんなものだろう」という感はある。そしてそのうち、子供たちが自分のお財布から出している額は中学生が821円で高校生が1844円。アルバイトもできず、毎月の小遣いとお年玉位しか収入源が無い中学生にとっては、月800円強はかなりキツい額。

ちなみに今調査での中学生の小遣いは、平均2500円、中央値2000円、最頻値1000円である。高校生でも概算で、小遣いの1/3強は携帯電話の料金で吹き飛んでいることになる。



繰り返しになるが今件の相場は、子供が持つ携帯電話が多分に一般携帯電話であった時代のもの。スマートフォンが主流になった現在では、この額を超える値を示していることは間違いない。一般の調査機関による類似調査や、「知るぽると」の2015年に実施するであろう次回調査では、どのような値が出るのだろうか。注目したいところだ。


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