パート・アルバイトのこづかいと昼食事情を探る(2015年)

2015/07/09 11:00

【2015年のサラリーマンこづかい事情】をはじめ複数の記事で、新生銀行の定点観測的調査報告書「サラリーマンのお小遣い調査」の最新版をもとに、多方面から会社員のおこづかい事情の状況確認を行った。今調査報告書では今年分においては、会社員以外にパート・アルバイトの状況も簡易的ながら公開されている。そこで今回は、それらのデータを元に、現在のパート・アルバイトの人達のこづかいや昼食事情を探ることにする(【発表リリース:男性会社員のお小遣いは過去2番目に低い金額-「2015年サラリーマンのお小遣い調査」結果について】)。

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月額こづかいは男性2.9万円、女性1.9万円


今調査はインターネット経由で2015年4月15日から17日にかけておこなわれ、調査対象母集団のうちパート・アルバイトに属する人達は、男女ともに258人ずつ。世代構成は20代から50代まで10歳区切りでほぼ均等割り当て。

まずはじめに示すのは、一か月あたりの平均おこづかい額。男性は3万円近く、女性は2万円近い結果となった。

↑ パート・アルバイトの一か月の平均おこづかい額(2015年、円)
↑ パート・アルバイトの一か月の平均おこづかい額(2015年、円)

男女共に年齢による規則性は特になく、ランダム感が強い。大よそ全体の値を中央値として上下にぶれている感はある。20代ではさほど男女の差異は無いが、30代以降は1万円前後の違いが出るのは、女性は多分に世帯持ちで子供の養育費をまかなうためにパートを行う事例が多く、自分に充てる額面も削らざるを得ないからだろう。

勤務日における持参弁当以外での昼食代はおよそ500円。

↑ パート・アルバイトの一日の昼食代(2015年、円、勤務日、弁当持参時除く)
↑ パート・アルバイトの一日の昼食代(2015年、円、勤務日、弁当持参時除く)

世代・性別の差異はほとんどなく、誤差の範囲に留まっている。同時期の会社員における平均昼食代が男性で601円、女性で666円であるのを見ると、やはり低く抑えざるを得ないお財布事情がうかがえる。

飲み事情でもお財布事情の厳しさが


お財布事情が厳しいと、当然仕事の後の楽しみの一つである「飲み」に関する状況も厳しいものとなる。会社員の情勢は先行記事【外飲み? 家飲み? お酒はダメ!? 会社員の「仕事の後の一杯」事情(2015年)(最新)】の通りだが、それと比較してもパート・アルバイトは「飲まない人が多い」「飲む人でも家飲みの人が多い」結果となっている。

↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、男性、2015年)
↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、男性、2015年)

↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、女性、2015年)
↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、女性、2015年)

男性は3割近く、女性は4割が酒を飲まず、飲む人でも半数以上は家飲み。歳が上になるほど飲まない人が増えるのも特徴の一つで、会社員では見られなかった傾向ではある。金銭的な問題に加え、時間の制約も大きいことが要因かもしれない。例えばレジ打ちのパートをした後で、居酒屋に寄って一杯……というのはあまり想像ができない。

飲みをするにしても、やはり昼食代やおこづかい同様、パート・アルバイトの立場にある人は、会社員と比べるとひかえめな金額となってしまう。

↑ 外飲みの一回あたりの平均金額(2015年、円、外飲みする人限定)
↑ 外飲みの一回あたりの平均金額(2015年、円、外飲みする人限定)

↑ 家飲みの一回あたりの平均金額(2015年、円、外飲みする人限定)
↑ 家飲みの一回あたりの平均金額(2015年、円、外飲みする人限定)

女性の外飲みではあまり大きな違いは無いが、それ以外は7割前後の額面に留まっている。思い返してみれば【正社員と非正社員の賃金差は?…雇用形態別の平均賃金をグラフ化してみる】にもある通り、正規・非正規の賃金差は7割前後。今件調査の会社員には非正規社員も含まれているが、大よそ近しい比率ではある。


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【正社員59.8%、パート・アルバイト28.6%…日本の雇用形態の現状をグラフ化してみる】
【パートやアルバイトは増加継続…非正規社員の現状をグラフ化してみる(2015年)(最新)】
【パートやアルバイトの時給相場は? 年齢別短時間労働者の平均賃金をグラフ化してみる(2015年)(最新)】

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