社会人1年目、身だしなみや自己投資にどれだけかかった?(2015年)

2015/05/05 19:00

学生時分と異なり、何かと出費が多くなる社会人生活だが、その中でも自分を磨き社会の中における立ち位置をより強固なものとするため、欠かせないとされているのが「身だしなみ」と「自己投資」。それではそれらの投資対象に、先輩社会人はどれだけ実額を社会人1年目の間に投資したのだろうか。ソニー生命保険が2015年4月15日に発表した新社会人に対する意識調査結果から、前年新社会人だった人達の実情を通し、投資額について見ていくことにする(【発表リリース:社会人1年目と2年目の意識調査2015】)。

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身だしなみで出費額が大きいのは男性


今調査の調査用件は先行記事【新社会人への「つうこんのいちげき」となる言葉とは!?】を参考のこと。

社会人ともなれば所属する企業の一員として対外活動を行う事が多分に生じるため、身だしなみを整えることは必要不可欠となる。スーツや化粧品を一通りそろえ、靴やネクタイ、カバンなど、学生まではさほど気にしなかった人も多い服飾品に気遣わねばならない。そこで社会人2年目、つまりすでに1年間を新社会人として過ごしてきた人たちに、社会人1年目に身だしなみのためにどれほど支出したかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(2015年)(自由回答)
↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(2015年)(自由回答)

↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(2015年)(平均、円)
↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(2015年)(平均、円)

男性は平均で5万7000円、女性は4万8000円と、男性の方が9000円近く出費額が多いとの結果が出ている。額面区分構成を見ても、男性のボリュームゾーンが3万円から5万円なのに対し、女性は1万円から3万円にあること、男性の10万円から20万円層の回答率が高いこと、そしてゼロ円から5000円までの層でも男性の方が回答率の上では女性以上であることから、単に男性の平均額が高いだけでなく、個人差が大きく、いくぶん高めの額に偏っていることも見て取れる。

極端な事例として、20万円以上は男性が2.4%、女性は2.0%と男性の方が高め。逆にゼロ円との回答は女性が8.4%だが男性は9.6%と1割近い。女性の方が身だしなみの点では何かと物入りのように見えるが、少なくとも今回調査の結果では、男性の方が出費額は高いことが分かった。

自己投資も男性が多い


それでは自己投資、具体的にはセミナーの参加や書籍購入、資格取得のための各種教材の調達などの金額はどのような状況だろうか(広義の「自己投資」には身だしなみにおける購入も含まれうるが、今件では別扱い)。こちらに関しては意識して消費したことはないとする「自己投資額はゼロ」との意見がもっとも多くなった。

↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(2015年)(自由回答)
↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(2015年)(自由回答)

↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(2015年)(平均、円)
↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(2015年)(平均、円)

身だしなみと比べて必然性が薄い(身だしなみがしっかりしていないと会社内で叱られることは多分にあるが、自己投資に関して新社会人の時点では周囲から小言を言われることは滅多にない)、社会生活に慣れるのに精一杯で自己投資まで金銭面、時間面、精神面共に余裕がないなど、自己投資額をゼロとする意見が1/3を超える状況も納得がいく。またゼロで無い人も額面では大きな区分程回答率は低くなり、年間で1万円を超えて出費した人は男性29.2%、女性30.3%に留まっている。

男女別に見ると、男女とも3万円以内の区分でそれなりに分散し、それを超えると該当者がグンと少なくなる。男女別では大きな差異は無いが、やや高額区分で男性回答者が多く、それが平均値にも反映されているようだ。



文中でも触れたが、自分を磨くとの観点で広義的に解釈すれば、身だしなみと自己投資の間には大きな区切りは無く、むしろ近しい関係にある。男女に限らず勉学に励み、そして言葉通り自身を磨いていく。

1年目に自分を磨くために費やされたこれらの投資金額がどこまで実を結んだのか、それとも今なお投資を続ける状況なのか。継続調査の結果を聞きたいものではあるのだが。


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