習い事 週に何日 あるのだろう(2015年)

2015/02/03 08:00

先行記事【塾通い 平均日数 どれぐらい?】において、小中高校生における塾通いの実態を、少年教育振興機構が2014年6月に発表した「青少年の体験活動等に関する実態調査」報告書の各種公開データから確認した。今回はそれに続き、塾と対で検証されがちな、ピアノや書道、そろばん、スイミングなどの「習い事」に関し、その利用状況を見ていくことにする(【「青少年の体験活動等に関する実態調査」 (平成24年度調査)報告書】)。

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小学4年生がピーク、中学生で急速に減る「習い事」


今調査の調査要項については先行記事【果物の皮を包丁でむいたり、ぞうきんを絞ったり……いまどきの子供事情を探る】を参考のこと。

次に示すのは調査対象母集団における習い事の利用日数を集計した結果。この習い事とは学習塾以外のことを指す。例えばピアノ教室、絵画教室、そろばん教室、習字、野球、スイミングスクールなど。最近では加えてダンス教室なども含まれるだろう。また、1日複数の塾に通っていても、「習い事がある日」と尋ねていることから、今件がそのまま利用している習い事数を意味してはいないことに注意。

↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(2012年度)
↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(2012年度)

↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(2012年度)(概算平均、日数)
↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(2012年度)(概算平均、日数)

小学生は大よそ6割から7割が習い事通い。小学4年生がピークで、71.9%が頻度はともあれ習い事に足を運んでいる計算になる。それ以降は漸減するが、小学6年生でも63.3%は習い事通い。さすがに毎日は少数派だが、週3日以上通っている人はピークの小学4年生で3割近くに達している。

これが中学生になると大きく値を落とし、習いもの通いは1/3ほどに減る。先の「塾通い 平均日数 どれぐらい?」で示した通り、中学生は塾通いをするのが盛んであることから、習い事から塾へ、通う先がシフトしたものと思われれる。そして高校生に至ると通っている人はわずかに1/7程度にまで減少してしまう。

平均的な通う日数も、小学4年生をピークに、少しずつ減っていく。高校2年生ではわずか0.27日/週にまで減少する。

習い事通いは増えている? 減っている!?


公開されているデータベースでは直近の2012年度分も含めて都合5年分のデータが取得できる。そこでそれらについて概算的な平均値を算出、また「通わず」、つまり習い事をしていない人の割合の推移を示したのが次のグラフ。

↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(概算平均、日数)
↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(概算平均、日数)

↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(「通わず」の割合)
↑ 1週間のうちで習い事がある日はどれ位か(「通わず」の割合)

過去3年に限れば平均日数は増え、「通わず」の値は減っていることから、習い事に通う機会は増加しているように見える。しかしながらそれより前の2年分では上下を繰り返しており、5年間の推移ではボックス圏内の値動きのようだ。要は増えも減りもしていないということ。

習い事の中身で見れば、小さからぬ変化は生じているだろう。例えばダンス教室は時代の要請を受け、小学生などで参加している人が増加しているに違いない。しかし習い事全体で見ると、明らかな変化は発生していないことになる。

塾に関する先行記事でも、経年変化の動きは事実上無いものとして判断できる結果が出ている。子供達の界隈では塾も習い事も、通う姿勢に関してはここしばらく間、大きな動きは無いようだ。


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