何かと気になる子供達の朝食事情、抜いてる人はどれぐらい?(2015年)

2015/01/28 15:00

つまるところ個々の健康に対する考え方の違いやライフスタイル次第ではあるのだが、一般的には食事は朝昼夕の3回、時間を決めてしっかり摂ることが望ましいとされている。特に子供時代は学校生活の時間区分が明確化しているため、朝食や夕食の時間がばらばらであったり、朝食抜きの状態となると、何かとつらい空腹感を子供自身が味わうことになりかねない。今回は少年教育振興機構が2014年6月に発表した「青少年の体験活動等に関する実態調査」報告書を基に、子供の朝食事情を確認していくことにする(【「青少年の体験活動等に関する実態調査」 (平成24年度調査)報告書】)。

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学年が上になるほど「朝食抜き」が増えていく


今調査の調査要項は先行記事【果物の皮を包丁でむいたり、ぞうきんを絞ったり……いまどきの子供事情を探る】を参考のこと。

次に示すのは調査対象母集団における直近の朝食摂取状況。今件では朝食について特に定義は無く、朝、食事をとること」との設問文のみが呈されている。それを読み、回答者自身の判断で答えてもらっている。他調査のように、果物やヨーグルト、シリアル系の食品のみの場合は朝食とはみなさない、といった仕切りはしておらず、それらも多分に朝食を摂ったとして回答されていると見て良いだろう。

↑ 朝、食事をとること(2012年度)
↑ 朝、食事をとること(2012年度)

小学生で毎日必ず朝食を摂っている人は大よそ9割近く。これが中学生になると8割強、高校生では3/4ほどにまで減る。大体朝食を食べている、つまり時々抜くことがある人がその分増えて、小学4年生では6.9%に留まっているものの、高校2年生では15.1%にまで増加する。

赤系統、つまり朝食を摂らない派も学年が上がるにつれて増えていく。小学4年生では1.9%だが、高校2年生では8.6%にまで増加する。実に1割近くの高校2年生は「朝食はあまり、あるいはほとんど食べていない」ことになる。

冒頭で触れた通り、健康管理の問題など諸般の事情で朝食を食べられない、あるいは意図的に抜いている例もあるのだろう。一方で、時間が取れない、保護者の多忙で作ってもらえない、ダイエットなどを意識して抜いているなど、望まない形での朝食抜きな状態を有している人が多分にいることも想像できる。

朝食抜きの子供は減っているようだが……


これを経年別に見たのが次のグラフ。

↑ 朝、食事をとること(無回答除き再計算値)
↑ 朝、食事をとること(無回答除き再計算値)

大よそではあるが、朝食を取る人は少しずつ増えている。特に「大体している」「あまりしていない」人が減り、「必ずしている」人が増えていることから、日常習慣的に毎朝食事を取る・取れる子供が増えているようだ。一方で「していない」の値はほとんど変化が無く、身体的な理由も含めてだが、朝食を摂ることが無い子供の割合にはあまり変化が無いことがうかがえる。

グラフ化は略するが詳細データが確認できる直近3年分(2010年度から2012年度)を参照しても、同じような傾向、つまり「大体している」「あまりしていない」が減り「必ずしている」が増える状況が確認できる。子供達の朝食事情は、わずかずつではあるが改善しているようだ。

この傾向が次年度分以降も継続するのか否か、新規調査結果の公開が楽しみではある。


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【「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割強…若年層の朝食欠食状況をグラフ化してみる(2014年)(最新)】

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