パソコンの買い替えをした世帯の割合をグラフ化してみる(2015年)

2015/04/22 11:00

ソフトウェアを走らせて万能の働きを示すデジタル機器としての立場から、インターネットアクセスツールへとその主機能を移しつつあるパソコン。昨今ではスマートフォンやタブレット型端末にその役割の主役を奪われているとの話もあるが、さまざまなデジタル処理をする上で今なお欠かせない存在には違いない。今回は内閣府が2015年4月17日に発表した【消費動向調査】の内容を手がかりに、世間一般において、どれほどの世帯が耐久消費財の一つであるパソコン(デスクトップ、ノートを問わず)の買い替えをしたのかを確認していく。

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「消費動向調査」の詳細、実測値で3月分から抽出している理由、「買い替え」の定義に関しては、先行記事の【携帯電話の買い替え年数をグラフ化してみる】にて解説済み。詳細はそちらを参考のこと。また「買い替えをした世帯の割合」に関する説明はやはり別途記事【カラーテレビの買い替えをした世帯の割合をグラフ化してみる】で解説済み。要は新規購入では無く買い替え、世帯単位でしたかしないかの割合である。

まずは単純な買い替え世帯率。

↑ パソコン買い替え世帯率(総世帯、世帯単位)
↑ パソコン買い替え世帯率(総世帯、世帯単位)

2014年では実に13.3%の世帯でパソコンの買い替えが行われている。先行記事のパソコンの買い替え年数に関する記事で解説の通り、2014年は同年4月からの消費税率改定に伴う駆け込み需要、そしてWindows XPのサポート終了に伴うOS差し換えの必要性から生じるパソコンそのものの買い替え、2つもの大きな特需要因があった。そのため、買い替え世帯比率も大きく底上げされている。直近の2015年では8.8%。大よそ11世帯に1世帯がパソコンの買い替えをしていることになる。

続いて買い替えの具体的な理由別比率。

↑ パソコン買い替え世帯率(総世帯、世帯単位)(買い替え理由別)
↑ パソコン買い替え世帯率(総世帯、世帯単位)(買い替え理由別)

2014年は「上位品目」と「その他」の理由が大きく伸びている。どの選択肢に自分の買い替え理由が該当するかは回答者が判断するので一概には言えないが、OSの差し換えや駆け込み需要による買い替えでは、少なくとも「故障」「住所変更」を選ぶのは考えにくいことから、残りの2つ双方が大きく上昇するのも納得できる。

最後は直近年における詳細の属性区分別。

↑ パソコン買い替え世帯率(総世帯、世帯単位、属性別、2015年)
↑ パソコン買い替え世帯率(総世帯、世帯単位、属性別、2015年)

男性世帯の方が圧倒的に買い替え率は高く、30歳未満と40-50代が高めの値を示している。また年収別ではきれいな形で高年収ほど買い替え率が高く出ており、お財布事情が多分にパソコンの買い替え動機に影響を与えていることがうかがえる。パソコンを買い替えるとなれば一定額が離れていくため、低年収ではなかなか踏ん切りがつかないのだろう。



今件も合わせ「買い替えをした世帯の割合」はもう少し長期間の動向を確認したいところだが、消費動向調査で算出できる元値の公開が始まったのは2014年分からなので、2年分しか計上できないのはやむを得ない話。来年以降逐次データを蓄積し、経年変化における動きを見ていきたいところだ。


■関連記事:
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【VistaとWindows7の延長サポート期限が延びていた】(2012年)
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