相手の国の好き嫌い、諸外国の他国への好感度をグラフ化してみる(最新)

2020/03/18 05:08

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2020-0308先行記事【答えは二極化、日本を信頼できるか好感を持てるか】において、新聞通信調査会が2020年3月6日までに発表した、アメリカ合衆国やイギリス、フランス、中国、韓国、タイへのメディアに関する世論調査「諸外国における対日メディア世論調査」の内容を基に、諸外国における日本への好感度の実情を確認した。実は今調査項目では調査対象国における日本への好感度だけで無く、他の調査国に対する好感度も問われており、その値が公開されている。今回はその動向を見ていくことにする。各国の一般市民における他国への認識をうかがい知ることができよう(【発表リリース:諸外国における対日メディア世論調査】)。

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今調査における調査要項は先行記事【諸外国における新聞の信頼度、そして今後も役割を維持できるか否か】を参照のこと。そして先行記事「答えは二極化、日本を信頼できるか好感を持てるか」の通り、2020年の調査結果においては、日本は欧米諸国からは6割台から8割台、タイからは9割強、中韓からは2割-3割台の好感度を得ている。

↑ 日本に好感を持てるか(とても+ややの合計)(再録)
↑ 日本に好感を持てるか(とても+ややの合計)(再録)

次に示すのは、その対日本も含めた調査対象国各国における、自国以外の国への好感度の指標。好感が持てる(強弱)、好感を持てない(強弱)、加えて実質的にもう一つの選択肢である無回答(あるいは分からない)も合わせ5択のうち、強弱を合わせた好感が持てる派の回答率を合計した値となっている。日本は調査実施国ではないので掲載されておらず、また各国において自国の部分は空欄となっている。

↑ 対象国に好感が持てる人の割合(2020年)
↑ 対象国に好感が持てる人の割合(2020年)

各国の市民感情としての他国への敬愛度、好感度が如実に現れているのが興味深い。アメリカ合衆国は日本以外では英仏への値が高く、タイは6割台と高めの値。中韓へは4割台に留まっている。イギリスやフランスも似たようなものではあるが、イギリスではアメリカ合衆国よりもフランスへの値が高めなこと、韓国への値が低いのが目に留まる。フランスでは対日、対英の値が特段高いが、一方で対米の値が低めなのが特徴的。なおイギリスにおける好感度の値が全体的にいくぶん低めとなっているのは、他の回答事例から察するに「無回答」の値がそれなりに高めとなった結果だと思われる。

タイはおおよそどの国へも好感度が高いが、対韓・対中は7割前後。韓国では日本に対する値が一段と低いが(諸国の中では一番低い)、中国への値も低め。

中国はといえば、英仏への好感度が一段と高く7-8割台、次いで対タイが7割強。対米・対韓が4割台、そして対日は一段と低く1/3程度でしかない。

これらの値はあくまでも一般市民の思惑であり、各国の政府や行政などの姿勢とは別物。とはいえ民主主義国家では多分に市民感情なるものが国策に影響を与えうることを考えると、無視できない結果には違いない。


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