答えは二極化+1、日本を信頼できるか好感を持てるか

2015/04/03 11:00

国家同士の関係はその国全体の利益、歴史観、周辺国とのつながり方など多要素によって形成されるため、単純な国民感情のみで決定されることは滅多に無い。一方で多くの国で採用されている民主主義的政治体系においては、国民の意志が多分に反映されるため、国民の強い意志により国政そのものが変化を受ける事態も少なくない。今回は今回は新聞通信調査会が2015年3月30日に発表した、アメリカやイギリス、フランス、中国、韓国、タイへのメディアに関する世論調査「諸外国における対日メディア世論調査」の内容から、国そのものの施策にも影響を及ぼすかもしれない、国民ベースにおける日本への信頼度合い、好感を持つか否かについて確認をしていくことにする(【発表リリース:諸外国における対日メディア世論調査】)。

スポンサードリンク


今調査における調査要項は先行記事【諸外国から見た新聞の信頼度、そして今後も役割を維持できるか否か】を参照のこと。

次に示すのは日本への好感度合い。設問は「日本についてどう思っていますか」とシンプルなもの。強弱肯定的、強弱否定的、分からないの5選択肢から1つを選んでもらっている。

↑ 日本に好感を持てるか
↑ 日本に好感を持てるか

欧米3か国は肯定的な意見が7割前後、否定的な意見が1割強。イギリスがやや肯定派で低めなものの、これは「分からない」が多く他項目を圧迫しているだけで、大勢としてはほぼ同じ。他方、他項目でも日本への好意度の高さを示しているタイは肯定派が9割を超えており、否定派は1割にも満たない。

韓国はといえば、この類の調査の他事例同様、日本に対する反発心が強い。肯定派は3割に届かず、否定派が7割近く。「分からない」の回答率も2%ほどしかなく、意志の強さが見受けられる。中国も似たような値を示しそうだが、他の大部分の設問同様、質問自身が出来ない結果となっている。

それでは好き嫌いでは無く、信義則の観点などで、日本を信頼できるか否か。設問原文は「日本を信頼できる国だと思いますか」。選択肢のスタイルは好感の時と同じ。

↑ 日本を信頼できるか
↑ 日本を信頼できるか

大よそ好感を持てる・持てないと同じ動きで、方向性がさらに強化された感はある。米英仏タイは好感度合いの時と比べて肯定意見が強くなり、韓国は否定意見が強い結果が出ている。特に韓国では日本を信頼にたる国と考えている人は2割を切っており、強い否定意見を持つ人は4割近くに登っている。もっともこの動きは同様の他調査でも大よそ類似の結果が出ており、驚くには値しない。

今件項目でも中国は質問そのものが出来ず、回答値は得られていない。ある意味そのこと自体が、同国の実情を一番よく表しているのかもしれない。


■関連記事:
【日本から主要5か国への親近感推移をグラフ化してみる(2014年)(最新)】
【各国比較・若者の心配事情、日本と韓国は悩める若者が多い!?】
【「好感触8割」日本への東南アジア諸国の感情は良好、ただし韓国・中国は…】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー