価格変動に影響されるたまご、漸減する牛乳……家庭内のたまごや牛乳の摂取頻度動向(2015年)

2015/04/08 14:00

JC総研は2015年4月6日、畜産品などの消費性向に関する調査結果の概要を発表した。それによると調査対象母集団においては、たまごを家庭で毎日食べている人は2割強、牛乳を飲んでいる人は4割強に達していることが分かった。他方「ほとんどない」との回答者はそれぞれ数%、2割近く確認できる。たまごは多分に相場変動に左右される雰囲気だが、牛乳は飲料傾向が微減する動きを示している(【発表リリース:畜産物等の消費行動調査】)。

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今調査の直近分は2014年11月7日から12日にかけて全国の主婦・既婚男性・単身女性・単身男性に対してインターネット経由で答えてもらったもので、有効回答数は2178人。男女比率は1095対1083、世代構成比は20代以下から10歳区切り(70代は70代以上)で164人・308人・352人・352人・434人・568人。

今調査では畜産品などの消費性向を確認するとし、牛肉・豚肉・鶏肉・鮮魚・たまご・牛乳の家庭における摂取頻度を尋ねている。次以降に示すのはそのうちたまごと牛乳の動向を記したもの。まずはたまごについて。

↑ 家庭における食材の摂取頻度(たまご)
↑ 家庭における食材の摂取頻度(たまご)

たまごをほとんど食べない人はごく少数で2.9%。週一未満の人は11.5%。8割以上の人は週1回以上はたまごを自宅で食べている計算になる。週半分以上、つまり二日に一度以上は何らかの形でたまごを食べている人は約半数に達している。毎日の人ですら21.4%もおり、たまごの人気ぶりがうかがえる。最近では少々お高めになったものの、料理への汎用性・適応性が高く、調理方法も容易で、しかも老若男女を問わず人気がある食材となれば、これほどの高頻度で食されていても不思議では無い。

経年変化の点では特に傾向だった動きは無い。「ほとんど無い」の人が漸増しているようだが、誤差の範囲だろう。実際、直近2014年分ではやや低下している。昨今ではたまごの価格上昇が話題に登っているが、その影響は見られない。

↑ 家庭における食材の摂取頻度(牛乳)
↑ 家庭における食材の摂取頻度(牛乳)

続いて牛乳。ほとんど飲まない人は17.5%と2割近く。一方でほぼ毎日飲んでいる人は40.9%と4割強に達している。週半分以上も合わせれば、6割近くの人が二日に一度以上は牛乳を飲んでいる計算になる。

経年変化だが、毎日飲む人は漸増しているものの、ほとんど飲まない人も漸増。また週半分以上飲む人が大きく減り、頻度の低い飲み方をする人が増える動きを示している。この傾向が数年続いていたが、直近の2014年では「毎日飲む人の減少」「ほとんど飲まない人の減少」と、両極端の回答者率が減り、中庸派の中でもやや頻度が高い層が大きく増える動きを示している。牛乳の消費性向にいくぶんの変化が生じたようにも見えるが、誤差の範囲とも解釈できるため、来年以降の動きに注目したい。

昨今では乳製品やたまごの高騰がたびたび話題に登り、またスーパーなどで実物を手に取る際にその実情を改めて認識することができる。次年分の調査は2016年の3月前後に公開されることになるが、牛乳の消費性向の変化が単なるぶれなのか、確かなものとしてのトレンド転換なのかが、ある程度判明することになる。注意深く見守りたい所だ。


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