回転寿司のサイドメニュー、何皿食べるか何が好きか(2016年)(最新)

2016/04/14 12:22

ここ数年の間に生じた回転寿司界隈で大きな変化の一つとして挙げられるのが、サイドメニューの充実。元々それなりに子供客など向けのスイーツや寿司以外の軽食は用意されていたものの、寿司メインのこだわりから「寿司も食べられるファミレス的な外食店でもいいではないか」との割り切りを持ったのか、大規模な方針転換を各チェーン店とも実施。今ではサイドメニューだけでも立派に食事を完結できるほどの充実ぶりとなっている。今回はマルハニチロが2016年3月29日に発表した回転寿司に関する消費者実態調査から、回転寿司店におけるサイドメニューの利用状況を確認していくことにする(【発表リリース:回転寿司に関する消費者実態調査2016】)。

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サイドメニューの平均利用皿は2皿足らず


今調査に関する調査要項は先行する記事【利用者8割、そのうち月一以上は4割近く…回転寿司の利用実態】を参照のこと。

先行記事の通り、今調査対象母集団(月一以上で回転寿司を利用する人)においては、一度の利用で食する寿司の皿数は大よそ10皿。これにはサイドメニューは含まれていない。

↑ 回転寿司店で寿司を何皿食べる事が多いか(2016年)(月一以上で回転寿司を利用する人限定)(平均、皿)(再録)
↑ 回転寿司店で寿司を何皿食べる事が多いか(2016年)(月一以上で回転寿司を利用する人限定)(平均、皿)(再録)

それではサイドメニュー、例えばみそ汁や茶わん蒸し、各種デザートなどは何皿選択されているのだろうか。平均では1.7皿で、男性よりも女性の方がわずかながら多い結果となった。

↑ 回転寿司店で寿司以外のメニューを何皿程度食べることが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(2016年)
↑ 回転寿司店で寿司以外のメニューを何皿程度食べることが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(2016年)

ボリュームゾーンが1皿から2皿なのは男女共通だが、男性はゼロ皿が15.2%もいるのに対して女性は6.8%。ボリュームゾーンのうち2皿の項目でも女性は男性と比べて8.8%ポイント高い。寿司そのものは男女間で2.9皿の差が生じていることを合わせ考えると、回転寿司の利用では男性より女性の方がサイドメニューのウェイトが高いことが分かる。

サイドメニューの好みは?!


それでは実際に、どのようなサイドメニューが好かれているのか。男女別で大きな差異が生じそうだが、残念ながらその値の公開は無い。全体像としては茶碗蒸しがトップで、次いでみそ汁・赤だしが続く。

↑ 回転寿司店のサイドメニュー・一品料理の中で好きなメニュー(複数回答、上位陣)(月一以上回転寿司利用者限定)(2016年)
↑ 回転寿司店のサイドメニュー・一品料理の中で好きなメニュー(複数回答、上位陣)(月一以上回転寿司利用者限定)(2016年)

寿司がご飯系の食事であることから、それに良く合うメニューとしてみそ汁などが選択されるのは理解できるが、それよりも上位に茶碗蒸しがついているのは意外かもしれない。あるいは茶碗蒸しは美味しく作るのが難しく、また他の外食でも食する機会があまり得られないことから、気軽に足を運べる回転寿司が、良い機会として認識されているのだろう(例えば牛丼屋で茶碗蒸しがメニューに加われば、どのような反応が得られるだろうか)。

次いで多くの支持を集めているのはうどん。主食としては一番人気。次いでラーメンが続く。飲み会などにおける「しめ」的な意味合いでラーメンが食されることは多いが、それに近いポジションなのだろうか。他方、おかずとしてのサイドメニューでは、茶わん蒸しを除けばポテトフライが最上位で、次いで天ぷら、鶏から、軟骨の唐揚など、揚げ物が続く。

話題に登ることが多いスイーツ群では、ケーキが第4位でトップ。回転寿司では古くからゼリーやプリン、アイスクリームなどが導入されていたが、それらは上位陣には見受けられない。次いで和菓子が入っているが回答率は6.3%。メニューとして用意している店舗がまだ絶対多数では無いのも一因だが、回転寿司におけるスイーツ群は、あまり高い評価を受けていないようだ。

これを回答者の年齢階層別に区分けし、上位陣を列挙したのが次のグラフ。

↑ 回転寿司店のサイドメニュー・一品料理の中で好きなメニュー(複数回答、上位陣)(年齢階層別)(月一以上回転寿司利用者限定)(2016年)
↑ 回転寿司店のサイドメニュー・一品料理の中で好きなメニュー(複数回答、上位陣)(年齢階層別)(月一以上回転寿司利用者限定)(2016年)

10代はケーキ、ラーメン、ポテトフライとファストフード系、スイーツが上位に来る。ところが20代以降は概して茶碗蒸しとみそ汁・赤だしが上位を独占し、ケーキは30代の第3位に収まるのみ。寿司と相性が良いからなのか、元々茶碗蒸しとみそ汁・赤だしの人気が高いがための高値なのか。今調査の結果からだけでは判断は不可能だが、興味深い話に違いない。上記で「牛丼屋に茶碗蒸し」との例え話をしたが、あるいは和食系の外食チェーン店で、お気軽に利用できる系統の店舗に求められている、需要の大きなメニューなのかもしれない。


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