「一人回転寿司はアリ」77%、実践派は男性多数で若年層は及び腰

2015/04/04 09:00

世帯人数の少数化、一人暮らし世帯の増加、食生活の変化、さらには成人の一人における食事をむしろ楽しもうとする社会的風潮により、いわゆる「ひとり飯」なる食のスタイルが世間一般に認められつつある。外食店ではその「ひとり飯」での利用が前提となるタイプの店もあるが、家族連れ、グループ利用が前提な店も多く、後者の店での個人利用は気恥ずかしさの点で「利用ハードルが高い」と言われている。今回はその認識が強い店の代表格として知られている回転寿司における「ひとり飯」の実情について、マルハニチロが2015年3月31日に発表した回転寿司に関する消費者実態調査から確認していくことにする(【発表リリース:回転寿司に関する消費者実態調査2015】)。

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今調査に関する調査要項は先行する記事【利用者8割、そのうち月一以上は4割近く…回転寿司の利用実態】を参照のこと。

まずは回転寿司における「ひとり飯」、つまり一人で回転寿司を利用することのあり・なし感。「あり・なし」について具体的な定義は成されていないが、普通にこの言い回しを見聞きし解釈する内容としては、ありが「マナーの観点で行っても構わない」、無しが「常識から外れる雰囲気が強いので好ましいものでは無い」と読み解けば良いだろう。

↑ 回転寿司の使い方として「一人の食事の時に使う」のはありか無しか(月一以上回転寿司利用者限定)(2015年)
↑ 回転寿司の使い方として「一人の食事の時に使う」のはありか無しか(月一以上回転寿司利用者限定)(2015年)

当事者が気恥ずかしさを覚えるのは店内に居る時間帯がメインとなるので、回転寿司利用者における判断を聞けばよいから、今調査対象母集団での判断のみで十分。回転寿司利用者以外の意見を尋ねてもあまり意味が無い。大よそ8割近くが肯定派となり、否定派は2割強。「一人回転寿司」は容認されていると見て良いだろう。

それでは具体的に、その「一人回転寿司」を利用している人はどれほどいるだろうか。「誰といくことが多いか」との問いの中で「一人で」の項目結果を抽出しており、一定頻度以上で一人で回転寿司をたしなむ人の割合となるが、全体ではほぼ1割強との結果が出ている。

↑ 一人で回転寿司に行くことが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(2015年)
↑ 一人で回転寿司に行くことが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(2015年)

全体では11.3%だが男性に限れば16.8%。仕事帰りに居酒屋で一杯、あるいは外回りの営業などの際の食事としてなど、利用機会は男性の方が多いように見受けられる。女性では年齢別の差異がほとんど見られないが、男性では明確に高齢層ほど高い値が出ており、歳を経るほど一人回転寿司をたしなむ機会が増えていることが分かる。金銭的な問題がハードルとなっているのだろう。

見方を変えれば、今件結果は女性は一人で回転寿司を利用することを、敬遠しているとも読み取れる。男性と比べて就業中・就業後に立ち寄る機会が少ないのも一因だが、女性の「ひとり飯」がしにくい場所であるとのイメージがあるのも否定は出来ない。

昨今では食の多様化、近接他業種の事業広域化を受け、回転寿司店も多様なメニューを導入し、今や回転寿司店のシステムを採用したファミリーレストラン的な実態を有する店も多い。この動きもあるいは、女性が足を運びやすい雰囲気をかもすための施策の一つなのかもしれない。


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