回転寿司での平均利用枚数、利用頻度……4年間の変化を探る

2015/04/02 15:00

【利用者8割、そのうち月一以上は4割近く…回転寿司の利用実態 】をはじめ複数の記事で、マルハニチロが2015年3月31日に発表した調査結果【回転寿司に関する消費者実態調査2015】を基に、回転寿司に関する状況確認を行った。今回は同社の過去における同様の調査結果を抽出し、状況の経年変化を探っていくことにする。

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現在公開されている資料をたどる限り、マルハニチロが回転寿司に関して調査を行ったのは計5回、今件2015年分、そして2014年、2013年、2012年、2010年。ただし2010年分は2012年以降のものと比べて調査項目が多分に異なり、時系列的な比較が難しい。そこで2012年から2015年の4年分に限定し、3つの項目の経年変化を確認していくことにする。

まずは回転寿司に限らず、寿司の購入・摂取スタイル。今項目では調査対象母集団は回転寿司の利用動向に関係なく、一般の人に尋ねていることに注意。

↑ 何処で寿司を買う・食べているか(複数回答)
↑ 何処で寿司を買う・食べているか(複数回答)

比較できるのが4年分なので経年変化を少々つかみにくいのが残念だが、「スーパーなど」「家族で手巻きずしなどを作る」の2項目で減少している動きが見える。それ以外の項目は大よそ横ばいの状態が維持され、変化の兆しは無い。強いて言えば「寿司は食べない」の回答率が少しずつ上昇しているのが気になる。

続いて回転寿司利用者における、利用頻度。

↑ どれ位の頻度で回転寿司を利用しているか(テイクアウトは除く、回転寿司利用者限定)
↑ どれ位の頻度で回転寿司を利用しているか(テイクアウトは除く、回転寿司利用者限定)

経年で大きな変化はない……ように見えるが、2013年をピークに少しずつ利用頻度が落ちているとも解釈できる動きがある。各区分の色合いは赤系統ほど高頻度、青系統ほど低頻度に配色しているため、少しずつ右側の青が広がり、左側の赤が減っているのが分かる。特に1年に1回以下しか行かない人が確実に増加しており、回転寿司利用者に限っても、利用頻度が漸減している実情が見えてくる。

最後は、回転寿司利用者には一番気になる内容、利用時における平均の利用皿枚数。

↑ 寿司以外のメニューも含め回転寿司で何皿程度を食べることが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(平均皿数)
↑ 寿司以外のメニューも含め回転寿司で何皿程度を食べることが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(平均皿数)

この4年間では直近2015年も含めた3年に渡り、少しずつだが利用枚数の減退が確認できる。特に2015年の減少度合いは大きく、女性では1年で1皿ほどの急激な減少が起きている。上記にある通り回転寿司を利用する人の割合に変化はないが、利用頻度は減っていることから、回転寿司常用者において、利用頻度が減り、利用皿数も減るという希薄化が生じている可能性がある。



調査は2010年から継続して行われているものの、2010年分は項目に差異があること、2011年は(恐らく)震災で調査そのものが行われなかったこともあり、実質4年分しか経年変化が取得できていないことから、短期間における変化の確認となった。特に2015年では大きな動きが生じているが、これがトレンドによるものか、単なるぶれによるものかは、来年以降の動向で見極める必要がある。

是非とも来年もまた継続して、調査結果を公開してほしいものである。


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