働く女性の想い、「本当は専業主婦になりたい」は1/3

2015/03/31 14:00

今や1000万世帯を超えたとされる共働き世帯だが、女性は就業以外に家事の多分に従事する場合が多く、必然的に個人に課せられる負担が多くなる。他方、就業そのものでも男性と比べ女性は、就業技術には関係なく不利なポジションに置かれている事例が多々あるとの指摘もなされている。今回はソニー生命保険が2015年3月26日に発表した【女性の活躍に関する調査2015】から、働く女性の就業そのものや世帯への想いに関して確認をしていくことにする。

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今調査は2015年2月24日から26日にかけて20歳から69歳の女性に対してインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000人。20代から10歳区切りで均等割り当て。調査協力会社はネットエイジア。

今調査対象母集団のうち有職者(未既婚を問わず。よって兼業主婦以外に独身者の就業者も含む)に対し、生活や仕事に関する問いを行い、その内容に対し「非常にそう思う」「ややそう思う」(以上肯定派)「どちらともいえない」(以上中庸・意見留保派)「あまりそう思わない」「全くそう思わない」(以上否定派)のいずれかの選択肢で回答してもらい、そのうち肯定派の値を累積した結果が次のグラフ。

↑ 生活や仕事に関する内容について、そう思うか思わないか(女性回答、有職者限定、思う派合計)
↑ 生活や仕事に関する内容について、そう思うか思わないか(女性回答、有職者限定、思う派合計)

有職女性の3/4以上が「女性が社会で働くには不利な点が多い」と実感している。これが自分の経験に依るものか、それとも周辺で見聞きしたものを起因としているかまでは問われていないが、多分に実体験によるものと考えた方がよさそうだ。一方、「現在の生活に満足している」との回答も半数近くに達しており、不平不満に満ちあふれた日々を迎えているわけではないことが分かる(ちなみに否定派は29.4%)。

また、3/4超が不利な点が多いとする状況下でも、4割以上の人は「今後(も)キャリアを積み、高みを目指したい」としている。さらに2割は管理職への機会があればチャレンジしたいとし、意気盛んであることがうかがえる。

不遇な環境下におかれていることを自覚しながらも、現状に満足し、さらにステップアップしたいとの意向も少なくない就業女性だが、同時に専業主婦になりたい人も1/3に届いている。今件は独身就業者も回答に含まれており、その場合は仕事を辞しても専業主婦になるわけではないので、今項目では回答そのものが元々「どちらともいえない」としか選択しようがないことから、数字上にぶれが生じている可能性もあるものの(あるいはその場合、「結婚した上で」も自動的に条件設定として加わるのかもしれない)、少なからぬ有職女性が専業主婦への憧れを抱いていることになる。

この項目について、回答者の年齢階層別にみたのが次のグラフ。

↑ 生活や仕事に関する内容について、そう思うか思わないか(女性回答、「本当は専業主婦になりたい」、有職者限定)
↑ 生活や仕事に関する内容について、そう思うか思わないか(女性回答、「本当は専業主婦になりたい」、有職者限定)

20代から30代にかけて専業主婦を望む人の割合が、それより上の年齢階層と比べて高い値が出ている。結婚して世帯に入り子供が生まれ、家事育児の上で非常に多忙になる時期と重なるため、出来れば育児に専念したいとの想いが透けて見えるようである。特に子育てが一番多忙となる人が多いであろう30代で、専業主婦を望まない人の割合が一番低い傾向を示しているのが、その実情の表れではないだろうか。


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