子供の育児や世話、食事の準備、時給換算するとどれぐらい? 女性自身に聞いてみました

2015/03/28 10:00

育児や家事は世帯維持には欠かせない行動である一方、その行為に対して具体的な対価が支払われることは無い。兼業世帯の増加に伴い男性の家事参加が声高に叫ばれるようになる中で、これらの行動を時給換算し、一つの指針とする、あるいは重要性を再確認する動きが定期的に生じ、男女を問わずさまざまな想いを馳せる数字が算出されている。今回はソニー生命保険が2015年3月26日に発表した【女性の活躍に関する調査2015】から、女性自身が認識している、家事などの行動に関する時給換算の結果を見ていくことにする。

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今調査は2015年2月24日から26日にかけて20歳から69歳の女性に対し、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。20代から10歳区切りで均等割り当て。調査協力会社はネットエイジア。

冒頭で触れている通り、女性が世帯で行う家事や育児、さらには居住地域近辺におけるさまざまな付き合いの行動を、仮に対価の発生する就労と見なし、時給換算するといくらぐらいになるかについて尋ね、その結果の平均値を算出したのが次のグラフ。6項目のうちもっとも高い価格がつけられたのは「未就学児の育児・世話」で1305円。

↑ 毎日の家事や地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか(女性回答、自由回答、平均額、円)
↑ 毎日の家事や地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか(女性回答、自由回答、平均額、円)

同じ子供の育児・世話でも小学生以上の区切りでは200円以上低い1069円となっている。これは乳幼児の方が手間がかかり、負担が大きいとの認識が回答者にあるのが原因。次いで「食事の準備・後片付け」が999円、「掃除・洗濯」が899円と続く。町内会の寄り集まりや共同での草むしりなどといった「地域社会での貢献」は827円、そして「お買いもの」が814円。あくまでも平均額ではあるが、高低を含め色々な意見が寄せられそうな値ではある。

類似調査は2年前の2013年に行われており、その結果と比較すると、すべての項目で上昇している。特定できるだけの原因は今調査では行われていないが、「比較対象となり得る一般就労の時給相場が上昇している」「男性の家事参加要求機運の高まりの中で、女性の家事などへの自己評価の見直し」さらには「前回の調査結果発表を受けて世間一般に『女性の家事に対する時給換算』が話題に登り、水準の低さに対して否定的な意見を持つ人が多かった」などが考えられる。

なお、前回の回答値との差異について、その変移率を算出すると次の通りとなる。

↑ 毎日の家事や地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか(女性回答、自由回答、平均額、2013年から2015年の変移率)
↑ 毎日の家事や地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか(女性回答、自由回答、平均額、2013年から2015年の変移率)

「未就学児の育児・世話」の上昇率が一番大きく、10%を超えている。元々絶対金額でも同項目は一番だったが、さらにその従事に対する評価が高まった形ではある。

今件を受けて実際にこの金額を支払うべき、そもそも論として対価を考える類のものでは無い、相方の実労働への評価の過小化にならないかなど、多様な意見が生じることは容易に想像できる。しかしこれらの値はあくまでも自由回答の結果によって算出された指針、目安のようなもの。参考値としての活用が望まれよう。


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