趣味や娯楽のインターネットはいつごろ使われているのだろうか(2016年)(最新)

2016/03/17 05:08

先行記事【男性全般・女性中堅層までで大きく増える趣味や娯楽のインターネット利用(2016年)(最新)】において、NHK放送文化研究所が2016年2月17日に発表した2015年国民生活時間調査の報告書をもとに、日々の趣味や娯楽に係わるインターネット利用状況を、行為者率と行為者の利用時間の観点から確認した。今回は切り口を変え、過去から現在における、平日と日曜における時間別の利用状況の推移を見ていくことにする。どの時間帯で趣味や娯楽のネット利用がなされているか、また昔と今とではどのような違いがあるのかを、つかみ取ることができよう(【発表リリース:2015年 国民生活時間調査】)。

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今調査の調査要項は先行記事【大きく減ったテレビを観る人、高齢者は相変わらず高視聴率だが…(2016年)(最新)】を参照のこと。また今件精査を行う「趣味・娯楽・教養を目的としたインターネットの利用」などの定義づけは先行記事「男性全般・女性中堅層までで大きく増える趣味や娯楽のインターネット利用」を参照のこと。仕事や学業に係わるネット利用、電子メールや知人・家族とのやりとりは今件には該当しないことに注意が必要となる。つまり今件はあくまでも趣味や趣向に限ったインターネット利用動向であり、インターネット利用全体のものでは無い。

さて、取得可能な最古の値となる2005年から、最新の2015年分までの計3回分に渡り、老若男女を合わせた全体の、趣味・娯楽・教養を目的としたインターネットの行為者率の推移は次の通り。年齢階層別人口構成も微妙な変化が生じているため、各年の全体的な動向指標のようなものと見れば良い。

↑ 趣味・娯楽・教養のインターネット行為者率(平日)
↑ 趣味・娯楽・教養のインターネット行為者率(平日)

まず平日。朝方はほとんどの人が寝ているためゼロに近づき、少しずつ増加していく。朝食後、お昼前まで上昇は続くが、お昼の時間帯は下落を示す。その後再び増加し、夕食時にまた下落し、その後は急速に増加する。この動きから、「午前中は昼前まで空き時間などを見つけての利用」「昼以降も空き時間、帰宅時時に利用」「食事の際には利用を避ける」「夕食後はプライベート時間を用いての利用」といった利用スタイルが見えてくる。

また経年変化だが、一部逆転現象が起きている時間帯もあるものの、大よそ2005年から順当に増加の動きを示している。特に午前中・昼前、そして夕食後の時間帯で大きな増加が見受けられる。とりわけ夕食後の利用率は大きな増加を示しており、平日の自由時間における時間の費やし方の選択肢として、趣味・娯楽・教養のインターネットが確実に浸透している状況がつかみ取れる。

続いて日曜。多くの人は学校や仕事もなく、プライベートな時間が多分に取れる一日における利用状況となる。縦軸の仕切り分けは平日と同じにしてある。

↑ 趣味・娯楽・教養のインターネット行為者率(日曜)
↑ 趣味・娯楽・教養のインターネット行為者率(日曜)

平日と比べて値そのものが大きく増えていることが分かる。また、減少するタイミングは昼食と夕食時で平日と同じだが、食事の間における上昇ぶりが平日とは大きく異なり、昼間でも多分に使われていることが確認できる。とりわけ夜間、夕食後の利用は多くの人が使っており、6%を超えている。

さらに経年変化を平日との違いで見ると、食事と食事の間の中間時における利用率が、平日よりも大きく盛り上がっている。日曜におけるプライベートタイムの娯楽としての選択肢に、趣味・娯楽・教養のインターネットが確実に、そして急速に広まっている状況が見て取れる。

本来はこの動向は年齢階層別に、しかも単なる趣味・娯楽・教養のインターネットではなく、インターネット利用全体で見た方が良いのだが、残念ながら今調査ではその値の取得はかなわない。他の類似調査で推し量る機会も得られよう。


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