平日と休日の食事時間帯をグラフ化してみる

2011/05/15 12:00

NHK放送文化研究所が2011年2月23日に発表した「2010年国民生活時間調査報告書」は、同研究所が5年毎に定期調査を行っている研究報告の最新版で、日本の社会文化の変遷を推し量る上で役立つデータが多数盛り込まれている。今回はその中から、平日と休日、それぞれについて「いつ食事をしているか」のグラフ化を試みることにした(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2010年10月14日から24日にかけて10歳以上の日本国民を対象に住民基本台帳から層化無作為2段抽出方式によって選ばれた7200人(12人×150地点×4回)を対象にし、配布回収方法によるプリコード方式で行われたもので、有効回答数は4905人。男女比は47.7対52.3、年齢階層比は10代11.8%・20代10.1%・30代15.0%・40代15.0%・50代15.2%・60代16.2%・70歳以上16.7%。なお「行為者」とは指定された行動を行ったもの、「行為者率」は該当時間幅にその行動を15分以上した人が全体に占める割合を意味する。

また、時間帯の区切りにおける表記は「直前区分からその時間まで」を意味する。例えば「1時30分」なら「1時00分-1時30分」である。

食事時間帯の動向は、食事をし「ながら」テレビを見る傾向が強いことから、【テレビを観るのは朝昼夕食時、夜はやっぱり多めです】【テレビ観る時「ながら」と「専念」どちらが多い?】などである程度推測できる。つまりテレビ視聴のうち「ながら」の行為者率が高い部分で食事をしている、というもの。ただし平日の昼間は職場や学校で食事を取る人も多いため、テレビの「ながら視聴」の比率は低めとなる。

↑ 全体・平日におけるテレビの視聴(スタイル別)
↑ 全体・平日におけるテレビの視聴(スタイル別)(再録)

↑ 全体・平日におけるテレビの視聴(スタイル別)
↑ 全体・平日におけるテレビの視聴(スタイル別)(再録)

それでは肝心の食事における平均行為者の推移は……ということでデータを当たったが、直接生成されたグラフは無し。代わりに資料巻末の元データの一部に行為者率の推移を確認。それを基に独自に生成したのが次のグラフ。

↑ 食事の平均行為者率(平日、全体)(記載は終了時間)
↑ 食事の平均行為者率(平日、全体)(記載は終了時間)

↑ 食事の平均行為者率(日曜、全体)(記載は終了時間)
↑ 食事の平均行為者率(日曜、全体)(記載は終了時間)

一日三回大きな山が出来ており、食事を一日三回取るライフスタイルが確立されているのが分かる。そしてよく見て行くと、

・平日より日曜の方が朝食時の幅が広く、起床時間がまちまちなことが推測できる。
・平日の昼食時は時間帯が限られており、ピーク時の行為者率が高い。
・日曜夕食は平日夕食よりもピーク時の行為者率が高く、時間を合わせて食事が出来ていると見受けられる。
・朝食のピークは平日の方がやや早い。

などの動きを読みとれる。特に最後の「朝食のピークは平日の方がやや早い」は、次のように平日・日曜を重ねて折れ線グラフにすることで明確化される。

↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)
↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)

朝食は起床時間がずれるのでピークやボリュームゾーンもずれる。そして夕食は食事時間こそ変わらないものの、皆で食事を取るために該当時間帯の行為率が上がることが確認できる。



食事の時間はテレビの視聴や調理など、さまざまな行動が行われるため、他の生活習慣との関連性が深い。別の生活様式について検証する際に、今件データは大いに役立つに違いない。

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