平日の夜の時間の睡眠状態をグラフ化してみる(最新)

2021/06/11 05:19

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2021-05311日は24時間しかないことから、何かしたいことが増えれば、当然他に充てている時間を減らす必要が生じてくる。例えば仕事や勉強への時間が必要な時、何の時間を削るだろうか。一番容易に思い浮かべるのが睡眠時間。それでは人々は夜何時ごろ床に就いているのか。今回はNHK放送文化研究所が2021年5月21日に発表した2021年国民生活時間調査の報告書をもとに、男女別・年齢階層別の睡眠動向を確認していくことにする(【発表リリース:「2020年 国民生活時間調査」結果概要】)。

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男女とも高齢層ほど早寝。ただし男性10代は60代とほぼ並ぶ


今調査の調査要項は先行記事【大きく減ったテレビを見る人、しかし高齢者は相変わらずほとんどの人が見ている(最新)】で記載済みなのでそちらを確認のこと。また今件における睡眠とは30分以上連続した睡眠を指す。寝ぼけなまこ状態のぼんやりとした時間、10分ぐらいの短時間な仮眠は該当しない。なお夜間勤務など特殊な事例の人もいることから、属性別の区分でも100%に達することはない。

次に示すのは平日の男女別・各年齢階層における、それぞれの時間帯の睡眠行為者率。値が高いほど、その時間帯で寝ている人が多いことになる。グラフの領域における色分け(50%から70%、70%から100%)は一つの目安となる(2015年の報告書で用いられていた様式を踏襲)。

↑ 睡眠行為者率(男性、平日、年齢階層別)(2020年)
↑ 睡眠行為者率(男性、平日、年齢階層別)(2020年)

↑ 睡眠行為者率(女性、平日、年齢階層別)(2020年)
↑ 睡眠行為者率(女性、平日、年齢階層別)(2020年)

先行する各記事(例えば【高齢者は夕食前からずっと見ている…男女別・年齢階層別で異なる平日夜間のテレビ視聴スタイル(最新)】)、さらには周辺家族などの実体験から容易に理解できる話だが、年を取るほど早寝となる。つまり早い時間に睡眠行為者が増えることになる。グラフの上でも若年層ほど折れ線が下で、高齢層ほど上になる。例えば22時には70歳以上では男性は4割強、女性は3割強がすでに寝ているが、男性は20-40代と50代、女性では20代と40-50代は2割以下しか寝ていない。

ただし10代は別で、睡眠動向は男性では60代とあまり変わらず、女性では一部時間帯で70歳以上よりも早寝をしている動きを示している。まだ夜更かしができるほど成長しておらず、保護者からも早く寝るようにさとされている結果ではある。

おおよそ5割が眠る時間帯を確認すると、10代は男性が23時00分、女性は23時30分だが、20代になると男女ともに深夜0時になる。成人若年層は大いに夜更かしをしているようだ。

男女で比較をしてみると


続いて、男女の睡眠タイミングの違いをいくつかの切り口で見ていくことにする。まずは単純に深夜ゼロ時には寝ている人。

↑ 睡眠行為者率(平日、深夜ゼロ時、男女別・年齢階層別)(2020年)
↑ 睡眠行為者率(平日、深夜ゼロ時、男女別・年齢階層別)(2020年)

10代は9割前後が寝ている。30代ではやや女性の方が多い≒早寝の傾向が出ているが、実のところ全般的には男女であまり差異は無いと解釈できる結果が出ている。他方、20代では3割近く、40-50代では2割近くが深夜ゼロ時の時点でもまだ起きていることになる。また10代と70歳以降の睡眠動向が似通っていることがこのグラフからも確認できる。

もう一つは似たようなグラフを2つの時間帯、23時と深夜ゼロ時について作成したもの。

↑ 睡眠行為者率(平日、特定時刻、男女別・年齢階層別)(2020年)
↑ 睡眠行為者率(平日、特定時刻、男女別・年齢階層別)(2020年)

例えば10代だと男性は23時時点で男性の方が多く寝ているが、深夜ゼロ時ではむしろ女性の方が寝ている。ただ10%ポイント以上の差が出ているのは10代の23時ぐらいで、他の属性では男女差はあまり出ていない。少なくとも平日においては、男女での就寝時間の差はあまりないようだ。

2015年までの調査結果だと男女でそれなりに大きな違い(例えば女性の方が夜更かしをしている傾向がある)が出ていたのだが、今回の2020年分では明らかな差異は見つからなかった。新型コロナウイルス流行で生じた巣ごもり化現象によって、家事分散が進んだり夫婦で就寝時間を合わせやすくなるなるなどといった変化が生じ、それが影響していると考えるのは飛躍し過ぎているだろうか。


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