平日の夜の時間の睡眠状態をグラフ化してみる(2016年)(最新)

2016/03/07 05:11

1日は24時間しかないことから、何かしたいことが増えれば、当然他に充てている時間を減らす必要が生じてくる。例えば仕事や勉強への時間が必要な時、何の時間を削るだろうか。一番容易に思い浮かべるのが睡眠時間。それでは人々は夜何時ごろ床に就いているのか。今回はNHK放送文化研究所が2016年2月17日に発表した2015年国民生活時間調査の報告書をもとに、性別・年齢階層別の睡眠動向を確認していくことにする(【発表リリース:2015年 国民生活時間調査】)。

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男女とも高齢層ほど早寝。ただし10代は60代に次ぐ


今調査の調査要項は先行記事【大きく減ったテレビを観る人、高齢者は相変わらず高視聴率だが…(2016年)(最新)】で記載済みなのでそちらを確認のこと。また今件における睡眠とは30分以上連続した睡眠を指す。寝ぼけなまこ状態のぼんやりとした時間、10分ぐらいの短時間な仮眠は該当しない。なお夜間勤務など特殊な事例の人もいることから、属性別の仕切り分けでも100%に達することは無い。

次に示すのは平日の性別・各年齢階層における、それぞれの時間帯の睡眠行為者率。値が高いほど、その時間帯で寝ている人が多いことになる。グラフの領域における色分け(50%から70%、70%から100%)は報告書の仕切り分けを踏襲した。

↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・男性・年齢階層別)(記載は終了時刻)
↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・男性・年齢階層別)(記載は終了時刻)

↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・女性・年齢階層別)(記載は終了時刻)
↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・女性・年齢階層別)(記載は終了時刻)

先行する各記事(例えば【世代・性別で異なる平日夜間のテレビ視聴スタイル】)、さらには周辺家族などの実体験から容易に理解できる話だが、歳を取るほど早寝となる。つまり早い時間に睡眠行為者が増えることになる。グラフの上でも若年層ほど折れ線が下で、高齢層ほど上になる。例えば22時(21時45分から22時)までの間に、70歳以上では男性は4割近く、女性は3割近くがすでに寝ているが、男性は20代から40代、女性では20代から60代までが1割以下しか寝ていない。

ただし10代は別で、睡眠動向は男性では50代と60代の間、女性では一部時間帯で60代よりも早寝をしている動きを示している。まだ夜更かしができるほど成長しておらず、保護者からも早く寝るようにさとされている結果ではある。

大よそ7割が眠る時間帯を確認すると、10代は男女とも深夜0時だが、20代になると女性で0時半、男性にいたっては公開されている領域の0時半までの間でも7割に届かない。30代に入ると男女ともに0時15分となり、やや早寝となるが、成人若年層は大いに夜更かしをしているようだ。

男女で比較をしてみると


続いて、男女の睡眠タイミングの違いをいくつかの切り口で見ていくことにする。まずは単純に午前ゼロ時には寝ている人。時間の仕切り分けとしては、23時45分から0時のタイミングで睡眠の行為者に該当した人となる。

↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・性別・年齢階層別)(午前ゼロ時)
↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・性別・年齢階層別)(午前ゼロ時)

10代は男女ともすでに7割が寝ている。20代から30代までは女性の方が寝ている人が多く、特に30代では15%ポイントもの差が出ている。起床時間は概して女性の方が早いため、早めに寝る必要があるのだろう。ところが40代になると男女で同じ、50代以降はむしろ男性の方が早寝の傾向を示す。興味深い動きではある。他方、見方を変えれば60代以降の人においても午前ゼロ時の時点で、2割近くは起きていることになる。

もう一つは似たようなグラフを2つの時間帯、23時(22時45分から23時)とゼロ時(23時45分から24時)で生成したもの。

↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・性別・年齢階層別)(記載は終了時刻)
↑ 夜間睡眠の15分毎の行為者率(2015年、平日・性別・年齢階層別)(記載は終了時刻)

10代の動向は男女であまり変わらない。しかし20代以降は23時ではまた女性の方が起きている人は多い(30代は例外)。ところがゼロ時になると男女で変わらず、むしろ女性の方が睡眠行為者が増える動きを示している。女性は日付の変わり目を目安に床に就く人が多いようだ。



他の項目計測値から「土曜は比較的夜更かし」「日曜は早寝」の動きも確認されるが、性別・年齢階層別の睡眠行為者率に係わる詳細値は大部分が未公開のため、詳しい挙動は分からない。また、例えば独身と世帯持ち、子供のあるなしなどでも睡眠動向には大きな違いがありそうだが、それも今件調査では推し量ることは不可能。

とはいえ平日・夜間部分に限っても、年齢階層・性別で睡眠動向には大きな違いがあること、特に高齢層や10代の睡眠の動きは注目すべきではあるし、他の行動性向を考察する際にも参考になりそうだ。


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