米成人の5割近くはゲームで遊び、1割は自分を「ゲーマー」と自覚している

2016/01/28 15:38

アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerは2015年12月15日、デジタル系ゲームで遊ぶこととゲーマーに関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、5割近くの人が何らかのデジタル系ゲームで遊んでおり、1割は自分自身を「ゲーマー」だと自覚していることが明らかになった。若年層は特に回答率が高く、遊んでいる人は2/3、ゲーマー自覚者は2割を超えている(【発表リリース:Gaming and Gamers】)。

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今調査は2015年6月10日から7月12日にかけて、アメリカ合衆国内に住む18歳以上の男女に対し、電話による音声インタビュー形式で行われたもので、有効回答数は2001件。うち1300件は固定電話、1300件は携帯電話向けに行われた。携帯電話で回答した人のうち、749件は固定電話を所有していなかった。各値には国勢調査結果によるウェイトバックが行われている。

次に示すのは調査対象母集団に対し、デジタル系ゲーム、具体的にはパソコン上のものだけでなく、据え置き型・携帯型の家庭用ゲーム機によるもの、さらにはスマートフォンなどによるゲームアプリも合わせたもの、で遊んでいるか(頻度は特に尋ねておらず、「遊んでいる?」の質問に同意的回答を示すか否かで判断してもらっている)、そして自身をゲーマーであると認識しているか否かを答えてもらった結果。ゲーマーと自覚している人は当然ゲームをプレイしているので、ゲームで遊ぶ人に内包されることになる。なお「ゲーマー」については、設問上では「ゲームで遊ぶことへのファン」「高頻度でゲームを楽しむ人」と説明されている。

↑ デジタル系ゲームのプレイ状況(米国、2015年6月)
↑ デジタル系ゲームのプレイ状況(米国、2015年6月)

成人全体では49%が「ゲームで遊んでいる」と回答。その人たちのうち大よそ1/4、全体比では10%が、自身を「ゲーマーである」と自認している。スマートフォンのアプリゲームも含むためか、かなり高い値。男女別ではゲームプレイヤー、ゲーマー共に男性の方が多く、男性は7人に1人ほどがゲーマー自覚者となっている。年齢階層別では若年層ほどゲームプレイヤー、ゲーマー共に値は高く、特に30歳未満では2/3がプレイヤー、22%がゲーマー自覚者。

興味深いのは学歴別。「低学歴ほどゲームプレイヤーが多いのだろう」とのイメージを持つ人もいるかもしれないが、実際には大学修学者までは一様に高学歴ほどゲームプレイヤー比率は上昇する。ただしゲーマー率は実質変化無し。大卒以上になると、プレイヤー・ゲーマー共にやや値を落とす。

世帯年収別では最低額の仕切り分けが一番プレイヤー率が低く、中堅層で高くなる。ただしゲーマー自覚者は低所得層が一番高く、順次低下する傾向を示している。アメリカ合衆国における調査結果では多分に、学歴と世帯年収の間には相関関係があるが、今件では高卒未満と3万ドル未満がリンクしている以外は、特に連動性はないようだ。

一部のみの公開なので若年層しか確認できないが、男女の差異は若年層で大きく生じている。

↑ デジタル系ゲームのプレイ状況(米国、2015年6月、一部詳細属性)
↑ デジタル系ゲームのプレイ状況(米国、2015年6月、一部詳細属性)

30歳未満の男性は実に1/3が自分をゲーマーだと認識しているのに対し、女性は1割にも満たない。そして77%もの男性はゲームをプレイしているが、女性は57%に留まっている。日本で類似調査を見かけていないで比較はできないが、ゲームプレイヤー率はともかく、ゲーム自覚率は随分と高い気がする。


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