野菜をどこでどれだけ買っている? 1回平均762円、場所はスーパーがほとんど(2015年)

2015/01/08 08:00

日々の食生活に欠かせない存在の野菜だが、出来合いの総菜を購入するのではなく自宅で何らかの調理をする場合には、店などで一定量を買い込んで用いることになる。一度あたりの野菜の購入額はいかほどなのか、そして主にどこで野菜は調達されているのか、自分自身以外の人たちの行動性向は案外知らないものだ。今回はJC総研が2014年12月3日に発表した、野菜や果物の消費行動に関する調査結果をもとに、この野菜の購入金額や購入場所に関する動向を確認していくことにする(【発表リリース:野菜・果物の消費行動調査】)。

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購入金額は漸次増加中、ただし……


今調査の調査要項などは先行記事【サラダや料理用のカット野菜、どれだけ使ってる?】を参考のこと。

次に示すのは1回あたりの野菜の平均購入金額。ただし経年変化で同一条件上の比較をするため、全体値も含め既婚男性は除外した上での値となる。これによると大よそ700円台を維持しているが、少しずつ購入金額は上昇する傾向にある。

↑ 野菜購入1回あたり平均金額(円)(2014年)(全体は主婦と単身男女ベース)
↑ 野菜購入1回あたり平均金額(円)(2014年)(全体は主婦と単身男女ベース)

属性別では主婦が一番多く、直近平均額は827円/回。次いで単身女性の648円/回、最後に単身男性の468円/回と続く。単身男性の野菜不足が懸念される。一方女性陣の購入額が増加しているが、これには「購入頻度は同じで1回あたりの購入量が増えた≒野菜摂取量が増えた」「野菜が値上がりした」「単にまとめ買いが増えた(購入頻度は減少)」などの状況が考えられる。JC総研で並列調査が行われているお米関連の調査では、ここ数年で中食が増加傾向にあること、今調査で野菜の摂取頻度の減少傾向が確認されていることから、まとめ買いか野菜の価格上昇が原因と考えられる。

野菜はどこから調達しているのか


野菜の購入金額の上昇に小さからぬ影響を与えているであろう要素が、野菜の調達ルート。次に示すのは野菜を購入する際に「1番よく足を運ぶ場所」「2番目に」「3番目に」をそれぞれ尋ね、そのうち1番の場所、さらには1番から3番までに選ばれた比率をすべて加算した値をまとめたもの。最優先で選ばれる場所と、総合的に良く使われる場所が分かる形となっている。

↑ 野菜の主な購入先(2014年、野菜購入者限定、最も最初に行く先/3番目までの合計)
↑ 野菜の主な購入先(2014年、野菜購入者限定、最も最初に行く先/3番目までの合計)

野菜調達にもっともよく使われているお店はスーパー。最優先で足を運ぶ人は83.0%、3番目まで累積すると95.4%に達する。2番目や3番目としては青果専門店(俗にいう八百屋さん)、農産物直売所、そして生協が主に使われるようで、累積値が2割前後。場所によっては生協の方が野菜調達に適していることから、生協を一番よく使う人は5.2%とやや多めの値が出ている。

地域農家との提携や調達ルートの確保などに勤しみ、最近特に野菜の販売に力を入れているコンビニや、衣料品などの不調で食料品が今や大黒柱的存在となりつつある百貨店も、1番では無いもののそれなりに使われている。特にコンビニは1割強の人が「3番目までには野菜調達のルートとして使っている」と答えており、注目に値する。

距離的な身近さや営業時間の長さからはコンビニが、自宅までの運搬や購入時の手軽さを考慮すればネットスーパーやネット通販、そして食材宅配業者が、今後はさらに注目を集め、利用機会を増してくるだろう。インターネットの普及促進や、対応業者の増加も、それを後押しする。特に一人暮らしの若年層や、高齢層には大いに受け入れられるものと考えられる。

今件調査項目は都合3年分しか経年変化のデータが無いが、販売機会の増加もあり、コンビニでは漸増しているのが確認できる。

↑ 野菜の主な購入先(2012-2014年、野菜購入者限定、3番目までの合計)
↑ 野菜の主な購入先(2012-2014年、野菜購入者限定、3番目までの合計)

もう一、二年分データが蓄積されることで、さらにコンビニの利用傾向が明確化されるに違いない。またネット系ルートも利用頻度が増えてくるだろう。

一方、青果専門店や農産物直売所、生協、農協など、スーパー以外の対面購入ルートが漸減しているのが気になるところではある。ネット経由やコンビニがその代替となっているのだろうか。



やや余談になるが、普通の野菜では無くカット野菜(サラダ用、料理用合わせて)の購入ルートは次の通り。

↑ カット野菜の主な購入先(2014年、野菜購入者限定、最も最初に行く先/3番目までの合計)
↑ カット野菜の主な購入先(2014年、野菜購入者限定、最も最初に行く先/3番目までの合計)

やはりスーパーが一番なのに違いない。そしてそれに続くのはコンビニ。特にサラダ用のカット野菜についてコンビニでは大いに力を入れていることから、それが結果となって表れたことになる。ネットスーパーの値も通常の野菜より高めに出ているが、こちらは料理用カット野菜の需要に応えた形といえよう。


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