都道府県別・賃貸住宅の利用状況や平均家賃をグラフ化してみる(2016年)(最新)

2016/01/13 05:09

住居スタイルは必然性や個人の価値観、経済的な観点など多様な要素により、世帯単位で選択が行われる。狭くても、不便でも良いから一戸建ての住居を構えたい人もいれば、身軽さを好み賃貸住宅を選ぶ人もいる。また建売住宅、分譲マンション、賃貸住宅など各不動産方面の需給バランスが、地域ごとの住宅情勢に大きな影響を及ぼすことになる。今回は総務省統計局が2015年12月16日に同局公式サイトなどにおいて発表した、【「2014年全国消費実態調査」】のうち、二人以上及び総世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果を元に、都道府県別の賃貸住宅利用世帯率や、その平均家賃を見ていくことにする。

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今調査の調査要目は先行記事の【普通乗用車より軽自動車が所有される時代…自動車の車種・世帯種類別普及率をグラフ化してみる(2015年)(最新)】を参照のこと。

次に示すのは都道府県別の、家賃や地代を支払っている世帯比率。例えば北海道は25.5%とあるので、単身世帯から年金生活者世帯まで合わせ、全世帯の1/4ほどが(事実上)賃貸住宅暮らしをしていることになる。全国平均は24.3%で、大体1/4ぐらい。見方を変えれば、100%からこの値を引いた割合が、大よそ持ち家の住宅に居住していることになる。

↑ 家賃・地代を支払っている世帯(2014年、総世帯)
↑ 家賃・地代を支払っている世帯(2014年、総世帯)

地域別性向は特定しがたい……が、あえて言えば東京や大阪、福岡のような大都市圏ではやや高めの値が出ている。それ以外では関東近辺がいくぶん低めで、それを取り巻く形で少しずつ値が増加しているように見える。また突出する形で沖縄の値が高く、ほぼ5割に達しているのが特徴的。

それでは賃貸住宅に住んでいる人は、どれ位の家賃を支払っているのだろうか。こちらは家賃・地代を支払っている世帯限定の金額で、月額となる。

↑ 家賃(2014年、総世帯、家賃・地代を支払っている世帯限定、円)
↑ 家賃(2014年、総世帯、家賃・地代を支払っている世帯限定、円)

全国平均は4万8757円。地域別としての傾向は特になく、あえて言えば東京を中心とした関東近辺、そして大阪を中心にした近畿でやや高めの値、そして広島や宮城など一部の県で突出値が出ているのが目に留まる。

最高額は東京の6万9187円、最低額は島根県の2万6833円。もちろん利用している世帯構成人数や社会インフラなどの各種居住地域の環境、そして居住物件の面積などをすべて合わせ、単純な平均であるので、一概にこの値だけを物差しにするのはリスクがある。一方で賃貸住宅物件における相場の実情を大まかに確認できる(何しろ実際に借りている人の実金額の平均なのだから)上では、参考になる値にも違いない。

やや蛇足ではあるが。今件は賃貸住宅にスポットライトを当てたが、それ以外に持ち家も合わせた、現居住所の延べ床面積を算出したのが次のグラフ。住家の広さの観点で、地域の実情を知ることができる。

↑ 現住所の延べ床面積(2014年、総世帯、平方メートル)
↑ 現住所の延べ床面積(2014年、総世帯、平方メートル)

全国平均は106.7平方メートル。意外な広さを覚える人もいるかもしれないが、単身世帯だけでなく二人以上世帯まで含めた平均であることに注意が必要。地域別ではもっとも狭いのが東京の77.3平方メートル、次いで沖縄の80.3平方メートル。逆にもっとも広いのは富山の178.9平方メートル。東京の2倍以上の広さを誇る。大よそ関東や近畿など、都市圏では平均面積が狭くなる傾向があるようだ。やはり土地代や賃貸料の高さがネックになっているのだろう。


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