頼りはやはりスーパー…二人以上世帯での過去15年間の食料の買い入れ先の移り変わりをグラフ化してみる

2011/10/27 06:00

総務省統計局は2010年12月24日、【「2009年全国消費実態調査」】のうち、【二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果】を発表した。二人以上の世帯(住居や生計を共にしている二人以上の集まり)の日常生活を金銭面から推し量れる、貴重な資料・データが多数盛り込まれている。このデータ群の中から今回は、先に【夫婦世帯の買物はスーパー中心…二人以上世帯の買物先をグラフ化してみる】で示した「二人以上世帯の買物先」の中でも消費支出全体では無く、「食料品」の購入にスポットライトをあてて、さらにその変移をグラフ化してみることにする。要は【一人暮らしの食生活、どこを頼りにしてきたか…過去15年間の食料の買い入れ先の移り変わりをグラフ化してみる】の二人以上世帯版という次第である。

スポンサードリンク


「全国消費実態調査」とは国民生活の実態について家計の収支及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を総合的に調査し、全国及び地域別の世帯の消費・所得・資産に係る水準、構造、分布などを明らかにすることを目的とした調査。5年ごとに行われているもので、今回発表された2009年分は11回目にあたる。

今回抽出・グラフ化するデータは、「表V-4 費目,購入先別割合の推移(二人以上の世帯)」。支出額総額の変移は【二人以上世帯の買物生活はどのような変化をしてきたか…半世紀近くに渡る買物先の移り変わりをグラフ化してみる】にある通りだが、この表では今回と前回(2004年)、前々回(1999年)、前々々回(1994年)の費目別数字も記載されている。そのうち「食料」項目の推移を見てみようという次第。

早速数字を抽出し、生成したグラフが次の図。

↑ 費目別支出金額の購入先別割合推移(食料)(二人以上世帯)
↑ 費目別支出金額の購入先別割合推移(食料)(二人以上世帯)

支出全体で「一般小売店がメインだったのがスーパーの割合が増加し、2004年から2009年にかけて比率が逆転云々」としたが、食品に限定すればすでに1994年の時点で「スーパー」が「一般小売店」を大きく凌駕していたことが分かる。また、単身世帯では若年層で漸減していたものの、1-2割もの大きな値を示していたコンビニも、増えているには違いないが直近でも3%に満たない。多人数世帯の食事にコンビニを利用するのは、状況的にはあまり考えにくいということになる(例えば「プレミアムロールケーキ」のように特定商品を指名買いする時くらいだろう)。

概要を世代別にまとめると、二人以上世帯の消費「食」生活上の「食料(品)」買物先としては

・スーパー6割、一般小売店1割強。スーパーの利用はますます増加中。
・ディスカウントストアや量販店の利用もわずかながら増加。
・コンビニ利用率はごくわずか。だが一応増加傾向。

という形になる。一人暮らし世帯の動きと比べると、60歳以上のそれに一番動きが近い感はある。

↑ 費目別支出金額の購入先別割合推移(食料)(単身世帯、60歳以上)
↑ 費目別支出金額の購入先別割合推移(食料)(単身世帯、60歳以上)(再録)

単身世帯と今回の二人以上世帯との間の大きな違いは、総額のところでも触れたが「コンビニ」の利用率にある。いつでも購入できて便利ではあるが、コストの面、そして何より「まとまった量」が入手できるか否かの点では、「コンビニ」は今一歩ということ。経年と共に少しずつ利用率は増加しているものの、昨今では「スーパー」も深夜営業をするところが増えており、「購入時間帯の制限」という弱点も克服されつつある。「コンビニ」利用率が2ケタ台にまで登ることはないものと見た方が自然ではある。

スポンサードリンク


関連記事



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー