30代前半でも男性未婚率は約半数・世代別未婚率の推移をグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)

2012/01/12 06:00

内閣府は2011年6月17日、「子ども・子育て白書(旧少子化社会白書)」を発表した。主に結婚関係や子供の要因の観点から各種統計を収録し、対応する政策などをまとめた白書で、昨今の子育て問題などを網羅、あるいは検証できる指標が数多く盛り込まれている。そこで今回から何回かに分けて、重要な値や過去に記事として取り上げた内容を確認した上で、最新の値を反映させ、現状を把握したり、今後の検証に役立てるデータを構築していく。今回は以前記事にした、世代別未婚率の推移のグラフの再構築と精査を行う(【「子ども・子育て白書(旧少子化社会白書)」】)。

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最新の白書でも残念ながら、今件「世代別未婚率の推移」については2005年までの値しか反映されていない(【2 婚姻・出産の状況 未婚化・非婚化の進行】)。そこで先日2010年調査分の速報値が発表された「国勢調査」の結果を元に独自に値を算出、グラフに反映させる(※同じ手順で2005年分の値を試算し、掲載されているものと同一であることは確認済み)。

収録場所は【国勢調査2010年版】から順に「人口等基本集計(男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態など)」「全国結果」「男女・年齢・配偶関係」「5-2 配偶関係(4区分),年齢(5歳階級),男女別15歳以上人口及び平均年齢(総数及び日本人)-全国※,全国市部,全国郡部,都道府県,20大都市」。この通りにたどることで、目的のデータが含まれたファイルを取得できる。

2005年までのデータは以前の記事で取得済みなので、そこに2010年のものを加えて生成したのが次のグラフ。

↑ 男性未婚率
↑ 男性未婚率

↑ 女性未婚率
↑ 女性未婚率

【日本の婚姻率・離婚率・初婚年齢の推移をグラフ化してみる(2012年1月版)】でも触れているように晩婚化が問題視されているが、それと共に未婚率の増加もまた同軸の問題。男性若年層の未婚率の高さは元々だったが、中堅層以降、そして女性は全般的に1970年代あたりから上昇を見せ、現在に至っているのが確認できる。そして直近の2010年分を反映させた限りでは、男女とも30代前半までは上昇率がゆるやかになる一方で、30代後半の上昇率が大きくなったのが目に留まる。

今グラフからは戦後の直後はともかく、1970年あたりと比較しても、いかに未婚率が増加しているかがあらためて確認できよう。また詳しくは【1950年の20代後半男性未婚率は3割強・世代別未婚率の推移をグラフ化してみる】の後半部分で検証しているが、社会的変化が起きたと思われる1970年代以降、上昇傾向を続けている状態に変わりは無い。

世代区分や男女比と合わせ、別調査の結果【「お金が無い」「異性とうまく付き合えない」上昇傾向 気になる独身…独身者が独身で留まっている理由とは? (詳細版)(2010年分反映版)】【結婚したいがアレが邪魔…未婚男女が頭を抱える、結婚のハードルとは?】などと見比べると、結婚のハードルの高まりや結婚意識の変化が、未婚率を高める一因であることが類推出来よう。

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