男女とも平均睡眠時間は6時間半・中堅以降は男性がやや長い傾向(国民健康・栄養調査2012年版)

2013/01/17 14:00

厚生労働省は2012年12月6日、「平成23年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。それによると成人の平均睡眠時間は男女とも「6時間以上7時間未満」の人がもっとも多く、4割近くを占めていることが分かった。また区分中央値を元に平均値を算出すると、男性6.58時間・女性6.44時間となり、わずかに男性が長い傾向が確認できる(【調査一覧ページ】)。

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今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とするもの。調査時期は2011年11月。今回調査分では調査実施世帯数は5422世帯で、調査方法は問診及び計測調査による(震災の影響を考慮し、2011年分については岩手県・宮城県・福島県は調査から除いている)。生活習慣部分は留め置き法による自記式質問紙調査。

体質や生活習慣、労働環境など多種多彩な要素により、一人ひとりの適切な睡眠時間は異なる。当然、同じ睡眠時間を確保して寝ても、すべての人が等しい健康状態とはならない。疲れている時は通常時よりも長く寝ていたくなるのが良い例だ。よって、睡眠時間が長ければ良いというわけではない(【「寝る子は育つ」とは言い切れない? 睡眠時間と体力テストの平均点との関係をグラフ化してみる】も参照のこと)。

それを念頭においた上で。一日の平均睡眠時間を時間区分毎に比率で示したのが次のグラフ。男女とも30-40代あたりまでが赤系統(短め)の面積が増え、それ以降は減少していくことから、その年代までは睡眠時間が減少傾向にあり、それ以降は再び増加していくのが分かる。

↑ 1日の平均睡眠時間(20歳以上)(2011年)
↑ 1日の平均睡眠時間(20歳以上)(2011年)

「5時間未満」の部分をだけを見ても、男性・女性共に40代が最多数値であるのが確認できる。

とはいえ、このグラフからは「どの睡眠時間帯層にどれだけの人がいるのか、またその変移」は把握できても、全体的な睡眠時間の動向は多少把握しにくい。そこで各時間区分の中央値(両端はそれぞれ他の階層と同じ時間の足し引きとなるように。具体的には4.5時間・5.5時間・6.5時間……)を用い、概算的な平均値を算出したのが次のグラフ。

↑ 中央値を元に算出した1日の平均睡眠時間(時間)(2011年)
↑ 中央値を元に算出した1日の平均睡眠時間(時間)(2011年)

縦軸の下限がゼロでは無く5.6時間であることに注意してほしい。この限りにおいては、男性・女性共に40代で睡眠時間が一番少なくなり、それ以降は漸増する動きを見せている事が分かる。「お年寄りほど睡眠時間が長い」(朝は早いが)という経験則は間違いではないことが確認できる次第。



やや余談になるが、【男女の睡眠時間の転換年代「40代」について調べてみる】でも触れた「40代の転換点」は今年回のデータでも確認されている。

↑ 男性平均睡眠時間-女性平均睡眠時間(時間)(2011年)
↑ 男性平均睡眠時間-女性平均睡眠時間(時間)(2011年)

原因はいまだもって不明。興味深い動きには違いないのだが。

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