一日の平均歩数は男性7100歩・女性6200歩(2014年)

2014/12/19 15:00

厚生労働省は2014年12月9日、「平成25年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。それによると成人の一日あたりの平均歩数は男性で7099歩・女性で6249歩であることが分かった。男性は30代がもっとも歩数が多いものの40代まではほぼ横ばい、女性は50代が最多歩数でその世代まではほぼ横ばいで推移している(【国民健康・栄養調査:調査一覧ページ】)。

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今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とするもの。調査時期は2013年11月。今回調査分では調査実施世帯数は5204世帯で、調査方法は問診及び計測調査による。生活習慣部分はアンケート調査。

【歩きは1キロ、自転車は3キロ……普段の生活で行ける距離】でも解説しているが、一般に徒歩で行けると回答者自身で認識している距離は、歳を重ねるに連れて減少する。また健康の指針の一つ「健康日本21」では、成人男性9000歩・女性8500歩以上を一日の目安としている。さらに世間一般的には区切りの良い「1日1万歩」を目標に歩くよう指示される場合も多い。

今回の調査結果では、一日平均の歩数は男性7099歩・女性6249歩となり、女性より男性の方が高い値が出ている。これは平均値だけでなく、各年齢階層別に見ても同様の結果が確認できる。

↑ 歩数平均値(20才以上)(歩/日)(2013年)
↑ 歩数平均値(20才以上)(歩/日)(2013年)

体力の減退などの理由から、歳を重ねるに連れて歩数が減っていくのは仕方のない話ではある。しかし男性が50代から減少するのに対し、女性は60代になって初めて減少傾向に移行しており、歩数の減り方に男女差が見られるのは興味深い。また女性は30代でへこみが生じるのは妊娠・出産で減るため、40代から50代にかけて再び増加するのは子育てとパート関連で歩く機会が増えるのが原因と推定される(この動きはここ数年来続いており、単にイレギュラー的なものではないことも分かる)。

ちなみに元データには2003年以降の毎年の全体平均値も掲載されている。

↑ 歩数平均値(20才以上)(歩/日)
↑ 歩数平均値(20才以上)(歩/日)

何度かの起伏を繰り返しながら、中期的には漸減する動きを見せている。10年強の間に平均値は4、500歩ほど減っているが、これは交通網の発達に加え、全体に占める高齢者=歩数が少ない人の増加が要因として挙げられる。ただし若年層に限っても経年で減る傾向が確認できており、留意が必要なことに違いは無い。

ケガや出産、高齢によるケガのリスクを考えた上での自制は別にしても、若さがありあまる世代のうちは、積極的に歩くよう心がけたい。それだけでも十分な運動になり、体を鍛えることにもつながるのだから。昨今では数百円で歩数計を手に入れることもできる。携帯電話には歩数計機能を有するものもある。最近ではIngress(イングレス)のように外歩きを促進させるデジタル世代の遊びも提唱されている。自分の歩数実態を把握し、「歩くこと」を健康管理の一環としてみてはいかがだろうか。


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