少しずつ、確実に減る「ハガキの年賀状」利用者

2013/11/28 15:00

先に【年賀状、出す予定がある人は6割、平均枚数は40通近く】などで、ライフメディアのリサーチバンクが2013年11月27日に発表した、年賀状に関する調査結果を基に、いくつかの現状について精査を行った。今件調査は同様の条件の元で、2011年以降毎年同じ時期に実施され、4年間の経年変化を知ることができる。今回はその中から、「個人的に年賀状(紙)を出す予定がある人」の推移を見据えていくことにする(【最新版分の発表リリース:年賀状に関する調査】)。

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今回用いる各年データのうち最新版のものについては、2013年11月15日から20日にわたって携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1200人。男女比・世代構成比(10代から60代まで10歳区切り)で均等割り当て。過去3回分も似たような条件下で調査が行われている。

該当項目では個人的にハガキの年賀状を出すか否かについて「出す予定」「届いたら出す」「喪中のため出さない」「出さない」の4選択肢の中から選ぶような設問となっている。このうち能動的に出す人、つまり「出す予定」の人の回答率を経年変化でグラフ化したのが次の図。

↑ 個人的に年賀状(紙)を出す予定がある人(男性)
↑ 個人的に年賀状(紙)を出す予定がある人(男性)

↑ 個人的に年賀状(紙)を出す予定がある人(女性)
↑ 個人的に年賀状(紙)を出す予定がある人(女性)

第一印象として青系統(昔)より赤系統(今)の方がグラフの長さが短い、つまり回答率=ハガキの年賀状を出す人が少なくなっているのが分かる。どの世代も概して男性よりも女性の方が、そして若年層よりも高齢層の方が出す割合は高い。また20代のイレギュラー的な下げ方が2013年調査に限らず男性にはほぼ毎年のように起きていたことが確認できる。

さらに詳しく見ると、元々回答率の高い女性はどの世代でも少しずつだが確実に(一部例外あり)減っている一方、男性は高齢層ではほぼ横並び、場合によってはむしろ増加している動きを示している。仕事関係によるハガキの年賀状の必要性・重要性が原因だと考えられるが、男女間の年賀状事情が垣間見えるようで興味深い。

今調査は携帯電話によるインターネット経由で行われているため、世間一般の実情と比べ、ややアナログ系の動向には厳しい結果が出る(特に高齢層で)可能性はある。とはいえ、携帯電話の普及率現状を見る限り、劇的な食い違いは生じていないはず。ハガキの年賀状の需要が無くなることは無いが、今後もソーシャルメディアなどのデジタル系コミュニケーションの浸透や、デジタルネイティブ世代が増えて来るに連れて、少しずつ利用率の減少は続いていくのだろう。


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