夢か現実か・自動運転車に乗りたい? そしてその理由は!?

2014/10/06 15:00

昨今の自動車技術の発達ぶりは目を見張るものばかりで、十年ほど前には夢のような、さらには夢にすら思わなかったような技術が登場し、さらには実装にまで至っている。その技術の一つが自動運転車。ロボットカーとも呼ばれているもので、各種センサーなどで現在位置を確認しながら、目的地まで自動で走行するというもの。軍用の無人車両や、工場・鉱山などで用いられている作業用車両ベースではすでに実装が成されている。この自動運転車について、将来実用化されたら乗りたいか否かの現状を、ソニー損害保険が2014年9月30日付で同社公式サイトにおいて発表した、カーライフの実態に関する調査結果から確認していくことにする(【発表リリース:ソニー損保、「2014年 全国カーライフ実態調査」】)。

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今調査は2014年8月26日から29日に渡り、自家用車を所有し、月1以上で運転する18歳から59歳の男女を対象に、携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000件。男女比、及び10-20代・30代・40代・50代の世代構成比は均等割り当て。調査機関はネットエイジア。

冒頭でも触れた通り、自動運転車は現在限られた空間内での利用においてはすでに実用化されているものの、公道での一般人による利用は、自動車利用に関する国際ジュネーブ道路交通条約や各国の交通関係の法律により不可能な状態にある。

もっとも需要の高まりを受け、同条約の改定に関する論議が進み、各国でも法令の変更に向けた動きを見せている。またこの動きに合わせ、主要自動車メーカーやハイテク企業も開発を推し進めているのが現状。なお「自動」の定義や目指している機能はさまざまで、完全な自動運転機能のものから、一部の運転を自動的に行うもの、緊急時には手動運転に切り替わるものなど、各レベルの自動化が定義されている。


↑ Googleによる自動運転車(Autonomous car)の解説映像(公式)。【直接リンクはこちら:A First Drive】

この自動運転車について「実現し(製品化され利用できる機会が得られ)たら利用したいか」「実現した上で「人間が運転するよりも安全である」というお墨付きが得られたら」、2つの段階での実現時に利用したいか否かを聞いた結果が次のグラフ。

↑ 自動運転車が実現したら/自動運転が「人の運転よりも安全」と証明されたら、その機能を利用したいと思うか(利用したい率)
↑ 自動運転車が実現したら/自動運転が「人の運転よりも安全」と証明されたら、その機能を利用したいと思うか(利用したい率)

「安全」との証明が成された方が当然利用希望率は高くなるが、その証明が無くとも7割台が利用を望んでいる。しかも性別、世代別の差がほとんどなく、属性の差異無く大きな期待が寄せられていることが分かる。「安全」のお墨付きがあれば利用希望率は実に8割を超えることになる。

ではなぜ利用を望むのか。利用したい人にその理由を複数回答で聞いたところ、「長距離運転が楽」「眠い時や疲れた時に便利」という、長時間運転時における運転者の負担軽減に期待する声が多数を占める結果となった。

↑ 自動運転機能を利用したい理由(複数回答、実現したら利用したい人限定)
↑ 自動運転機能を利用したい理由(複数回答、実現したら利用したい人限定)

他にも「知らない道でも迷わない」「渋滞時に便利」といったカーナビ的な使い方を求める声も大きい。また男女別では長時間運転の機会が多い男性は上位項目の「長距離運転が楽」「眠い時や疲れた時に便利」で、女性は「狭い場所での駐車・車庫入れに便利」「自分で運転するより安心」など、高い技能を求められる場面での自身の運転技能への不安感の点でより高い値を示しているのが興味深い。

開発状況を見る限り、1年2年での実用化は難しいものの、中期的には十分実働は可能な範ちゅうにある自動運転車。どのような形で登場することになるのか、今後の開発動向が楽しみだ。


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