車の負担、車検代や自動車税よりも重く感じるのは?(2014年)

2014/10/06 08:00

ソニー損害保険は2014年9月30日、カーライフの実態に関する調査結果を発表した。それによると自家用車を所有し常用する調査対象母集団においては、車の諸経費でもっとも負担を感じるものは「ガソリン代・燃料費」だった。7割の人が負担を覚えている。車検・点検費が次点だが、ガソリン代・燃料費は年々回答率が増加しており、2014年分で初めて両者の順位が入れ替わることとなった(【発表リリース:ソニー損保、「2014年 全国カーライフ実態調査」】)。

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今調査は2014年8月26日から29日にかけて自家用車を所有し月1以上で運転する18歳から59歳の男女を対象に、携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000件。男女比、10-20代・30代・40代・50代の世代構成比は均等割り当て。調査機関はネットエイジア。

自家用車を所有して定期的に利用運転するとなると、多種多様な費用が必要になる。ガソリン代はもちろん、駐車場代、修理代やメンテナンス代。そして保険料や自動車税などの税金に、さらには車検代なども定期的に財布の目方を減らしていく。

そこで自動車オーナーの調査対象母集団に、どのような経費が負担に感じるかを尋ねたところ、もっとも重い負担を覚えたのは「ガソリン代・燃料費」だった。ほぼ7割の人が負担だと答えている。

↑ 車の諸経費で負担に感じるもの(複数回答)
↑ 車の諸経費で負担に感じるもの(複数回答)

運転のスタイルにもよるが、ガソリン代・燃料代は定期的、例えば月一単位でかかるもの。昨今ではガソリン代なども上昇を続けており、特に高頻度で自動車を使い燃料補給の頻度も高い人には、大きな出費として実感できているはず。負担を感じるのも当然の話で、昨年の同様調査による結果と比べ、3.6%ポイントも増加している結果も納得がいく。

次点は「車検・点検費」。燃料代や駐車場代、修理代などと異なり、車検・点検費は毎月のようにかかるものではない。しかし多くは2年毎に、10万円前後の費用が一度にかかるため、重い負担がかかるという認識が強い(賃貸住宅における更新料と同じようなものだ)。

「自動車税・軽自動車税」を負担だと思っている人は62.1%、「自動車保険料」は52.4%。ここまでが過半数。「修理代」「駐車場代」は2割強と少なめだが、これは地域によって大きな違いがあるため。駐車場代の高い都心部のみに限定すれば、もう少し高い値を示すに違いない。

昨年からの差異を見ると、「ガソリン代・燃料代」「自動車税・軽自動車税」「自動車保険料」などが上乗せされ、「車検・点検費」が値を下げている。いずれも自動車の利用には必要不可欠で、頻度を落としたり省くことが出来ない要素であることから、自動車利用のハードルそのものが上がっている現状がうかがえる。

ちなみにほぼ競り合っている上位2位だが、同社の経年調査の結果を抽出してグラフ化すると、「ガソリン代・燃料代」の負担意識が年々高まり、「車検・点検費」に競り合い、今年2014年分ではじめて順位を逆転してトップについたのが分かる。

↑ 車の諸経費で「車検・点検費」「ガソリン代・燃料費」を負担に感じる割合(複数回答より抜粋)
↑ 車の諸経費で「車検・点検費」「ガソリン代・燃料費」を負担に感じる割合(複数回答より抜粋)

この2、3年に限れば原油価格の高騰に従い、確かにガソリン代は上昇の一途をたどっている。

自動車ガソリンの東京都区部小売価格(月ベース、円)(2007年1月-2014年8月)(再録)
↑ 自動車ガソリンの東京都区部小売価格(月ベース、円)(2007年1月-2014年8月)(再録)

負担を覚える人が増えるのも当然の話というものだ。この状態が継続すれば、両項目の回答率の差異はさらに広がる、つまり「ガソリン代・燃料費」への重圧感はますます大きなものとなるに違いない。


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