一人身生活で電子マネーの活用度は? 一人暮らしの電子マネー利用度が高い品目をグラフ化してみる

2010/10/20 12:00

総務省統計局は2010年9月30日、【「2009年全国消費実態調査」】の中で、【「単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」】を発表した。ここには一人暮らしをしている人の日常生活を、お金の観点から眺めることができる、有意義な資料が多数盛り込まれている。このデータ群の中から今回は、【持ち運びタイプの電子マネー、普及率は約7割】などにもあるように、携帯電話の普及と共に急速に広まりを見せている「電子マネー」の支出割合が高い品目をグラフ化してみることにした。

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調査対象母集団の内訳や調査方法は【食費の割合が減り、家賃負担が増加……一人暮らしをする若者のお金の使い道の変化をグラフ化してみる】で記した通り。

今回抽出・グラフ化するデータは、「表III-2 男女別「クレジットカード,月賦,掛買い」及び「電子マネー」の支出割合が高い品目(単身世帯)」のうち電子マネーの部分。元データには上位10項目まで記載されているが、下位部分は比率も低いため、男女5位までに絞ってグラフを生成した。

↑ 男女別・電子マネーの支払い割合が高い品目(単身世帯)(上位5項目)
↑ 男女別・電子マネーの支払い割合が高い品目(単身世帯)(上位5項目)

男女とも単身世帯では「鉄道運賃」がもっとも高い値を示している。男性なら「鉄道の運賃支払いのうち17.9%を電子マネーで支払っている」という計算。おサイフケータイやスイカカードなど便利なツールが普及しつつある証ともいえる。また第二位以降の項目を確認しても、交通機関の運賃支払いを電子マネーで行う比率が高いのが分かる。

電子マネーで支払いな改札そして同時に電子マネーの利用性向からは、単身世帯のライフスタイルがかいま見れる。男性は「おにぎり・その他」、女性は「他の酒」「たばこ」あたりから、小物日用品をコンビニで購入し、その際に電子マネーで支払う様子が容易に想像できる(6位以降にも男性は「調理パン」、女性は「発泡酒・ビール風アルコール飲料」が上位に入っており、男性は軽食、女性は酒の調達にコンビニ・電子マネーのペアで利用する傾向があるようだ)。それと共に男性は「ゲームソフトなど」、女性は「レンタカー料金」と、遊びの面で電子マネーを使う場面にも違いが見られる。

なお詳細は機会を改めて解説する予定だが、当然のことながら高齢者の方が電子マネーの利用額・利用率は低い。いわゆる「デジタルデバイド」は支払いの方法においても存在しているというわけだ。

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