ゲームをしているのは7割超え、そのうち3/4はネットゲームも…米の子供達のデジタル系ゲーム事情

2015/09/30 11:22

家庭用ゲーム機の普及、さらには携帯電話(従来型、スマートフォン双方を含む)の浸透で、デジタル系ゲームはごく普通に、誰もが気軽に手に取り、時間を費やす対象となった。気軽さ、容易なマルチプレイが可能なシステムは、多くの子供をとりこにしている。エンターテインメント分野でも日本の先を行くことが多いアメリカ合衆国において、子供達はどれほどの頻度で、このデジタル系ゲームをたしなんでいるのだろうか。今回は同国の民間調査会社Pew Research Centerが2015年8月6日に発表した報告書【Teens, Technology and Friendships】を元に、同国の子供達における、デジタル系ゲームの利用状況を確認していくことにする。

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世帯年収や居住地域では差は無し、男女で大きな違いが


今調査の調査要項は先行記事の【アメリカの「ネットで友達できるかな」事情】を参照のこと。

次に示すのはパソコンを用いるソフトに限らず、家庭用ゲーム機、さらにはスマートフォンのアプリゲームなど携帯電話のゲームに至るまで、デジタル系のゲームをしているか否かについて尋ねたもの。遊ぶ頻度、パッケージソフトかオンライン上のソフトかなど、利用様式は一切問われていない。

↑ パソコンやゲーム機や携帯のゲームをしているか(2015年2月、米国、13-17歳)
↑ パソコンやゲーム機や携帯のゲームをしているか(2015年2月、米国、13-17歳)

全体では72%と3/4近く。年齢属性別ではやや年上の方が値は低いが、正直誤差の範囲。世帯年収別では特に傾向のある動きは見られず、保護者の教育水準や居住地域による差も見られない。

差が大きく生じているのは性別。男子ほど利用性向が高く、女子ほど低い。これは先行記事でも言及している、ネット上のコミュニケーションツールとして男子はネットゲーム(オンラインゲーム)、女子はソーシャルメディアを、それぞれ相対する性別よりも多く利用している実態にも連動する。ネットゲームを多用しているから、コミュニケーションツールとしてゲームが多く使われるのか、ネットゲームをコミュニケーションツールとして良く使うから、ゲームを多用する結果となるのか。今件調査・公開項目からのみでは判断が難しい。恐らくは相互的な作用が働いているのだろう。

ゲームで他人と遊ぶ状況は


一人で遊べるタイプのゲーム以外に、何らかの形で他人と共同し、あるいは対戦する形で遊ぶタイプのゲームもある。昨今ではむしろ他人との関わり合いが要素として含まれているゲームの方が多い(いわゆるソーシャルゲームが好例)。

そこでどのようなスタイルで、他人とゲームで遊ぶかに関して「同じ室内で」「ネットを介して別の場所同士で」の2つの仕切り分けから、デジタル系ゲームのプレイ頻度を尋ねたのが次のグラフ。全体では(ゲームで遊んでいる人のうち)リアル対面のゲームをしている人は83%、インターネット経由でのプレイをしている人は75%の結果となった。

↑ 他人とどのような状況で、どの程度の頻度でゲームを遊ぶか(2015年2月、米国、13-17歳、ゲームで遊ぶ人限定)
↑ 他人とどのような状況で、どの程度の頻度でゲームを遊ぶか(2015年2月、米国、13-17歳、ゲームで遊ぶ人限定)

元々男子と比べて女子はゲームをたしなむ人の割合が低いが、遊ぶ人においてもプレイ頻度は低め。特にインターネット経由のゲームは5割近くが「遊んでいない」としている。男子は逆で、遊んでいる人の割合こそほぼ同じだが、その頻度ははるかにネットゲームの方が高い。

当然、ネットゲーム上での交流も、女子より男子の方が活発なものとなる。

↑ ネット内でどのような人と遊んでいるか(2015年2月、米国、13-17歳、ネットゲームで遊ぶ人限定)
↑ ネット内でどのような人と遊んでいるか(2015年2月、米国、13-17歳、ネットゲームで遊ぶ人限定)

リアルでも見知りな人とのプレイは男女間でさほど変わりはないが、ネット上での友達、さらには友達ですらない人との対戦・共同プレイは男子の方がはるかに高い値を示している。

この状況に関して報告書では、相手が自分の知り合いであろうとなかろうと、ネット上ではあまり気にしないとする一方で、「自分自身では無い、他人の人格への成り代わりを楽しむ」「二度と再び会う、認識する相手ではないのだから、ストレス発散の対象になる」「たとえ嫌な結果が出ても、ログアウトすれば良いまでの話」など、ネットゲーム上のプレイスタイルに関する感想を、いずれも男子からの意見として掲載している。

すべてのネットゲームが該当するわけではないが、このようなスタイルが取れるのも、男子が女子よりも好んでネットゲームをする理由の一つなのかもしれない。


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