学校、誰かの家、そしてオンライン…意外に気になる米国の子供達の付き合いの場所や頻度

2015/09/28 15:02

日本国内における子供の遊び方や友達との付き合い方ですら、たとえ自分に子供がいても把握し切れることが無いのだから、ましてや海外の事情など知る由もない人がほとんどのはず。テレビや映画、雑誌などでの描写でその一部を垣間見ることはできるものの、世間一般でもその描写通りの状況なのか、疑問に思う人も多いはず。今回はアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2015年8月6日に発表した報告書【Teens, Technology and Friendships】を元に、同国の子供達が親しい友達とどのような時間の過ごし方をしているかを見ていくことにする。

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今調査の調査要項は先行記事の【アメリカの「ネットで友達できるかな」事情】を参照のこと。

次に示すのはアメリカ合衆国における子供達の間での、親しい友達(単なる知り合いでなく、仲が良い間柄、緊密な関係であると回答者が自覚している相手)とのやり取りをする場面を複数回答で答えてもらったもの。学生がほとんどであることから、学校との回答がもっとも多く83%を占めている。ただし親しい友達がオンライン上やサークル活動経由に居る友達である場合は、学校外でのやりとりとなるため、100%では無い。

↑ 親しい友達といつもはどこで過ごしているか(2015年2月、米国、13-17歳、親しい友達がいる人)
↑ 親しい友達といつもはどこで過ごしているか(2015年2月、米国、13-17歳、親しい友達がいる人)

次いで多いのは「誰かの家」で58%。これは回答者自身の家でも良いし、該当する親友の家でも構わない。さらにそれに続くのがオンライン上。原文では「共に時を過ごす」と説明されているので、おかしな話では無い。むしろ親友との時間の共有がネット上でしばしば行われる子供が(親友が居る人のうち)半数を超えている実態に、驚きを覚える人がいるかもしれない。

次いでスポーツクラブなど、近所(屋外など、特定されない場所)、喫茶店などが続く。

時間の共有も含め、親しい間柄にある友達との間において、意志疎通の頻度はどの程度で行われているのか。これはツールを問わず、単にどこまで濃いコミュニケーションをしているのかを確認する形となっている。

↑ 親しい友達とどの程度の頻度でやりとりをしているか(2015年2月、米国、13-17歳、親しい友達がいる人)
↑ 親しい友達とどの程度の頻度でやりとりをしているか(2015年2月、米国、13-17歳、親しい友達がいる人)

毎日一回以上のやり取りは女子が64%、男子が54%で、女子の方が頻度は高い。さらにその中で、毎日何度もの(一度では無い)やりとりは女子が47%・男子35%となり、ますます男女間の差が開いている。いかに女子が男子と比べ、緊密なやりとりを親友との間で行っているかが分かる。

近くにお互いの家があり、昔から家族単位で付き合いをしているような状況ならともかく、この高密なやり取りは多分にデジタル化によるところが大きい。「毎日一度以上」のやり取りを親友としている人の割合を、主なデジタルツール・サービスを利用しているか否かで仕切り分けした結果が次のグラフだが。モバイルによるインターネット、スマートフォン、ソーシャルメディア、そのすべてにおいて、利用している人の方が、していない人よりも高い値が出ている。

↑ 属性別・親しい友達と毎日連絡をしている割合(2015年2月、米国、13〜17歳、親しい友達がいる人)
↑ 属性別・親しい友達と毎日連絡をしている割合(2015年2月、米国、13〜17歳、親しい友達がいる人)

なお報告書では一部しか記載されていないのでグラフ化は略するが、例えば5つ以上のソーシャルメディアのアカウントを持つ人は78%が毎日友達とやりとりをしており、さらに約2/3が複数回の対話を交わしているとしている。日本でも状況はさほど変わりないのかもしれない。


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