自宅での炊飯頻度、減ってる? 増えてる??(2015年)

2015/01/05 11:00

古来からの習慣や収穫量、そして消費性向などからお米が今なお日本の主食であることに違いはないが、昨今では少しずつお米の消費量が減り、パンやめん類の消費が増え、さらにお米の内訳でも自宅での炊飯が減り、中食が増加する傾向が見受けられる。今回はJC総研が2014年7月2日に発表した、お米の消費行動に関する調査結果から、朝食と昼食に関する家庭での炊飯頻度の動向を確認していくことにする(【発表リリース:米の消費行動調査】)。

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今調査に関する調査要件は先行記事【お米を食べる機会は減っているのだろうか】を参考のこと。その記事の通り今調査対象母集団では、主食としてお米を食べる機会そのものが減り、またそのお米の内訳でも家庭での炊飯の機会が減少する傾向が見受けられる。

↑ 1日の主食平均食数(再録)
↑ 1日の主食平均食数(再録)

それでは具体的に家庭内ではどれほどの頻度で、炊飯をしたお米が食べられているのだろうか。今調査結果では朝食と昼食について、各属性毎の一週間単位での頻度が記されている。平日と土日を合わせた値なので、曜日による変移は気にしなくても済む。なお同調査では2011年以降から既婚男性も調査対象に加えており、それ以前は既婚男性は集計の対象としていなかったため、「合計」の値は2010年までと2011年以降の間に連続性は無い(ので考察はしない)。実際、既婚男性が入っていない2010年以前の方が、明らかに合計値が少なくなっている。

まずは朝食。

↑ 家庭で炊飯した米の平均食数の推移(朝食、1週間)
↑ 家庭で炊飯した米の平均食数の推移(朝食、1週間)

主婦は概して増加、一方で既婚男性はほぼ漸減。元データを見ると、朝食以外の昼食や夕食まで含めた値ではあるが、お米の中食やパン類の頻度が増えていることから、食生活が微妙な変化をしているものと考えられる。一方、独身者は男女とも一定の方向性を持たず、週2回程度を行き来している。平日は時間を取ることが難しい実態を考えると、土日の朝食に炊飯によるご飯を食すパターンだろうか。

昼食となると頻度は大きく変化する。

↑ 家庭で炊飯した米の平均食数の推移(朝食、1週間)
↑ 家庭で炊飯した米の平均食数の推移(朝食、1週間)

朝食と比べて昼食の方が女性の家庭における炊飯率が高いのは、やはり朝食はパン食を取る事例が多いからと考えるのが妥当。平日は時間の都合があり、休日でも手軽さやあっさり感の上で、パン食が求められ、昼食はそれなりに時間が取れることから、回数が増えるものと思われる。特に単身女性は0.5回/週ほどの差異が見受けられる。

一方男性は既婚・未婚共に昼食の方が家庭での炊飯頻度は低い。平日は就業先での食事となり、休日もパンなどで軽く済ませてしまうことが多いのだろう。もっともこの数年、既婚男性における朝食の炊飯利用頻度が漸減しており、直近2014年では朝食と昼食の値が逆転してしまっているのだが。

経年別動向を見ると、単身者はバラつきが多く傾向的な動きはないが、主婦はこの数年減少する流れとなっている。直近2014年では既婚男性よりも少ない値に留まっている。来年以降の動きに注目したいところだ。


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