都道府県別のエアコン普及状況をグラフ化してみる(2015年)(最新)

2015/08/07 08:10

総務省統計局が2015年7月31日に発表した2014年分の全国消費実態調査における先行報「主要耐久消費財に関する調査結果」だが、同局が実施している家計調査よりも綿密な状況のチェックを行う補完的調査であることから、耐久消費財に関する詳細な普及状況が確認できる。今回はそのデータを活用する形で、都道府県別のルームエアコンの普及状況を精査していくことにする(【発表ページ:平成26年全国消費実態調査】)。

スポンサードリンク


今調査に関する調査要目は先行記事【普通乗用車より軽自動車が所有される時代…自動車の車種・世帯種類別普及率をグラフ化してみる(2015年)(最新)】を参照のこと。

早速だが次に示すのは、総世帯、つまり全世帯における、世帯ベースでのルームエアコンの普及率。この回答には事業用のものや使い古しで今後使う見込みがないもの、故障などで使えないものなどは含まれていない。あくまでも今使っているものに限定される。

↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率(2014年、総世帯)
↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率(2014年、総世帯)

全国の世帯平均では86.4%。大よそ8割強を維持しているように見えるが、北日本では低め、また長野県がイレギュラー的な低い値を示している。これらの地域の値が全体平均を下げている感はある。関東以南(茨城県以南)で計算すれば、平均は約91%となる。

普及率の上位地域と、その地域における所有世帯の平均保有台数を算出したのが次のグラフ。上位グラフでは普及率の縦軸下限がゼロではなく90%となっていることに注意。

↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率・所有世帯の平均保有台数(2014年、総世帯)(普及率上位地域)
↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率・所有世帯の平均保有台数(2014年、総世帯)(普及率上位地域)

↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率・所有世帯の平均保有台数(2014年、総世帯)(普及率下位地域)
↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率・所有世帯の平均保有台数(2014年、総世帯)(普及率下位地域)

もっとも普及率が高いのは和歌山県で97.2%。次いで福井県の96.7%、奈良県の96.7%。この3地域がほぼ均衡しており、台数も横並び。それに続く徳島県では95.3%とやや低めの普及率となるが、保有台数は3.59台とさほど変わらない。

普及率の下位地域では、特に普及率が低い層で台数も少なくなっているのが分かる。また多くが北日本で占められ、必要性をあまり感じていないことがうかがえる。もっともそれらの地域では別の方法で暖を取ることが主になっており、例えば全国消費実態調査で確認できる「床暖房」項目を見ると、全国平均は10.3%の普及率だが、北海道では21.0%とほぼ2倍の値を示している。

最後にエアコンの普及率を地図化する。今図版の作成には【白地図ぬりぬり ver.δ】を利用している。

↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率(2014年)
↑ ルームエアコンの都道府県別世帯普及率(2014年)

青色が濃いほど普及率が高く、白は60%未満。北海道は一番低く、上記グラフの通り1/4程度でしかない。幾分のイレギュラーが生じているが、大よそ南にいくほどエアコンの普及率が高くなっている実情が一目でわかる結果となった次第である。


■関連記事:
【日本の牛豚鶏肉の消費傾向をグラフ化してみる(上:金額編)(2015年)(最新)】
【全体9割強、男性単身シニア層は82%…エアコン普及率をグラフ化してみる(2015年)(最新)】
【エアコンの買い替え年数をグラフ化してみる(2015年)(最新)】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー