都道府県別のオンラインゲーム利用状況を探る(2016年)(最新)

2016/10/28 04:58

先行記事となる【オンラインゲームの利用状況を探る】において、総務省が2016年8月18日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、オンラインゲームのプレイ状況を確認した。今回は都道府県別にその動向をチェックしていくことにする。オンラインゲーム全体、そして有料課金制のオンラインゲームがもっとも遊ばれているのはどの地域だろうか(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行する解説記事【自宅パソコンのネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

次に示すのは2015年末時点で調査対象母集団全体における、オンラインゲームをプレイしたことがあるか否かを尋ねた結果。ここにおけるオンラインゲームとは、用語説明書では「インターネットを利用し、多人数で同時に同じゲーム進行を共有することができるゲーム」と説明されている。多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲームの類に限らず、ソーシャルゲームなども該当すると見て良い。また全部無料でプレイできるものに加え、有料制のもの、そして基本プレイは無料だが特殊な環境や設定を利用する場合には課金を行う(例えばアイテム課金)もすべて含まれる。さらに機種は特定していないので、パソコンでもスマートフォンでもかまわない。

また当然都道府県別では、その地域に居住する回答者に占める比率となる。値が高いほどプレイヤーの数そのものが多い訳では無い。例えば北海道は22.0%とあるので、6歳以上の北海道居住者のうち22.0%が2015年の1年間でオンラインゲームで遊んだ経験があることになる。

↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)
↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)

↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)
↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)

全体平均では19.4%。最大値は愛知県の24.3%で、ほぼ1/4。次いで大阪府、千葉県、三重県と2割以上が続く。オンラインゲームは一般的に若年層ほど手を伸ばしやすく、必然的に若年層が多い地域ほど高い値が出やすい傾向があるものの、その影響による傾向を超えた動きがあるようにも見える。ちなみに最下位は鹿児島県の11.9%、次いで高知県の12.1%。高い値が出た地域とは大よそ2倍の差が出ている。

これが有料のオンラインゲーム、具体的には月極めの料金制以外に基本無料だがアイテムやアバターなどへの課金なども含む、となると利用率はグンと下がり、利用性向にも変化が生じてくる。全国平均は3.6%、最上位は茨城県の5.8%。

↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)
↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)

↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)
↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)

北海道はともかく東京や神奈川などは人口も多いのだが、利用者率も多いため、実質的に利用者数では上位に位置することになる。また上位陣15位以内にすべて平均値以上が収まっているため、上位地域と下位地域の差が大きく出ていることが分かる。

茨城や千葉、神奈川、広島、北海道では6歳以上全員のうち5%以上、つまり20人に1人は有料のオンラインゲームをプレイしている計算になる。老若男女を問わずであることを思い返せば、かなり高い比率に違いない。



これらの値を算出した元値、つまり該当者数そのものも原データには存在するが、各都道府県毎に回答者数ベースでウェイトバックはかけてあるものの、誤差を考慮するとそのままの値を用いて云々するのはあまり好まれないので、今件では省略しておく。

それでもなお、「各地域の人口比では無く、絶対人数での動きも知りたい」との意見もあることから、オンラインゲーム・有料オンラインゲームそれぞれにつき、該当者の最上位地域を1.00とした時の相対値につき、上位地域のランキングを計算してグラフにしておく。

↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者数(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)
↑ 過去1年間のオンラインゲーム利用者数(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)

↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者数(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)
↑ 過去1年間の有料オンラインゲーム利用者数(2015年、調査対象母集団全体)(都道府県別)(上位15地域)(最高値の地域を1.00とした場合の相対値)

やはり人口密集地となる東京、神奈川、大阪の値が高めに出ている。特に東京はオンラインゲーム全体、有料限定でも共にトップの値を計上している。オンラインゲームはインターネットを経由して行うため、距離感・地域性はさほど影響がないはずだが、広報宣伝活動などでは、これらの値を見ながら効率的な展開を考えてしまうのだろう。


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