意外と相性の良いタブレット型端末…利用端末別ニュースサイト利用率動向(2014年)

2014/07/08 08:00

新しい、あるいは興味関心を覚える情報を取得する際に、新聞やテレビと並んでインターネット上で利用されるのがニュースサイト。ソーシャルメディアの浸透、従来型メディアの進出、動画視聴環境の整備、インタネット利用端末の多様化など、周辺環境の変化に伴い、その利用状況も大きな動きを見せている。今回は総務省が2014年6月27日に発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に、インターネット利用端末毎などのニュースサイトの利用動向を確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行記事【自宅パソコンのネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。また「ニュースサイト」に関する明確な定義づけは今調査では行われていないことから、回答者の判断で「ニュースサイト」と認識できるもの、つまり一般的に「ニュースサイト」と思われているサイトが対象となる。

まず最初に示すのは、ニュースサイトそのものの利用性向。全体ではインターネット利用者のうち37.9%が利用していることになる。

↑ ニュースサイトの利用者(過去1年間で家庭内外からインターネットを利用した人限定、2013年末)
↑ ニュースサイトの利用者(過去1年間で家庭内外からインターネットを利用した人限定、2013年末)

未成年者の利用率は低く、成人に達すると急激に利用率は上昇。そして30代でピークの過半数に達し、以後は漸減していく。この類のグラフでは定年退職を境に大きく値が減るものだが、今件では急激な下落は70代に入ってから。定年退職を迎えても、ニュースに対する興味関心の減退はさほど大きくは無いようだ。また80歳以上でも2割近くが利用している。

これを男女別に見たのが次のグラフ。ニュースサイトの中身、特性別に区分すればもう少し違った値が出るのかもしれないが、今件はあくまでもニュースサイト全般に対する利用性向のため、このような形となった。

↑ ニュースサイトの利用者(過去1年間で家庭内外からインターネットを利用した人限定、2013年末)(性別、世代別)
↑ ニュースサイトの利用者(過去1年間で家庭内外からインターネットを利用した人限定、2013年末)(性別、世代別)

ピーク時が30代であることや、その世代での利用率は男女でほぼ同じだが、それ以降の減退傾向が大きく男女で異なる。男性は60代前半まで高い値を維持し、60代後半でようやく本格的な減少に移行することになる。しかし80歳以上でも1/4ほどが利用している。

ところが女性はピークの30代を過ぎると急激に利用率が減り、70代以降は1割前後にまで減ってしまう。女性が経年と共にインターネットのサービス利用そのものに腰が引けていくのではなく、電子メールやソーシャルメディア、商品やサービスの購入・取引では積極的姿勢を見せていることから、単純に中堅層以降の女性とニュースサイトとの相性が良くないことが想像される。

最後は利用端末別。これはそれぞれの端末種類でインターネットへアクセスしている人における、ニュースサイトの利用率を示す。例えばパソコンの値は43.9%と出ているので、パソコンを使ってインターネットにアクセスしている人の43.9%はニュースサイトを利用していることになる。

↑ ニュースサイトの利用者(過去1年間で家庭内外からインターネットを利用した人限定、2013年末)(インターネット利用機器別)
↑ ニュースサイトの利用者(過去1年間で家庭内外からインターネットを利用した人限定、2013年末)(インターネット利用機器別)

利用絶対数となるとまた別だが(例えばパソコン経由のニュースサイト利用者数を1.00とすると、スマートフォンは0.70、タブレット型端末は0.22、従来型携帯電話は0.33でしかない)、タブレット型端末やスマートフォンとニュースサイトの相性が案外(ある意味当然)良いことが分かる。これは特に家庭外での利用において顕著で、利用者数比率を概算すると、パソコン経由が1.00とした場合、スマートフォンは1.21、ダフレット型端末は0.23、従来型携帯電話は0.36となる。もっとも利用者数そのものが家庭内からの利用と比べ、半分にも満たないのも事実ではある。



海外の新聞社が運用しているニュースサイトに関する調査結果では、モバイル系端末、特にタブレット型端末との相性の良さが指摘され、注目を集めている。利用スタイルをイメージすれば理解納得はできるのだが(それこそ新聞のように持ち運んで利用できる)、今件データを見る限り、日本でもタブレット型端末の普及に連れて、似たような状況となることが容易に想像できよう。


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