パート・アルバイトのこづかいと昼食事情を探る(2016年)(最新)

2016/07/06 10:07

【2016年のサラリーマンこづかい事情】をはじめ複数の記事で、新生銀行の定点観測的調査報告書「サラリーマンのお小遣い調査」の最新版をもとに、多方面から会社員のおこづかい事情の状況確認を行った。今調査報告書では今年分においては、会社員以外にパート・アルバイトの状況も簡易的ながら公開されている。そこで今回はそれらのデータを元に、現在のパート・アルバイトの人達のこづかいや昼食事情を探ることにする(【発表リリース:男性会社員のお小遣いは過去3番目に低い金額-「2016年サラリーマンのお小遣い調査」結果について】)。

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月額こづかいは男性2.6万円、女性2.0万円


今調査はインターネット経由で2016年4月8日から13日にかけておこなわれ、調査対象母集団のうちパート・アルバイトに属する人達は、男女ともに258人ずつ。世代構成は20代から50代まで10歳区切りでほぼ均等割り当て。

まずはじめに示すのは、一か月あたりの平均おこづかい額。男性は2.6万円、女性は2万円強の結果となった。

↑ パート・アルバイトの一か月の平均おこづかい額(2016年、円)
↑ パート・アルバイトの一か月の平均おこづかい額(2016年、円)

男女共に年齢による規則性は特になく、ランダム感が強い。大よそ全体の値を中央値として上下にぶれている感はある。20代ではさほど男女の差異は無い、むしろ女性の方が高いが、30代以降は1万円前後の違いが出て男性の方が高い状態を示すのは、女性では多分に世帯持ちで子供の養育費をまかなうためにパートを行う事例が多く、自分に充てる額面も削らざるを得ないからだろう。

勤務日における持参弁当以外での昼食代はおよそ500円。

↑ パート・アルバイトの一日の昼食代(2016年、円、勤務日、弁当持参時除く)
↑ パート・アルバイトの一日の昼食代(2016年、円、勤務日、弁当持参時除く)

女性の20代が突出しているが、何か特別な理由があるのではなく、イレギュラー的に生じた結果と見た方が道理は通る。あえて理由を見つけるとすれば、30代以降は結婚後のパートによる事例が多いのに対し、20代は未婚状態のケースも多々あること、そして会社員同様パートやアルバイトでも、男性より女性の方が昼食代が高くなる傾向を反映した結果、だろうか。

それをのぞけば世代・性別の差異はほとんどなく、誤差の範囲に留まっている。同時期の会社員における平均昼食代が男性で587円、女性で674円であるのを見ると、やはり低く抑えざるを得ないお財布事情がうかがえる。ちなみに20代女性会社員の昼食代は762円で、やはりパート・アルバイトはそれと比較すれば低い金額となる。

飲み事情でもお財布事情の厳しさが


お財布事情が厳しいと、当然仕事の後の楽しみの一つである「飲み」に関する状況も厳しいものとなる。会社員の情勢は先行記事【外飲み? 家飲み? お酒はダメ!? 会社員の「仕事の後の一杯」事情(2016年)(最新)】の通りだが、それと比較してもパート・アルバイトは「飲まない人が多い」「飲む人でも家飲みの人が多い」結果となっている。

↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、男性、2016年)
↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、男性、2016年)

↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、女性、2016年)
↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、女性、2016年)

男女共には4割強は酒を飲まず、飲む人でも半数以上は家飲み。歳が上になるほど外で飲まない人が増えるのも特徴の一つで、会社員と同様に「飲めるし飲みたいが金銭的な事情で」に加え、仕事場での同業者とのつながりが得にくいのも要因であると考えられる。中長期的な就労が考えにくい、あるいは時間の制約もあるパートやアルバイトの人同士が、仕事を終えた後に居酒屋に寄って一杯……とのパターンは会社員と比べると難しいのだろう。

飲みをするにしても、やはり昼食代やおこづかい同様、パート・アルバイトの立場にある人は、会社員と比べるとひかえめな金額となってしまう。

↑ 外飲みの一回あたりの平均金額(2016年、円、外飲みする人限定)
↑ 外飲みの一回あたりの平均金額(2016年、円、外飲みする人限定)

↑ 家飲みの一回あたりの平均金額(2016年、円、家飲みする人限定)
↑ 家飲みの一回あたりの平均金額(2016年、円、家飲みする人限定)

女性の外飲みではあまり大きな違いは無いが、それ以外は5割から7割の額面に留まっている。思い返してみれば【正社員と非正社員の賃金差は?…雇用形態別の平均賃金をグラフ化してみる】にもある通り、正規・非正規の賃金差は7割前後。今件調査の会社員には非正規社員も含まれているが、大よそ近しい比率ではある。


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【パートやアルバイトの時給相場は? 年齢別短時間労働者の平均賃金をグラフ化してみる(2016年)(最新)】

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