パート・アルバイトのこづかいと昼食事情をグラフ化してみる(最新)

2019/07/15 05:22

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2019-0703【前年比で大きく減少…2019年のサラリーマンこづかい事情(最新)】をはじめ複数の記事で、新生銀行の定点観測的調査報告書「サラリーマンのお小遣い調査」の最新版をもとに、多方面から会社員(正社員・契約社員・派遣社員)のこづかい事情の状況確認を行った。今調査報告書では今年分においては、会社員以外にパート・アルバイトの状況も簡易的ながら公開されている。そこで今回はそれらのデータから、現在のパート・アルバイトの人達のこづかいや昼食事情を探ることにする(【発表リリース:男性会社員のお小遣い額は36747円と過去2番目に低い金額 -「2019年サラリーマンのお小遣い調査」結果について】)。

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月額こづかいは男性2.7万円、女性2.0万円


今調査はインターネット経由で2019年4月5日から8日にかけておこなわれたもので、調査対象母集団のうちパート・アルバイトに属する人達は、男性312人、女性312人。20代から50代を対象にしており、年齢階層比は男女ともに10歳区切りで均等割り当て。

まずはじめに示すのは、一か月あたりの平均こづかい額。男性は2.7万円、女性は2.0万円との結果となった。

↑ パート・アルバイトの一か月の平均こづかい額(男女別・年齢階層別、円)(2019年)
↑ パート・アルバイトの一か月の平均こづかい額(男女別・年齢階層別、円)(2019年)

男性は若年層ほど高め、女性は逆に低めとなる傾向が見受けられる。もっともどの年齢階層でも女性の額が男性を上回ることは無い。女性と比べて男性は単身者が多いからと思われるが、それを裏付ける資料は無い。女性は多分に子供の養育費をまかなうためにパートを行う事例が多く、自分のこづかいに充てる額面も削らざるを得ないと考えられるからである。

勤務日における持参弁当以外での昼食代はおよそ400-500円台。

↑ パート・アルバイトの一日の平均昼食代(勤務日、弁当持参時除く、男女別・年齢階層別、円)(2019年)
↑ パート・アルバイトの一日の平均昼食代(勤務日、弁当持参時除く、男女別・年齢階層別、円)(2019年)

2019年の会社員における平均昼食代が男性で555円、女性で581円であるのを見ると、やはり低く抑えざるを得ないお財布事情がうかがえる。特に男性40-50代、女性40代はかなり厳しい状況に違いない。

飲み事情でもお財布事情の厳しさが


お財布事情が厳しいと、当然仕事の後の楽しみの一つである「飲み」に関する状況も厳しいものとなる。会社員の情勢は先行記事【外飲み? 家飲み? お酒はダメ!? 会社員の「仕事の後の一杯」事情(最新)】の通りだが、それと比較してもパート・アルバイトは「飲まない人が多い」「飲む人でも家飲みの人が多い」結果となっている。

↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、男性、年齢階層別)(2019年)
↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、男性、年齢階層別)(2019年)

↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、女性、年齢階層別)(2019年)
↑ 仕事が終わった後のお酒の飲み傾向(パート・アルバイト、女性、年齢階層別)(2019年)

男女ともは4割台は酒を飲まず、飲む人でも全年齢階層で半数以上は家飲み。飲まない人が多い、さらに自宅で飲む人も多いのは、「飲めるし飲みたいが金銭的な事情で」に加え、仕事場での同業者とのつながりが得にくいのも要因であると考えられる。中長期的な就労が考えにくい、あるいは時間の制約もあるパートやアルバイトの人同士が、仕事を終えた後に居酒屋に寄って一杯…とのパターンは会社員と比べると難しいのだろう。女性の場合は既婚者のケースが多く、外飲みが難しいとの事情もあるが。

飲みをするにしても、やはり昼食代やこづかい同様、パート・アルバイトの立場にある人は、会社員と比べるとひかえめな金額となってしまう。会社員よりもパート・アルバイトの額が高いのは、男性の外飲みだけに限られている。

↑ 外飲みの一回あたりの平均金額(外飲みする人限定、男女別・就業形態別、円)(2019年)
↑ 外飲みの一回あたりの平均金額(外飲みする人限定、男女別・就業形態別、円)(2019年)

↑ 家飲みの一回あたりの平均金額(家飲みする人限定、男女別・就業形態別、円)(2019年)
↑ 家飲みの一回あたりの平均金額(家飲みする人限定、男女別・就業形態別、円)(2019年)

男性の外飲み以外ではパート・アルバイトの金額は会社員より低い。特に家飲みでは大きな差が生じている。思い返してみれば【正社員と非正社員の賃金差は?…雇用形態別の平均賃金をグラフ化してみる】にもある通り、正規・非正規の賃金差は7割前後。今件調査の会社員には非正規社員も含まれているが、低い値に留まってしまうのも仕方があるまい。


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